項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 95-69-2 |
名称 | 4‐クロロ‐オルト‐トルイジン |
物質ID | m-nite-95-69-2_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品ではない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 容易に着火しない(does not ignite readily)(ERG, 2008)と記載があり、易燃性でない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団、および自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点が>540℃(ホンメル(1996))で、70℃超である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属又は半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素および酸素を含まず、塩素を含む有機化合物であるが、この塩素が炭素以外の元素と化学結合していない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値: 1000 mg/kg(DFGOT vol.6(1994))に基づき区分4とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分4 |
警告 |
H312 | P302+P352 P362+P364 P280 P312 P321 P501 |
ラットのLD50値: 1800 mg/kg(DFGOT vol.6(1994))に基づき区分4とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | ラット皮膚に24時間閉塞適用した試験で局所刺激性を生じなかった(DFGOT vol.6(1994))が、本来の皮膚刺激性試験ではなく急性毒性試験の中での所見であるので、この結果のみでは分類できない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分2 |
警告 |
H341 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
in vivoの試験ではマウスを用いた相互転座試験(in vivo経世代変異原性試験)およびチャイニーズハムスターの骨髄細胞を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)で陰性であったが、マウススポット試験(体細胞in vivo変異原性試験)の陽性結果(DFGOT vol.6(1994))に基づき区分2とした。しかし、4-クロロ-o-トルイジン自体のin vivoの試験データはなく、各評価文書では全てその塩酸塩のデータを評価に採用しているので分類もそれに従った。なお、マウスとラットの肝臓を用いたDNAとの結合試験(体細胞in vivo遺伝毒性試験)では陰性であり、in vitro変異原性試験では複数指標(細菌を用いた復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞を用いた染色体異常試験等)で陽性結果が得られている。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 発がん性 | 区分1B |
危険 |
H350 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
IARCによりグループ2A(IARC 77(2000))、日本産業衛生学会では第2群A(日本産業衛生学会勧告 49巻(2007))にそれぞれ分類されていることに基づき区分1Bとした。なお、ラットに94~107週およびマウスに80~99週経口ばく露した試験で、ラットでは肝臓癌と腺過形成の発生頻度が、マウスでは血管肉腫、細網肉腫およびその他の悪性腫瘍の発生頻度が用量依存的に増加した(IARC 77(2000)、DFGOT vol.6(1994)、NTP 11th, report on carcinogen(1988))。また、ヒトでは職業ばく露による膀胱癌の発生増加を示す疫学調査の結果が複数報告されている(IARC 77(2000)、DFGOT vol.6(1994))。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(膀胱、血液) |
危険 |
H370 | P308+P311 P260 P264 P270 P321 P405 P501 |
工場労働者が受けた4-クロロ-o-トルイジンばく露の影響は血尿として現れ、ある場合には排尿痛と膀胱上皮の剥離を伴った。さらに排尿困難、膀容量低下、下腹部痛を起こし、膀胱鏡検査では壊死性の上皮損傷、出血および浮腫が判明した。同時に中毒者の約半数でメトヘモグロビン血症が観察された。以上のヒトのばく露における結果から、区分1(膀胱、血液)とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(膀胱、血液系) |
危険 |
H372 | P260 P264 P270 P314 P501 |
生産工場の多数の労働者が4-クロロ-o-トルイジンばく露の結果、血尿が報告されている(DFGOT vol.6(1994))。事故により吸入または経皮ばく露で、血尿、排尿困難、頻尿、時に腹痛が生じ、膀胱炎と膀胱出血が、また、チアノーゼ、メトヘモグロビン血症、ヘモグロビン量の減少が記述されている(DFGOT vol.6(1994))。膀胱生検により急性出血性膀胱炎が判明し、膀胱上皮の剥離、粘膜の局所性潰瘍が存在した(DFGOT vol.6(1994))。ヒトで本物質のばく露によるとされる膀胱傷害が、疫学調査で複数報告されている事実、チアノーゼ、メトヘモグロビン、ヘモグロビン量の減少に基づき区分1(膀胱、血液系)とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
12 | オゾン層への有害性 | - |
- |
- | - | - | - | - |
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