NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 122453-73-0
名称 4‐ブロモ‐2‐(4‐クロロフェニル)‐1‐エトキシメチル‐5‐トリフルオロメチル‐1H‐ピロール‐3‐カルボニトリル(別名クロルフェナピル)
物質ID m-nite-122453-73-0_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体ある。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体ある。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体ある。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体ある。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団、あるいは自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体ある。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 自然発火性固体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 融点が140℃以下の固体状物質に適した試験方法が確立していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属又は半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体ある。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - フッ素、塩素、および酸素を含む有機化合物であるが、このフッ素、塩素、および酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - -O-O-構造を含まない有機化合物である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 固体状物質に適した試験方法が確立していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
17 鈍性化爆発物 -
-
-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分4


警告
H302 P301+P312
P264
P270
P330
P501
ラットのLD50値が626mg/kg(EPA. PESTICIDE(2001))、あるいは、ラットのLD50値が雄で461mg/kg、雌で304mg/kgとのデータ(農薬抄録(2008))があり、何れも区分4の範囲である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - ウサギのLD50値>2000mg/kgとのデータ(EPA. PESTICIDE(2001)および、農薬抄録(2008))より、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5又は区分外)とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分3


危険
H331 P304+P340
P403+P233
P261
P271
P311
P321
P405
P501
マウスのLC50値が雄で0.83 mg/L、雌で > 2.7 mg/Lとのデータ(農薬抄録(2008))とEU-Risk Phrase :R23 に基づいて区分3とした。
平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - ウサギを用いたGLP対応の皮膚一次刺激性試験において皮膚刺激性無しとの報告(農薬抄録(2008))に基づいて区分外とした。なお、EPA. PESTICIDE(2001)にも同様の試験結果が掲載されている。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2B
-
警告
H320 P305+P351+P338
P337+P313
P264
ウサギを用いた一次刺激性試験において48時間で、角膜混濁、虹彩炎、および結膜炎が見られたが、7日以内に全数が正常に回復したデータ(EPA. PESTICIDE(2001))、および、ウサギに軽度の眼粘膜刺激性ありとの情報(農薬抄録(2008))に基づいて区分2Bとした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - モルモットを用いたBuehler Testで陰性(農薬抄録(2008))、および、モルモットを用いたMaximization Testで陰性であったデータ(農薬抄録(2008))は区分外に該当するが、リスト2のデータであることから分類できないとした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - 体細胞を用いる in vivo 変異原性試験(マウスの経口投与による骨髄細胞を用いた小核試験)の陰性結果(農薬抄録(2008))に基づき区分外とした。なお、in vitro 変異原生試験:エームズ試験、CHO 細胞を用いたHGPRT 突然変異試験(GLP 対応)、あるいはCHL 細胞を用いた染色体異常試験で陰性結果(農薬抄録(2008))とCHO 細胞を用いた染色体異常試験で高用量のみ陽性とのデータ(EPA. PESTICIDE(2001))がある。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 発がん性 分類できない
-
-
- - ラットを用いた慢性毒性/発がん性併合試験で最大用量約30mg/kg/dを2年間投与して腫瘍発生頻度に投与の影響なく、発がん性は認められていない(農薬抄録(2008))。また、マウスを用いた発がん性試験で最大用量約 35mg/kg/dを18ヶ月間投与して腫瘍性病変の発生頻度に投与の影響はなく、発がん性は認められていない(農薬抄録(2008))ことより区分外に該当するが、リスト2のデータであることから分類できないとした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - ラットの2世代繁殖試験(GLP対応)において、混餌投与濃度60 - 600ppmで繁殖能に影響がなく、生後形態分化のいずれの指標にも影響はなかったデータ (農薬抄録(2008))、ラットの器官形成期投与(経口、用量25 - 225mg/kg/day)で、生殖毒性の検査項目に影響なく、催奇形性も認められなかったデータ (農薬抄録(2008)) 、およびのウサギの器官形成期投与(経口、5 - 30 mg/kg/day) で着床と胎児の関する検査項目に影響がなく、催奇形性も認められなかったデータ (農薬抄録(2008)) より、区分外に該当するが、リスト2のデータである事から分類できないとした。 なお、以上のデータはEPA. PESTICIDE(2001)にも掲載されている。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分2(神経系)


警告
H371 P308+P311
P260
P264
P270
P405
P501
ラットの経口投与急性神経毒性試験(GLP対応)において、用量180mg/kgで20匹中5匹に、90mg/kg投与群の20匹中2 匹に嗜眠状態がみられ、また機能検査では180mg/kg投与群で歩行異常、運動障害、覚醒レベルの低下がみられた(農薬抄録(2008))ことから区分1(神経系)に該当するが、リスト2のデータである事から区分2(神経系)とした。なお、用量が確認できないがラットにおける急性経口毒性試験(GLP対応)で、呼吸促迫や間代性痙攣などが観察された報告(農薬抄録(2008))、あるいは、ラットの一般病理試験(Irwin法)で体温上昇、、間代性痙攣、歩行異常などが観察された報告(農薬抄録(2008))もある。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分2(神経系、肝臓)


警告
H373 P260
P314
P501
ラットを用いた90日経口反復投与試験において約90-100 mg/kg/dの用量で雄にGPTとγGTP、雌にγGTPの増加(農薬抄録(2008))、ウサギの4週間経皮反復暴露試験において、400-1000 mg/kg/d [90日換算107-270mg/kg/d]の用量で肝細胞質空胞化とGPTの増加(農薬抄録(2008))以外に影響は見られていないが、上記のラットの試験で雄の運動失調と活動低下が報告されていることと、マウスを用いた90日経口反復投与試験で大脳皮質と視神経に可逆性の中等度乃至高度の空胞化が見られ(農薬抄録(2008))、マウスの52週間投与で、同様の可逆性神経病変が見られている(農薬抄録(2008))。いずれもガイダンスの区分2の範囲内であることから区分2(神経系)とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
甲殻類(ミジンコ属)の24-96時間LC50=0.0061 mg/L(HSDB, 2007)から区分1とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
急性毒性区分1であり、急速分解性がない(BIOWIN)ことから、区分1とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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