項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 2227-17-0 |
名称 | ジエノクロル |
物質ID | m-nite-2227-17-0_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 酸素およびフッ素を含まず、塩素を含む有機化合物であるが、この塩素が炭素以外の元素と化学結合していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。なお、乾燥した条件下では腐食性はない。(Non-corrosive under dry conditions)(HSDB(2005))との情報がある。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットのLD50値は3160 mg/kg(HSDB(2003))、>20000 mg/kg(雄)および>30000 mg/kg(雌)(農薬安全情報 日本農薬学会誌第15巻第3号(1990))に基づき、区分外とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギのLD50値は>3160 mg/kg(HSDB(2005))およびラットのLD50値は>5000 mg/kg(農薬安全情報 日本農薬学会誌第15巻第3号(1990))基づき、区分外とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、List 3のデータとして、4時間ばく露によるラットのLCLoは>0.425 mg/L(RTECS(2005):元文献 National Technical Information Service.(Springfield, VA 22161): OTS0537028)と報告されているが、区分を特定できないので分類できない。試験濃度が飽和蒸気圧濃度(0.0019 mg/L)を超えているので粉塵による試験とみなした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギの皮膚に50%水和剤0.5 gを24時間貼付した試験で、貼付後5日まで軽度の紅斑と浮腫が認められたが貼付後6日には消失し、軽度な刺激性との評価結果(農薬安全情報 日本農薬学会誌第15巻第3号(1990))に基き、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分3に相当)とした。なお、ヒトで本物質は皮膚刺激物ではない(HSDB(2005))との記載もある。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 |
ウサギの眼に3 mgを適用した試験で軽度の刺激性(slight irritation)が観察されたが、6日目迄に回復した(HSDB(2005))との報告、さらにウサギの眼に50%水和剤100 mgを適用した試験で、適用1時間に軽度な結膜の刺激性、24時間後には結膜に加えて角膜および虹彩にも軽度な刺激性変化がみられ、回復に約2週間を要したものの軽度な刺激性と評価された結果に基づき区分2Bとした。なお、ヒトで本物質は軽度の眼刺激物である(HSDB(2005))との記載もある。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | モルモットの皮膚感作性試験で50%水和剤に皮膚感作性なし(農薬安全情報 日本農薬学会誌第15巻第3号(1990))と報告されているが、List 2のデータであり、試験方法および試験結果(陽性率など)の詳細も不明のため「分類できない」とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | マウスの経口投与による骨髄細胞を用いた染色体異常試験(体細胞in vivo 変異原性試験)で陰性(農薬安全情報 日本農薬学会誌第15巻第3号(1990))の結果に基づき区分外とした。なお、in vitro試験では、エームス試験のTA100株で陽性(HSDB(2005))、およびTA100株のみ擬陽性(統計学的有意差はないが軽度な増加)でその他の株では陰性(農薬安全情報 日本農薬学会誌第15巻第3号(1990))の結果が報告されている。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 妊娠ラットおよび妊娠ウサギを用いそれぞれ器官形成期に経口投与した発生毒性試験において、両動物種とも高用量(ラット50 mg/kg、ウサギ40 mg/kg)で母動物に軽度な体重増加抑制がみられたが、着床数、胚死亡率、生存胎仔数などの発生指標、奇形発現率、および胎仔の発育に変化は認められなかった(農薬安全情報 日本農薬学会誌第15巻第3号(1990))。この結果から、仔の発生に対する悪影響は見出されなかったが、親動物の性機能・生殖能に対しては、交配前からのばく露のデータがないため判断できず、データ不足のため「分類できない」とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | マウスに3ヵ月間混餌投与による亜急性毒性試験(0, 20, 80, 320, 1280 ppm)において、最大無作用量は320 ppm(雄:38.3 mg/kg/day, 雌:44.8 mg/kg/day)と判断され、最高用量1280 ppm(雄: 153.2 mg/kg/day, 雌: 179.2 mg/kg/day)では雌雄各4匹が投与期間中に死亡し、病理組織学的検査で死亡例に肝の脂肪化、肝細胞の大小不同、クッパー細胞腫大等に加え、同群の雄ではALPおよびGPT活性の増加が認められたと報告されている(農薬安全情報 日本農薬学会誌第15巻第3号第3号(1990))。この結果から肝臓への影響が示唆されるが用量(1280 ppm)がガイダンス値の範囲を超えており、ガイダンス値上限付近では影響が不明なため「分類できない」とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
魚類(ニジマス)の96時間LC50 = 0.050mg/L(AQUIRE, 2012)から、区分1とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急速分解性がなく(BIOWIN)、魚類の急性分類が区分1である(AQUIRE, 2012)ことから、区分1とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
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