項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 90-05-1 |
名称 | 2-メトキシフェノール |
物質ID | m-nite-90-05-1_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | 引火点82℃(GESTIS(Access on June. 2012))であり可燃性を有するが所定の試験データがなく分類できない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は385℃であり(GESTIS(Access on June. 2012))、常温で発火しないと考えられる。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が55℃以下の固体であるが、データがなく分類できない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値として3件のデータ(520 mg/kg、725 mg/kg(以上2件 環境省リスク評価 第7巻(2009))、1500 mg/kg(PATTY(5th, 2001))はいずれも区分4に該当する。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギLD50値は4600 mg/kg(環境省リスク評価 第7巻(2009))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5に相当)とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分4 |
警告 |
H332 | P304+P340 P261 P271 P312 |
マウスの2時間ばく露によるLC50値は7.57 mg/L(4時間換算値:3.79 mg/L)(環境省リスク評価 第7巻(2009))に基づき、区分4とした。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度(0.69 mg/L)より高いので、粉塵による試験とみなした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギ4匹に本物質(100%)0.5 mLを4時間適用した試験(OECD TG404、GLP)の結果、紅斑と浮腫が全例に見られ、パッチ除去後24、48および72時間の評価において紅斑の平均スコア値が4匹中3匹で1.3以上、2.3未満であり、皮膚一次刺激性指数(PII)は2.38であった(ECETOC TR66(1995))ことから、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分3に相当)とした。なお、ウサギに24時間適用した試験では強い刺激性を示した(IUCLID(2000))との報告もある。また、EU分類ではXi:R36/38である(EC-JRC(ESIS)(Access on June. 2012))。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 | P305+P351+P338 P280 P310 |
ウサギに適用した試験で重度の刺激性と壊死がみられた(PATTY(5th, 2001))との記載、また、ウサギの眼に未希釈の本物質を少量適用により、重篤な傷害を起こし、角膜壊死と結膜の傷害が報告されている(IUCLID(2000))ことから、区分1とした。なお、EU分類ではXi:R36/38である(EC-JRC(ESIS)(Access on June. 2012))。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、ボランティア25人に2%濃度で実施した48時間のパッチテストで感作の陽性反応はなかった(環境省リスク評価第6巻(2008))との報告があるが、試験の詳細が不明なため「分類できない」とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験データが無いので分類できない。なお、in vitro試験としては、複数のエームス試験でいずれも陰性(JECFA 1002(2001)、NTP DB(1980))であったが、シリアンハムスター胚(SHE)細胞(初代培養)を用いた染色体異常試験ならびにヒト歯髄線維芽細胞(初代培養)を用いた染色体異常試験では陽性結果(環境省リスク評価 第7巻(2009))が報告されている。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(心血管系)、区分3(麻酔作用) |
危険 警告 |
H370 H336 |
P308+P311 P260 P264 P270 P321 P405 P501 P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 |
ヒトが去痰薬として、用量不明の本物質を飲み心血管虚脱が生じたとの報告がある(環境省リスク評価 第6巻(2008))。また、本物質は毒性がフェノールの約3分の1程度で、薬理学的性質はフェノールに類似しているようであり、筋脱力、心血管虚脱、血管運動中枢の麻痺を引き起こすと述べられている(PATTY(5th, 2001))。以上の知見に基づき、区分1(心血管系)とした。一方、ラットの急性経口毒性試験(LD50値:725 mg/kg)において、症状所見として傾眠および昏睡が記載されている(IUCLID(2000))ことから、区分3(麻酔作用)とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 雄ラットに1.5%の濃度で51週間混餌投与した試験で、腎臓相対重量の有意な増加を認め、また、対照群では認められなかった前胃での軽度~中程度の過形成の発生が報告されている(環境省リスク評価 第7巻(2009)が、分類にはデータ不足である。また、他の経路による影響もデータがないため不明である。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分3 |
- |
H402 | P273 P501 |
甲殻類(オオミジンコ)において48時間EC50=29.1 mg/L(環境省生態影響試験, 1998)から、区分3とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分3 |
- |
H412 | P273 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性があり(BODによる分解度:89.5%(既存点検, 1989)、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC=0.75 mg/L(環境省生態影響試験, 1998)から、区分3となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、魚類の急性分類が区分外であり(環境省生態影響試験, 1998)、急速分解性があり(BODによる分解度:89.5%(既存点検, 1989)、生物蓄積性が低いと推定される(logKow=1.32、PHYSPROP Database(2009))ことから、区分外となる。 以上の結果から、区分3とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
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