項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 700-13-0 |
名称 | 2,3,5-トリメチルハイドロキノン |
物質ID | m-nite-700-13-0_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は460℃であり(GESTIS(Access on Sep. 2012))、常温で発火しないと考えられる。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットのLD50値は3200 mg/kg(IUCLID(2000))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5に相当)とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | ウサギのLD50値は>200 mg/kg(IUCLID(2000))との報告があるが、区分を特定できないので分類できない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分4 |
警告 |
H332 | P304+P340 P261 P271 P312 |
ラットLC50値は1.5 mg/L/4hr(IUCLID(2000))に基づき区分4とした。なお、エアゾールをばく露したとの記載があり、LC50値も飽和蒸気圧濃度(0.0017 mg./L)を超えているため、粉塵による試験とみなした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 | P301+P330+P331 P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
ウサギを用い4時間の閉塞適用した試験で腐食性あり(corrosive)との結果(IUCLID(2000))、さらに、ウサギに本物質の80%水溶液を4時間の閉塞適用した試験で、8日後になお強い紅斑と軽度の浮腫が残り、壊死も記録され、腐食性あり(corrosive)との結果(IUCLID(2000))に基づき、区分1とした。なお、EU分類ではXi:R37/38である。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 | P305+P351+P338 P280 P310 |
ウサギの眼に本物質を希釈せず適用した試験(OECD TG 405)で刺激性あり(irritating)と評価されたが、2/3の動物は重度の刺激性のため8日後に試験を中止し、残りの動物が21日後になお軽度の角膜混濁と軽度の結膜発赤を示したこと、さらに、ウサギの眼に本物質を希釈せず適用した別の試験でも刺激性あり(irritating)と評価されたが、8日後になお強い結膜発赤、血管新生、およびブドウ膜腫がみられ未回復であったことに基づき、区分1とした。なお、EUではXi:R41(EC-JRC(ESIS)(Access on Sep. 2012))に分類されている。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | モルモットを用いた皮膚感作性試験(Skin painting test)において、陽性率70%(7/10)で感作性あり(sensitizing)との結果(IUCLID(2000))が報告されているが、List 2のデータであり、OECDで承認された試験方法ではないため「分類できない」とした。なお、EU分類では、Xi:R43(EC-JRC(ESIS)(Access on Sep. 2012))である。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験データが無いので分類できない。なお、in vitro試験ではエームス試験で陰性(IUCLID(2000))が報告されている。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットを用いた反復経口投与毒性・生殖発生毒性併合試験(OECD TG422、GLP)において、性周期、交尾率、受胎率、妊娠期間および分娩状態に影響は認められなかったが、高用量(300 mg/kg)群では妊娠期間中に10例中4例に死亡が認められ、出産率が低下し、黄体数の低値、それに伴う着床数および総出産仔数の低値傾向をもたらした。哺育観察では、全出産仔死亡が300 mg/kg群の1例に認められた他に、母動物の死亡により生存仔数、全出産仔死亡により新生仔の4日生存率の低値が認められた(経産省生殖試験(Access on Sep. 2012))。以上の生殖に対する有害影響は母動物に高い死亡率がみられた高用量群のみの所見であることから、分類の根拠としなかった。さらに、催奇形性を含む仔の発生に及ぼす影響についてはデータ不十分であり、「分類できない」とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(血液系) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
ラットを用いた反復経口投与毒性・生殖発生毒性併合試験(OECD TG422、GLP)において、300 mg/kg(90日換算:約150 mg/kg/day)群の雄3/12例、雌7/12例に死亡が認められ、主な症状として流涎、不整呼吸、自発運動低下、強直性痙攣、間代性痙攣などを示した。病理学検査では、300 mg/kg群で脾臓のヘモジデリン色素の増加、肝臓のクッパー細胞のヘモジデリン沈着、心筋変性が死亡動物および全出産仔が死亡した母動物で認められ、脾臓のヘモジデリン色素の増加は60 mg/kg(90日換算:約30 mg/kg/day)群の雄でも認められた。血液学検査では、赤血球数、ヘモグロビン濃度およびヘマトクリット値の低値、血小板数および網赤血球数の高値が認められた。以上より、300 mg/kg/dayにおける脾臓のヘモジデリン色素の増加と肝臓のクッパー細胞のヘモジデリン沈着は溶血性貧血の可能性を示し、雄の60 mg/kg/day(ガイダンス値区分2相当)でもその傾向が見られたことから、区分2(血液系)とした。なお、痙攣等の症状は区分2のガイダンス値を超えた300 mg/kg群のみで認められており、また300 mg/kg群の死亡動物で認められた心筋変性もそれ以外の動物では認められていない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
甲殻類(オオミジンコ)での48時間EC50 = 0.97 mg/L(IUCLID, 2000)であることから、区分1とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急速分解性がなく(BODによる分解度:-6, -6, -7%(既存点検, 2008))、急性毒性区分1であることから、区分1とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
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