NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 7775-09-9
名称 塩素酸ナトリウム
物質ID m-nite-7775-09-9_v2
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない
-
-
- - 爆発性に関連する原子団(O-ハロゲン)を含んでいるが、物質固有の国連番号(1495)によりUNRTDGが5.1、IIに分類されており、区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
7 可燃性固体 区分に該当しない
-
-
- - 不燃性(ICSC, 1999)。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 酸化性固体に分類されている。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
10 自然発火性固体 区分に該当しない
-
-
- - 不燃性(ICSC, 1999)。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
11 自己発熱性化学品 区分に該当しない
-
-
- - 不燃性(ICSC, 1999)。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない
-
-
- - 水に対して安定。(水溶解度の数値が得られている。) 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
14 酸化性固体 区分2


危険
H272 P370+P378
P210
P220
P280
P501
物質固有の国連番号(1495)によりUNRTDGが5.1、IIに分類されており、区分2とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
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- - 無機化合物。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
17 鈍性化爆発物 -
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-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3)より、区分に該当しない。旧分類からEUで急性毒性(経口)のGHS区分が変更されたことに伴い、急性毒性項目のみ見直したが、分類結果に変更はない(2022年度)。

【根拠データ】
(1)ラットのLD50:> 5,000 mg/kg(SIDS(2006))
(2)ラット(雄)のLD50:4,950 mg/kg(SIDS(2006))
(3)ラット(雌)のLD50:6,250 mg/kg(SIDS(2006))

【参考データ等】
(4)本物質はEUにおいて、区分3に分類されている(CLP分類結果 (Accessed Aug. 2022))。
(5)(4)の分類は、類縁物質の塩素酸カリウム(CAS登録番号:3811-04-9)において、複数のヒト知見に基づいて100 mg/kgと設定されたATEのデータを用いて分類されている。(ECHA RAC Opinion (2021))

令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
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- - 雌雄ともラットLD50 > 5000 mg/kg(農薬登録申請資料、1973)であるため。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
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- - GHSの定義における固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分に該当しない
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- - 雌雄ともラットLC50 > 5 mg/L であるため(農薬登録申請資料、1990)。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
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- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 皮膚感作性 分類できない
-
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- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
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- - In vivo試験データがなく分類できない。なお、In vitro試験のAmes試験および染色体異常試験では陰性であった(農薬登録申請資料、1979、1990)。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
6 発がん性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
7 生殖毒性 分類できない
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- - ラットおよびウサギを用いた催奇形性試験では影響はみられなかったが(農薬登録申請資料、1990、1991)、生殖能への影響が検討されておらず、分類できないとした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
-
-
- - ラット経口単回投与試験(4.94~10.25g/kg)では死亡例にメトヘモグロビン形成によると推察される臓器の黒色化が認められ(農薬登録申請資料、1973)、ラット4時間吸入暴露試験(5.10mg/L)では鼻吻部および眼に刺激性変化が認められた(農薬登録申請資料、1990)ものの、いずれも区分2のガイダンス値(それぞれ300~2000mg/kg、1.0~5.0mg/L/4時間)における知見が不明なことから、分類できないとした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
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- - ラットを用いた13週間混餌経口投与毒性試験では、10000ppm以上の用量で赤血球数の減少やヘモグロビン値の低下などの毒性が認められたものの、区分2のガイダンス値(10~100mg/kg/日)を超える2000ppm(雄 118mg/kg/日、雌 119mg/kg/日)以下の用量では毒性徴候は認められなかった(農薬登録申請資料、1974)。他の暴露経路の影響は不明であり、データ不足のため分類できないとした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
10 誤えん有害性 分類できない
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- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分に該当しない
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- - 水生植物(Lemna minor)7日間EC50 = 134 mg/L(環境省初期評価, 2013、SIAR, 2006、EU CLP CLH, 2020)、甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 >1000 mg/L(環境省初期評価, 2013、SIAR, 2006、EU CLP CLH, 2020)、魚類(ファットヘッドミノー)96時間LC50 >1000 mg/L(環境省初期評価, 2013、SIAR, 2006、EU CLP CLH, 2020、EPA Pesticides RED, 2006)であることから、区分に該当しないとした。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分に該当しない
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- - 急速分解性に関する十分なデータは得られていないが、藻類(珪藻)の72時間NOErC = 128 mg/L、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC >= 500 mg/L、魚類(ゼブラフィッシュ)の36日間NOEC >= 500 mg/L(いずれも環境省初期評価, 2013、SIAR, 2006、EU CLP CLH, 2020)から、区分に該当しないとした。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
12 オゾン層への有害性 分類できない
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- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)


分類結果の利用に関する注意事項:
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  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
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