項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 80-56-8 |
名称 | 2, 6, 6-トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン(α-ピネン) |
物質ID | m-nite-80-56-8_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含まない。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
警告 |
H226 | P303+P361+P353 P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点33℃ [密閉式](HSDB(2009))は ≧ 23℃ かつ ≦60℃ であることから、区分3に該当する。UNRTDG(UN2368)で Class 3PGIIIに分類されている。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性・自己反応性に関連する原子団を含まない。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は255℃(Chapman(Ver. 17:1, 2009))であり、70℃超である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 酸素、フッ素または塩素を含んでいない有機化合物である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットLD50値 3700 mg/kg(PATTY(5th, 2001))に基づき、分類JIS基準の区分外(国連分類基準の区分5に相当)とした。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギLD50値 >5000 mg/kg(IUCLID(2000))に基づき、区分外とした。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHS定義における液体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | ラットLCLo値 625 μg/m3)(PATTY(5th,(2001))があるが、区分を特定できないので分類できない。なお、毒性値(LCLo: 625 ug/m3)が飽和蒸気圧濃度(34.8 mg/L)の90%より低いので、ミストがほとんど混在しない蒸気とみなし気体の基準値を適用した。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 | P302+P352 P332+P313 P362+P364 P264 P280 P321 |
ウサギの皮膚に4または24時間適用した試験でいずれも中等度の刺激性(moderately irritating)の結果(農薬安全情報 vol. 17(1994)、IUCLID(2000))、また、4時間適用試験の皮膚一次刺激指数が4.7との報告(農薬安全情報 vol. 17(1994))に基づき区分2とした。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギ6匹を用い未希釈の試験物質0.1 mLを適用した試験で、角膜に対する作用は認めず、点眼1時間後に、1匹に虹彩炎、6匹の結膜に最小限度から中等度の刺激性が認められたが、48時間後には全て正常となり、最小限度の刺激性との評価(農薬安全情報 vol. 17(1994))に基づき、区分外とした。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 |
警告 |
H317 | P302+P352 P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
Frosch接触アレルゲンリスト(FROSCH, TEXTBOOK OF CONTACT DERMATITIS)に収載されているため区分1とした。尚、List2でモルモットを使用した試験(Open epiqutaneous test)で陽性の報告(IUCLID(2000))がある。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | マウスに13週間吸入ばく露による末梢血を用いた小核試験(体細胞in vivo 変異原性試験)で陰性(NTP DB(access on Sep. 2009))により区分外とした。なお、in vitro試験では、エームズ試験の陰性結果(NTP DB(access on Sep. 2009))が報告されている。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ACGIH によりA4に分類されている(ACGIH-TLV(2001))ことから区分外とした。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 妊娠動物を用い、マウスは妊娠6~15日、ラットは妊娠9~14日、ハムスターは妊娠6~10日にそれぞれ経口投与した試験で、ラットの場合に高用量群で母動物の体重抑制、胎盤および胎仔重量の低下が報告されていることを除き、その他にはいずれの動物種とも親動物への影響は見られず、また、仔の発生に関する全ての指標で対照群との間に有意な差はなく催奇形性も認められなかった(HSDB (2009))。しかし、親動物の交配前からのばく露による性機能及び生殖能に対する影響に関してはデータがなく明らかでないので「分類できない」とした。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(呼吸器系) |
警告 |
H371 | P308+P311 P260 P264 P270 P405 P501 |
マウスに(+)異性体100~3691 ppmの吸入ばく露により上気道に持続的感覚刺激を示し、200 ppm以上で有意な呼吸障害を起こし、作用の弱い(-)異性体でも2900 ppm以上で短時間の感覚刺激と2000 ppm以上で呼吸障害が現れた(HSDB(2009))との報告があり、上記の所見は区分1のガイダンス値内であるがリスト2の情報であることから区分2(呼吸器系)とした。なおボランティア8人にばく露した試験では5人に眼、鼻、咽喉に刺激性が見られ、統計学的に有意な反応であったとの報告(ACGIH(2003))がある。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(呼吸器系、神経系) |
危険 |
H372 | P260 P264 P270 P314 P501 |
ヒトへの影響として、長期ばく露が動悸、めまい、神経障害、気管支炎、胸痛、腎症をもたらすとの記述(PATTY(5th, 2001))があり、α-ピネンを含むモノテルペン類の長期間ばく露で、呼吸器の損傷起こしたとの多数の報告の記載があり、また中枢神経抑制の記載(ACGIH(2003))があることから区分1(呼吸器系、神経系)とした。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、本物質は炭化水素で、25℃における動粘度率は1.525 mm2/sであり、吸引により化学性肺炎を起こすおそれがあるとの記載がある(ACGIH(2003))。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
魚類(ファットヘッドミノー)による96時間LC50=0.18 mg/L(HSDB, 2009)であることから、区分1とした。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
急性毒性区分1であり、LogPow=4.83(PHYSPROP Database, 2010)より生物濃縮性が高いことが疑われることから、区分1とした。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | - |
- |
- | - | - | - | - |
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