NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 68359-37-5
名称 (RS)‐アルファ‐シアノ‐4‐フルオロ‐3‐フェノキシベンジル=(1RS)‐シス‐トランス‐3‐(2,2‐ジクロロビニル)‐2,2‐ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(別名シフルトリン)
物質ID m-nite-68359-37-5_v1
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項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 自己反応性化学品 分類できない
-
-
- - 不飽和結合を含むがデータなく分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 自然発火性固体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 自己発熱性化学品 分類できない
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-
- - 融点140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属又は半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - フッ素、塩素及び酸素を含む有機化合物であるが、これらの元素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 固体状物質に適した試験方法が確立していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
17 鈍性化爆発物 -
-
-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分4


警告
H302 P301+P312
P264
P270
P330
P501
ラットを用いた経口投与試験のLD50値は、得られた14件(1271, 869, 1189, 590, 795, 926, 499, 505, 254, 396, 16.2, 500-1000, 155, 160 mg/kg bw)(JECFA No. 891(1997))、(DFGOT vol. 23(2003))のデータのうち、9件が区分4(300 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - ラットLD50値=>5000 mg/kg (JECFA No. 891 (1997))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分2


危険
H330 P304+P340
P403+P233
P260
P271
P284
P310
P320
P405
P501
ラットLC50値で、区分4相当(1.089 mg/L)が1個、区分3相当(0.575 mg/L)が1個、区分2-3相当(0.469-0.592 mg/L; 0.2-0.735 mg/L))が2個、区分2相当(0.405; 0.49 mg/L)が2個(DFGOT vol. 23(2003))(JECFA No. 891(1997))であることから, 数が多く毒性が強いデータを採用し、区分2とした。なお、EU分類にてR26/28(区分1または区分2), R23(区分2)(EU-Annex I(Access on Feb. 2009))である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - ウサギを用いた2件の試験において刺激性なし(not irritating)との報告(DFGOT vol. 23(2003))に基づき区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2


警告
H319 P305+P351+P338
P337+P313
P264
P280
ウサギ2件の試験結果で、いずれも一次刺激性(DFGOT vol. 23(2003))との記述に基づき区分2とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 皮膚感作性 区分に該当しない
-
-
- - モルモットを用いた2件のMaximization 試験(DFGOT vol. 23(2003))では、いずれも皮膚感作性を否定していることから、区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
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- - データ不足により分類できない。なお、経口投与によるマウス優性致死試験及び経口投与によるマウス骨髄細胞染色体異常試験において陰性とする報告があるが、試験に不備があるため採用できないとの注記がある(JECFA No. 891(1997))ことから不採用とした。なお、in vitro変異原性試験:エームステスト、CHO細胞を用いる突然変異試験、CHL細胞を用いる染色体異常試験、ヒトリンパ球を用いる染色体異常試験の結果は陰性である(JECFA No. 891(1997)、DFGOT vol. 23(2003))。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 発がん性 区分に該当しない
-
-
- - ラットを用いた2年間の経口投与試験、マウスを用いた23ヶ月、18ヶ月間の経口投与試験において腫瘍の発生率の上昇は認められていない(DFGOT vol. 23(2003))ことから区分外とした。
平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 生殖毒性 区分2


警告
H361 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
OECD-TG414に準拠した経口投与によるウサギを用いた発生毒性試験において(JECFA No. 891(1997)、HSDB(2008))、母獣に体重増加抑制が認められる投与量(60 and 180 mg/kg bw per day)においてより胚吸収が生じているため、区分2とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1(神経系)


危険
H370 P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
ラットに0.405 mg/L/4hの吸入暴露(OETD TG 403)で、舞踏アテトーゼ様の動作の持続、チアノーゼ、呼吸困難を伴う不規則呼吸、異常発声、閉眼状態での伏臥あるいは側臥が観察されている(DFGOT vol. 23(2007))ことから、区分1(神経系)とした。なお、げっ歯類(ラット、マウス)の経口暴露によるLD50値は291~1271 mg/kgであり、舞踏アテトーゼ様の兆候、不穏、流涎、運動機能低下、運動失調、足取り不調、呼吸数の減少、呼吸困難と無気力が報告されている(DFGOT vol. 23(2007))。
平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分1(神経系)


危険
H372 P260
P264
P270
P314
P501
ラットによる4週間の強制経口投与試験で80mg/kg bw/day(90日換算値:27mg/kg bw/day=区分2相当)で無関心、運動失調、脱毛、呼吸困難の症状が、1ヶ月間の経口投与試験(混餌)で歩行異常、流涎、緊張、坐骨神経組織の変性が観察されたが、投与終了で回復した(JECFA No. 891(1997))。3ヶ月間の混餌による経口試験では1000mg/kg投与群(11mg/kg/day=区分2相当)のラット20匹中雄5匹と雌3匹が坐骨神経の変性が見られたが、8匹中1匹が投与後に回復し(JECFA No. 891(1997))、500m/kg投与群(雄:38.9, 雌42.9mg/kg bw/day=区分2相当)で一時的な歩行不全と体重減少(DFGOT vol.23(2007))が見られた。また、ラットを用いた吸入試験で、3週間では250 μg/L(90日換算値:0.06mg/L)で乱れた毛並み、ぎこちない足取り、流涎、投与期間中の体重減少(MPR "Summary of toxicological evaluations"(2006)及びNo.763(1987))、13週間では 20 μg/L(0.02mg/L=区分1相当)で非特異的な行動異常、3.0, 20 μg/L(0.003mg/L及び0.02mg/L=区分1相当)でさまざまな器官の重量減少(JMPR "Summary of toxicological evaluations"(2006)及びNo.763(1987))、4週間では6.0 mg/m3(90日換算値:0.002mg/L=区分1相当)で雄のラットに体重減少、一時的な反射または動作緩慢、体温低下、白血球数と胸腺重量の低下、尿酸の増加、46.6 mg/m3(90日換算値:0.016 mg/L=区分1相当)で暴露後に立毛、異常活動と動作緩慢(DFGOT vol.23(2007))が見られたが、いずれも顕微鏡検査で投与による損傷はなく(JMPR "Summary of toxicological evaluations"(2006)及びNo.763(1987))、病理組織学的所見はない(DFGOT vol.23(2007))。以上のデータよりガイダンスの区分1の用量で神経系への影響が見られる事から区分1(神経系)とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 誤えん有害性 分類できない
-
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- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=0.000025 mg/L(AQUIRE, 2008)から区分1とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
急性毒性区分1であり、急速分解性がない(BIOWIN)ことから、区分1とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
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