項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 88-18-6 |
名称 | 2-tert-ブチルフェノール |
物質ID | m-nite-88-18-6_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分4 |
警告 |
H227 | P370+P378 P210 P280 P403 P501 |
引火点80℃ [密閉式](ICSC(J)(2004))は >60℃ かつ ≦93℃ であることから、区分4に該当する。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点が335℃(ICSC(J)(2004))であり、常温で発火しないと考えられる。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 塩素およびフッ素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この元素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。なお、「銅とその合金を侵す。」(ICSC(J)(2004))との情報がある。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値は、雄で1231 mg/kgおよび雌で1414 mg/kg(厚労省報告(2000))と報告され、また、雌雄併合のデータとして789 mg/kg(USEPA/HPV(2001)、List1相当)との報告があるが、いずれも区分4に該当する。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分3 |
危険 |
H311 | P302+P352 P361+P364 P280 P312 P321 P405 P501 |
ラットのLD50値は、雄 1373 mg/kgおよび雌 705 mg/kg(USEPA/HPV(2001))と報告され、雄では区分4、雌では区分3に該当することから、危険性の高い雌の区分を採用し区分3とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分4 |
警告 |
H332 | P304+P340 P261 P271 P312 |
ラットのLC50値は1.07 mg/L/4h(RTECS(2009):元文献 National Technical Information Service.: OTS0558707)に基づき、区分4とした。なお、LC50値(1.07 mg/L)が飽和蒸気圧濃度(0.0012 mg/L)より高いので粉塵・ミストの基準値を適用した。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 | P301+P330+P331 P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
ウサギ6匹を用い未希釈の試験物質0.5 mLを4時間の半閉塞適用した皮膚刺激性試験(OECD TG404; GLP準拠)で、適用後1~7日に全例で壊死が観察され、皮膚一次刺激指数は5.67であった(ECETOC TR66(1995))ことに基づき、区分1とした。なお、本物質は皮膚や眼に対し、強い刺激性あるいは腐食性がある(BUA 231(2001))との記載もみられる。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 | P305+P351+P338 P280 P310 |
ウサギの眼に本物質100 μLを適用した試験で刺激性は重度(severe)と報告され、かつ、本物質は皮膚腐食性物質であることから区分1とした。なお、本物質は皮膚や眼に対し、強い刺激性あるいは腐食性がある(BUA 231(2001))との記載もみられる。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)で陰性の結果(BUA 231(2001)Summary)により区分外とした。なお、in vitro試験としてエームス試験において陰性(厚労省報告(2012)、USEPA/HPV(2001))、チャイニーズ、ハムスター肺由来の維芽細胞株CCHL/IUを用いた染色体異常試験において陽性(厚労省報告(2012))の報告がある。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(中枢神経系) |
警告 |
H371 | P308+P311 P260 P264 P270 P405 P501 |
ラットを用いた経口投与による単回投与毒性試験(用量:500, 1000, 2000 mg/kg)において、死亡動物および生存動物とも、投与日に自発運動の低下、歩行失調、腹臥位、側臥位および体温低下がみられ、2日目には歩行異常を示したが、死亡動物ではさらに振戦、流涙がみられた(厚労省報告(2000))。歩行異常や流涙は本物質のラットの28日間反復経口投与試験でも高用量で観察され、中枢神経障害に起因する可能性も否定できないとの記載(厚労省報告(2000))もあることから、本試験で観察された上記症状に基づき、区分2(中枢神経系)とした。なお、剖検および組織学的検査により胃の病変が報告されているが、腐食性/刺激性物質の経口投与による局所影響とみなし分類の根拠としなかった。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | ラットを用いた経口投与による28日間の反復投与毒性試験(用量:0、4、20、100、500 mg/kg/day)において、ガイダンス値範囲を超える500 mg/kg/day(90日換算値:156 mg/kg/day)で歩行失調、また、100 mg/kg/day(90日換算値:31 mg/kg/day)以上で一過性の流涎が観察され、500 mg/kg/dayで投与期間終了時に肝臓相対重量が高値を示したが、その他には、体重、摂餌量、血液学的検査、血液化学的検査、尿検査、剖検、病理組織学的検査の結果には被験物質投与に起因すると考えられる変化は認められなかった(厚労省報告(2000))ことから、経口経路では区分外に相当するが、他経路についてはデータがなく影響も不明なため、本項の分類としては「分類できない」とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分2 |
- |
H401 | P273 P501 |
藻類(セレナストラム)による72時間EC50=1.3 mg/L(環境省生態影響試験, 2010)であることから、区分2とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
慢性データを用いた場合、急速分解性がなく(難分解性、BOD-3, -4, -4%(既存点検, 2008))、藻類(セレナストラム)による72時間NOEC=0.098mg/L(環境省生態影響試験, 2010)であることから、区分1となる。 慢性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(難分解性、BOD-3, -4, -4%(既存点検, 2008))、魚類(メダカ)による96時間LC50=3.7mg/L(環境省生態影響試験, 2010)、甲殻類(オオミジンコ)による48時間EC50=3.7mg/L(環境省生態影響試験, 2010)であることから、区分2となる。 以上の結果を比較して、区分1とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
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