ナイトについて

研究開発・新技術社会実装支援

産業構造がコネクティッドインダストリ(Connected Industries)やエネルギー転換・脱炭素化に向けて急速に変化する中、新規分野の開拓や異業種連携が必須となりつつあり、企業等においてオープン・イノベーションの実践による製品・サービスの創出に対するニーズが拡大しています。
NITEは、これまでの法執行支援やイノベーション支援を通じ蓄積された知見や経験を活かし、製品・サービス創出時における研究開発上の課題や新技術の社会実装における課題の解決を支援します。
各ソリューションを提供し、上記課題の解決とオープン・イノベーションの推進により、企業による新たな製品・サービスの創出を促進します。

まずはお気軽にご相談ください

事業者の皆様からいただいた、NITEとの連携に関するご相談やご提案は、イノベーション支援課が皆様とNITE各分野との橋渡し役となり、実現に向けた検討や調整を行います。

 

研究開発・新技術社会実装支援図

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“ソリューション”を提供します

いただいたご相談やご提案に対し、連携の実現に向けた調整をNITE各分野と行い、これまでの法執行支援やイノベーション支援で培った各種アセットを元に事業者へソリューションを提供します。

データ

くらしの安全・安心に関する情報や法規制情報、研究開発に有用なデータ、NITE業務に関連する画像・動画を提供しています。

  • 安全・安心に関する情報(法規制関連情報)
    最新の製品事故やリコールに関する情報、化学物質管理に関する法規制情報、電気工作物の事故報告書(電気事故詳報)作成支援に関する情報、産業標準化法に基づく試験事業者等の情報を提供しています。
  • 研究開発に有用な情報
    微生物の産業利用における研究開発時において有用なデータ、認定の産業活用事例を提供しています。
  • 画像・動画
    製品事故の注意喚起動画、微生物に関する知識・技術の普及啓発に関する画像、NITE業務に関する紹介動画を提供しています。

モノ

NITEが保有する試験機器や設備等を利用することができます。また、産業利用可能な各種微生物約9万株を保存し、提供しています。

スキル

各種技術基準の作成や評価方法の検討の過程で確立された手法や取得した特許を産業界に解放しています。

ヒト(人材)

企業や業界団体、展示会や学会等からの依頼のもと講演を行っています。社員のスキルアップ、業界内での普及啓発にNITEの人材をご活用ください。

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イノベーション支援の事例

NITEによるこれまでのイノベーション支援の事例です。

食品成分の毒性試験データベース整備への技術支援


ILSI Japan(特定非営利活動法人 国際生命科学研究機構)/化学物質管理センター

ILSI Japan様が整備している食品成分の毒性試験データベース収載データをNITEの有害性評価支援システム統合プラットフォーム(通称:HESS※1)に導入し、データ追加による効果を検討しました。

化学物質の安全性評価を推進-評価手法の技術指導を行いました-

株式会社資生堂 様、ポーラ化成工業株式会社 様、ピアス株式会社 様、日本農薬株式会社 様 / 化学物質管理センター

有害性評価支援システム統合プラットフォーム(通称:HESS※1)やQSAR Toolbox※2の使い方に関するご相談があり、化学物質の安全性に係るQSARや類推に関する技術指導をNITEより行いました。(オンライン実施)

※1 Hazard Evaluation Support System Integrated Platform
https://www.nite.go.jp/chem/qsar/hess.html

※2 QSAR:Quantitative Structure-Activity Relationship(定量的構造活性相関)
https://www.nite.go.jp/chem/qsar/toolbox.html

NLAB試験を受けた蓄電池の活躍!

株式会社村田製作所 様 / 蓄電池評価センター(NLAB)

NLABと事業者が行った公募試験により、蓄電池システムが火災等の火炎に曝された場合の安全性確認として、燃焼試験を実施しました。その結果、システム内部の蓄電池モジュールに発火・破裂等の異常は生じず、火炎に曝された場合でも蓄電池の安全性が保たれていることが確認されました。

 

蓄電池評価1

 

蓄電池評価2

日本発ベンチャー、地方活性化支援『人工構造タンパク質繊維の国際標準化の推進』

Spiber株式会社 様 /バイオテクノロジーセンター(NBRC)

山形県鶴岡市に拠点を置く日本発ベンチャーのSpiber株式会社は、遺伝子組換えと微生物発酵技術を用いることで、人工構造タンパク質繊維の量産化に成功しました。人工構造タンパク質繊維は、従来の石油等や動物に依存しない革新的なバイオ素材として注目されていますが、改正前の国際規格によるタンパク質繊維の定義には含まれておらず、取引上の誤認や消費者の混乱を招くおそれがありました。
そこで、日本発の人工構造タンパク質繊維の製品化、国際的な流通・商取引を推進するため、経済産業省の「戦略的国際標準化加速事業(平成31年から令和3年)」において、一般社団法人構造タンパク質素材産業推進協会(SPIA)及びSpiber株式会社が、国際標準化及びそれに伴う試験方法開発を行うことになりました。
NITEは、旧繊維製品検査所以来、繊維の試験方法開発、標準化の実績があったことから、これらの技術及び知見を活かし、Spiber株式会社の試験方法開発を支援しています。

 

株式会社ゴールドウインとの共同研究開発による、人工構造タンパク質を使った世界初のアウトドアジャケット“MOON PARKA”
株式会社ゴールドウインとの共同研究開発による、人工構造タンパク質を使った
世界初のアウトドアジャケット“MOON PARKA”(画像提供:Spiber株式会社 様)

自社作業手順の標準化に向けた技術支援 -バーミキュライト法の技術指導-

多木化学株式会社 様 / バイオテクノロジーセンター

​通常の凍結保存法では保存が難しい担子菌培養株に有効な保存方法に関するご相談があり、NITEが開発したバーミキュライトを用いた凍結保存法(以下、バーミキュライト法※)について実技を伴う技術指導を実施するとともに、施設見学等を行いました。
※ 本研究開発は、特許庁委託事業 「特許微生物寄託等業務」の一環で実施されたものです。

エアーパーテーションの開発に関する技術支援 -性能評価に向けた助言の実施-

株式会社金山精機製作所 様 / イノベーション支援課

​エアーパーテーション稼働時のフードによる吸引性能の評価についてご相談があり、NITEからは参考になると思われる規格(クリーンベンチや送風機など)の紹介、試験方法や試験機関の提案、試験において考慮すべき点など、さまざまな角度から助言を行いました。

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最終更新日

2024年4月26日

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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 企画管理部  イノベーション支援課
TEL:03-6673-2555  FAX:03-3481-1920
住所:〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-10 地図
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