項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 133220-30-1 |
名称 | (RS) -2-[2- (3-クロロフェニル) -2,3-エポキシプロピル]-2-エチルインダン-1,3-ジオン (別名:インダノファン) |
物質ID | m-nite-133220-30-1_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 自己反応性に関連する原子団 (エポキシド類) を含むが、データがなく分類できない。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素を含まず、酸素及び塩素を含む有機化合物であるが、この酸素及び塩素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値として、460 mg/kg (雌)、631 mg/kg (雄) (農薬抄録 (2010)、食品安全委員会農薬評価書 (2010)) との報告に基づき、区分4とした。 |
平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットのLD50値として、> 2,000 mg/kg との報告 (農薬抄録 (2010)、食品安全委員会農薬評価書 (2010)) に基づき、区分外とした。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、ラットのLC50値 (4時間) として、> 1.57 mg/Lとの報告 (農薬抄録 (2010)、食品安全委員会農薬評価書 (2010)) との報告があるが、この値のみでは区分を特定できない。被験物質が固体であるため、粉じんの基準値を適用した。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギを用いた刺激性試験において、本物質500 mgを適用した結果いずれの観察時間にも皮膚刺激性変化はみられなかったとの報告がある (農薬抄録 (2010)、食品安全委員会農薬評価書 (2010))。以上から区分外とした。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 |
ウサギを用いた眼刺激性試験において、本物質40 mgを適用した結果、角膜混濁、結膜の発赤、結膜の浮腫及び分泌物がみられたが。72時間後に消失したことから、軽度の眼刺激性と報告されている (農薬抄録 (2010)、食品安全委員会農薬評価書 (2010))。以上より、区分2Bとした。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 |
警告 |
H317 | P302+P352 P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
モルモットを用いたマキシマイゼーション試験において、本物質による感作性 (最高陽性率75%) が報告されている (農薬抄録 (2010)、食品安全委員会農薬評価書 (2010))。一方で、ビューラー試験で陰性の報告がある (農薬抄録 (2010)、食品安全委員会農薬評価書 (2010))。上記のマキシマイゼーション試験は、OECD TG406相当のGLP適合試験であり、高い陽性率が報告されていることから、区分1とした。 |
平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | In vivoでは、経口投与によるマウスの小核試験で陰性 (農薬抄録 (2010))、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陰性である (日本農薬学会誌 第26巻 第3号 (2001)、農薬抄録 (2010))。したがって、ガイダンスに従い分類できないとした。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | 本物質をラットに2年間、又はマウスに1.5年間、混餌投与した発がん性試験において、ラットでは雌に体重増加抑制及び摂餌量の低値、雌雄に非腫瘍性病変がみられる200 ppmの用量まで、マウスには途中死亡例の増加が生じる雄200 ppm、雌600 ppmまで投与されたが、被験物質投与に関連した腫瘍発生頻度の増加はみられなかった (農薬抄録 (2010)、食品安全委員会農薬評価書 (2010))。したがって、経口経路では区分外相当であるが、他経路での発がん性情報はなく、国際機関による発がん性分類結果もない。よって、本項は分類できないとした。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
ラットに本物質を混餌投与した2世代繁殖毒性試験において、親動物ではF1の100 ppm で雌雄各1例が出血による影響と考えられる眼の異常、無黄体の雌の出現頻度増加 (5/27例)、及び卵巣重量の僅かな低値がみられたが、卵巣の所見は偶発変化と判断されている (農薬抄録 (2010)、食品安全委員会農薬評価書 (2010))。児動物では、F1、F2世代とも、100 ppmでは哺育期の早期に出血による内出血が症状及び剖検により確認され、出血による眼異常も認められた。また、F2世代の同群では全児死亡の腹数の増加、生存腹においても生存率の低下、低体重、反射反応性達成の遅延がみられたが、F2児動物の反射反応性の低下は軽度の発育遅延の影響と考えられている (農薬抄録 (2010)、食品安全委員会農薬評価書 (2010))。なお、繁殖試験における100 ppm群のF1、F2児動物に出血症状、眼異常が認められたことに関する追加試験において、妊娠ラットに100 ppmを妊娠期間を通して混餌投与し、自然分娩させF1児動物で血液凝固系を測定した結果、生後1週及び2週目に血液凝固時間 (PT/APTT) の延長がみられている (農薬抄録 (2010))。一方、妊娠ラット、又は妊娠ウサギの器官形成期 (ラット: 妊娠6~15日、ウサギ: 妊娠7~19日) に本物質を強制経口投与した催奇形性試験において、母動物の一部に膣出血が生じた20 mg/kg/dayまで投与した結果、胎児にはラットに中手骨数の増加、ウサギに腰肋の頻度増加がみられたが、 毒性学的意義がない、又は骨格変異によるもので骨格奇形に該当する所見はなく、本物質は催奇形性を有さないと報告されている (農薬抄録 (2010)、食品安全委員会農薬評価書 (2010))。 以上、親動物に一般毒性影響として出血による眼異常がみられる用量で、F1、F2児動物に哺育期間内に出血による所見、及びF2児動物で生存率の低下が認められたことから、本項は区分2とした。 |
平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1 (中枢神経系)、区分3 (気道刺激性) |
危険 警告 |
H370 H335 |
P308+P311 P260 P264 P270 P321 P405 P501 P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 |
ヒトのデータはない。実験動物では、刺激性の報告がある。また、ラット、マウスの経口投与 (区分1相当の用量) で自発運動亢進、自発運動低下、立毛、流涎、円背位、強直性痙攣、間代性痙攣、振戦、頻呼吸、緩徐呼吸、嗜眠、ラットの吸入ばく露 (区分1相当の用量) で流涙、流涎、自発運動低下、不整呼吸の報告がある (農薬抄録 (2010)、食品安全委員会農薬評価書 (2012))。 以上より、本物質は気道刺激性の他、中枢神経系への影響があり、区分1 (中枢神経系)、区分3 (気道刺激性) とした。 |
平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1 (血液凝固系)、区分2 (肝臓) |
危険 警告 |
H372 H373 |
P260 P264 P270 P314 P501 |
ラットを用いた104週間混餌投与毒性試験において、区分1の範囲である60~200 ppm (2.1~8.7 mg/kg/day) で血液凝固系への影響がみられ、200 ppm群の所見として、PT及びAPTTの延長、腸管のタール様内容物、大量出血 、ラットを用いた13週間混餌投与毒性試験においても区分2の範囲である200 ppm (11.9~12.7 mg/kg/day) で血液凝固系への影響 (PT及びAPTTの延長、前眼房の出血等) がみられた。マウスを用いた13週間混餌投与毒性試験において、区分2の範囲である600 ppm (雄:68.1 mg/kg/day、雌:76.7 mg/kg/day) で血液凝固系への影響 (PT及びAPTTの延長) のほか、肝臓への影響 (肝臓重量の高値及び肝細胞肥大)、18ヶ月間混餌投与毒性試験において区分2の範囲である100~600 ppm (14.4~58.7 mg/kg/day) で血液凝固系への影響 (PT及びAPTTの延長、全身の出血傾向等) のほか、肝臓への影響 (肝細胞の肥大・壊死) がみられた。イヌを用いた試験では、13週間混餌投与毒性試験において区分2の範囲である750~1,500 ppm (22.1~47.1 mg/kg/day)、1年間混餌投与毒性試験において区分2の範囲である500~1,500 ppm (12.3~38.7 mg/kg/day) で肝臓への影響がみられ、1,500 ppm群の所見として、アルカリホスファターゼ活性の高値、肝臓重量高値及び肝細胞肥大がみられた (農薬抄録 (2010)、食品安全委員会農薬評価書 (2010)、日本農薬学会誌 第26巻 第3号 (2001))。 以上のように主に血液凝固系への影響がみられ、影響は区分1からみられた。そのほか、肝臓への影響が区分2の範囲でみられた。 したがって、区分1 (血液凝固系)、区分2 (肝臓) とした。 |
平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし | 平成27年度(2015年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
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