NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 27355-22-2
名称 4, 5, 6, 7-テトラクロロ-1, 3-ジヒドロベンゾ[c]フラン-2-オン (別名フサライド)
物質ID m-nite-27355-22-2_v2
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団を含まない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性・自己反応性に関連する原子団を含まない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
10 自然発火性固体 分類できない
-
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- - データなし。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
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- - 分子内に酸素および塩素を含むが、これらは炭素以外の元素と化学結合していない。また、フッ素を含んでいない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - -O-O-構造を有していない有機化合物である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
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- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
17 鈍性化爆発物 -
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-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
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-
- - ラットLD50値:>10,000 mg/kg(農薬登録申請資料、日本産業衛生学会許容濃度提案理由書集(2008))に基づき、区分外とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - ラットLD50値:>10,000 mg/kg(農薬登録申請資料、日本産業衛生学会許容濃度提案理由書集(2008))に基づき、区分外とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
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-
- - ラットLC50(4時間)値:>4.1 mg/L(農薬登録申請資料)、>3.94 mg/L(20%水和剤)(換算値(日本産業衛生学会許容濃度提案理由書集(2008))のデータがあるが、区分が特定できず分類できない。なお、飽和蒸気圧濃度(3.3E-7 mg/L)以上の濃度であり粉塵と判断した。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
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- - ウサギを用いた皮膚刺激性試験(GLP準拠)において皮膚に対する刺激性が認められなかった(農薬登録申請資料、日本産業衛生学会許容濃度提案理由書集(2008))ことから、区分外とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分に該当しない
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- - ウサギを用いた眼一次刺激性試験(Draize評価基準適用)において、評点1の結膜発赤が投与後1, 24時間に認められたのみで、この症状も48時間までには消失している(農薬登録申請資料、農薬安全性情報(1990))ことから、区分外とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
4 皮膚感作性 区分に該当しない
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- - モルモットを用いた2種の皮膚感作性試験(Maximization testおよびBuehler test:GLP準拠)のいずれにおいても、皮膚反応を認めず陽性率が0%(農薬登録申請資料)であり、皮膚感作性を示さなかったことから区分外とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
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- - マウスの経口投与による骨髄を用いた小核試験(体細胞 in vivo変異原性試験)の陰性結果(農薬登録申請資料)により、区分外とした。なお、in vitro変異原性試験では:CHL細胞を用いる染色体異常試験で陰性、細菌(サルモネラ)を用いる復帰突然変異試験で陰性の結果が得られている(農薬登録申請資料、農薬安全情報(1990))。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
6 発がん性 分類できない
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- - 他の機関の発がん性評価による分類は見当たらない。ラットを用いた36ヶ月混餌投与試験において、発がん性はないと結論されている(農薬登録申請資料)が、ラット1種のみの試験結果しかなく、データ不足により分類できない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
7 生殖毒性 区分に該当しない
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- - ラットに3世代にわたる混餌投与試験において、親動物における妊娠率、出産率および着床などの生殖能力への影響は認められず、胎仔動物において検体投与に起因する骨格及び内臓などの形態学的な異常は認められなかった(日本産業衛生学会許容濃度提案理由書集(2008))。また、ウサギの器官形成期に経口投与した試験においても、妊娠率および着床所見などの影響、胎仔の骨格および内臓などのばく露による形態学的な異常は見られず、催奇形性は認められなかった(日本産業衛生学会 許容濃度提案理由書集)。したがって、ばく露による親の生殖毒性および仔の発生毒性を検討した試験で、いずれも有害影響が見出されなかったことから、区分外とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
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- - ラットおよびマウスに10000 mg/kgの経口投与により中毒症状は認められず(農薬登録申請資料)、また、ラットに10000 mg/kgの経皮投与でも異常はなかった(農薬登録申請資料)との結果に基づき、経口及び経皮の経路では区分外に相当する。一方、ラットに4.1 mg/L/4時間の吸入曝露(粉塵)では、鼻汁の増加、尿失禁が観察されたのみで重大な毒性発現の記述はない(農薬登録申請資料)が、この試験濃度はガイダンス値の範囲内であり、ガイダンス値範囲を超えた濃度における影響の有無は明らかでない。したがって吸入ばく露の場合は分類できない。以上より、単回ばく露を総合して「分類できない」とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
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- - 最大無作用量(無毒性量)に関して、ラットの経口投与(混餌)試験の場合、2度の3ヶ月ばく露で500 mg/kg/day(産衛学会勧告(2008))と2500 mg/kg/day(農薬安全性情報(1990))、90日ばく露で363~809 mg/kg/day(農薬登録申請資料)、36ヵ月ばく露で86~106 mg/kg/day(日本産業衛生学会許容濃度提案理由書集(2008))、マウスの混餌投与試験の場合は3ヶ月ばく露で7500 mg/kg/day(農薬安全性情報(1990))、イヌの経口投与(カプセル)試験においては90日ばく露で1000 mg/kg/day(農薬登録申請資料)、53週ばく露で100 mg/kg/day(農薬登録申請資料)とそれぞれ報告され、いずれもほぼガイダンス値範囲区分2の上限100 mg/kg/day以上となることから、経口経路では区分外に該当する。しかし、他経路についてはデータがないので、「分類できない」とした。
平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
10 誤えん有害性 分類できない
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- - データなし。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分に該当しない
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- - 藻類(ムレミカヅキモ)72時間ErC50 > 0.0871 mg/L、甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 > 3.52 mg/L、魚類(コイ)96時間LC50 > 23.4 mg/L(水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料, 2008)であることから、区分に該当しないとした。新たな情報の使用により、旧分類から分類結果が変更となった。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分に該当しない
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- - 信頼性のある慢性毒性データが得られていない。難水溶性ではなく(水溶解度 = 2.5 mg/L(PHYSPROP Database (SRC, 2005))) 、急性毒性が区分に該当しないであることから、区分に該当しないとした。新たな情報の使用により、旧分類から分類結果が変更となった。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
12 オゾン層への有害性 分類できない
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- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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