政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 693-98-1
名称 2-メチルイミダゾール
物質ID R03-C-040-MHLW
分類実施年度 令和3年度(2021年度)
分類実施者 厚生労働省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 2010年度(平成22年度)  
Excelファイルのダウンロード Excel file

関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortal

物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 -
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2 可燃性ガス -
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3 エアゾール -
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4 酸化性ガス -
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5 高圧ガス -
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- - -
6 引火性液体 -
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- - -
7 可燃性固体 -
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- - -
8 自己反応性化学品 -
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- - -
9 自然発火性液体 -
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- - -
10 自然発火性固体 -
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11 自己発熱性化学品 -
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12 水反応可燃性化学品 -
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13 酸化性液体 -
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- - -
14 酸化性固体 -
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- - -
15 有機過酸化物 -
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- - -
16 金属腐食性化学品 -
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- - -
17 鈍性化爆発物 -
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- - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) -
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- - -
1 急性毒性(経皮) -
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- - -
1 急性毒性(吸入:ガス) -
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- - -
1 急性毒性(吸入:蒸気) -
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- - -
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) -
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- - -
2 皮膚腐食性/刺激性 -
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- - -
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 -
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- - -
4 呼吸器感作性 -
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- - -
4 皮膚感作性 -
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- - -
5 生殖細胞変異原性 -
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6 発がん性 -
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7 生殖毒性 区分1B


危険
H360 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(3)より、区分1Bとした。新たな情報源を利用し分類した。旧分類からECHA CLPの分類が追加されたため、生殖毒性項目のみ見直した(2021年)。

【根拠データ】
(1)ラットを用いた強制経口投与による生殖発生毒性スクリーニング試験(OECD TG421、GLP)において、最高用量の500 mg/kg/dayで母動物2/10例が分娩中又は分娩後すぐに死亡し、本物質投与による分娩への有害影響(難産)と考えられた。この他、同群の母動物では体重増加抑制、妊娠期間の増加傾向(背景データの範囲内)、死産児数の増加、出生率の低下がみられた。児動物には低用量(50 mg/kg/day)から動脈瘤(大動脈、動脈管・肺動脈幹の領域)を有する発生頻度の増加が用量依存的にみられ、最高用量群では生後0~4日の生存率の減少がみられたとの報告がある(CLH Report (2016)、AICIS IMAP (2016)、ECHA RAC Opinion (2017)、REACH登録情報 (Accessed Oct. 2021))。
(2)雌ラットの妊娠6~生後3日まで強制経口投与した発生毒性試験(GLP)では、母動物には最高用量の50 mg/kg/dayまで影響はみられなかったが、児動物には低用量(2 mg/kg/day)から解離性大動脈・壁内出血を有する発生頻度の増加がみられたとの報告がある(CLH Report (2016)、AICIS IMAP (2016)、ECHA RAC Opinion (2017)、REACH登録情報 (Accessed Oct. 2021))。
(3)(1)、(2)より、動脈瘤の発生頻度の用量依存的な増加が2つの試験で2 mg/kg/dayの低用量からみられた。500 mg/kg/dayでは児動物に生存率の低下がみられた。母動物毒性は500mg/kg/dayの体重変化に限られているので、児動物の発生影響は母動物毒性の二次的影響とは考えられない。したがって、Repr. 1Bが妥当性であるとされたとの報告がある(CLH Report (2016)、ECHA RAC Opinion (2017))。

【参考データ等】
(4)EU CLPではRepr. 1Bに分類されている(CLP分類結果 (Accessed Oct. 2021))。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) -
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9 特定標的臓器毒性(反復暴露) -
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10 誤えん有害性 -
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環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) -
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11 水生環境有害性 長期(慢性) -
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12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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