項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 106-65-0 |
名称 | コハク酸ジメチル |
物質ID | m-nite-106-65-0_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分4 |
警告 |
H227 | P370+P378 P210 P280 P403 P501 |
引火点90℃ [密閉式](MSDS(Sigma-Aldrich)(Access on Aug. 2012))は >60℃ かつ ≦93℃ であることから、区分4に該当する。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は457℃であり(HPVIS(2008))、常温で発火しないと考えられる。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットのLD50値として3件のデータ(500~5000 mg/kg(USEPA/HPV(2001)、List1相当)、6892 mg/kg(IUCLID(2000)), >5000 mg/kg bw(IUCLID(2000)))があり、1件が区分4~区分外、2件が区分外に該当することから、該当数の多い区分外とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギLD50値は >5000 mg/kg(USEPA/HPV(2001))に基づき区分外とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギ6匹の皮膚に4時間適用した試験(EPA 40CFR 798.4470, GLP)において、刺激性の平均スコア値は0.0であり、刺激性なし(no irritation)との結果(USEPA/HPV(2001))に基づき、区分外とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 |
ウサギ6匹の眼に試験物質0.1 mLを適用した試験(EPA 40CFR 798.4500, GLP)において、全例に軽度~中等度の結膜刺激性がみられ、4匹が角膜表面の軽度混濁と角膜の潰瘍を含む虹彩および角膜の変化を示した(USEPA/HPV(2001))。以上の刺激症状は適用後7日までに全例で回復が見られた(USEPA/HPV(2001))ことから区分2Bとした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットに腹腔内投与による骨髄細胞を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)で、陰性の結果(NTP DB(Access on Aug. 2012))に基づき区分外とした。なお、in vitro試験として、エームス試験で陰性(JECFA 911(2000)、NTP DB(1988)が報告されている。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | ラットに500 mg/kgを経口投与した試験で異常はなく、5000 mg/kgの経口投与では殆どの動物が嗜眠状態となり全例が死亡(10/10)した。死亡例の剖検で肺の褪色と水腫が観察されたと報告されている(USEPA/HPV(2001))。しかし、以上の結果のみではガイダンス値範囲の上限(2000 mg/kg)付近における影響を判断できないため「分類できない」とした。なお、ラットに5000 mg/kgを経皮投与により、試験期間中全身性の影響は認められず、剖検でも異常がなかった(USEPA/HPV(2001))ことから、経皮経路では区分外相当となる。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(上気道) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
ラットに400 mg/m3を90日間吸入ばく露(6時間/日、5日間/週)により、死亡、毒性症状、体重増加、摂餌量、病理所見、神経行動学的指標、精子の運動と形態、性周期において、試験物質投与に関連する影響は観察されず、投与に関連した影響が認められたのは雌雄とも鼻腔の主に嗅粘膜の変性と萎縮であり、やや低頻度であるが嗅粘膜の限局性呼吸上皮化生も認められた(USEPA/HPV(2001))。以上の結果に基づき、400 mg/m3はガイダンス値範囲の区分2に相当することから、区分2(上気道)とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分3 |
- |
H402 | P273 P501 |
魚類(ゼブラフィッシュ)による96時間LC50=50-100mg/L (IUCLID, 2000)であることから、区分3とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急性毒性分類が区分3であるが、急速分解性があり(BODによる分解度:90%(既存点検, 2000))、生物蓄積性もないと推定される(LogKow = 0.35(NITE総合検索, 2012))ことから、区分外とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
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