項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 760-23-6 |
名称 | 3,4-ジクロロ-1-ブテン |
物質ID | m-nite-760-23-6_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含まない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
警告 |
H226 | P303+P361+P353 P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点33℃ [密閉式](IUCLID(2000))は ≧ 23℃ かつ ≦60℃ であることから、区分3に該当する。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 分子内に自己反応性に関連する原子団(不飽和結合)を含むがデータがなく分類できない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | Flammability:2(This degree includes materials that must be moderately heated before ignition will occur)(HSDB 2003)という記載があり、常温で自然発火はしないと考えられる。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 塩素を含んでいる有機化合物であるが、この塩素が炭素以外の元素と化学結合していない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値として、943 mg/kg(雄)および946 mg/kg(雌)(厚労省報告(1996))、879 mg/kg(SIDS(2001))、577-1153 mg/kg(SIDS(2001))が得られ、いずれも区分4に該当する。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギのLD50値 は、>2000 mg/kg(SIDS(2001))であり、かつ死亡例はなかったことから区分外とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分3 |
危険 |
H331 | P304+P340 P403+P233 P261 P271 P311 P321 P405 P501 |
ラットのLC50値 2100 ppm/4h(SIDS(2001))に基づき区分3とした。なお、LC50値(2100 ppm)が飽和蒸気圧濃度(28816 ppm)の90%より低いので気体の区分基準値を適用した。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギ3匹に本物質原液0.5 mLを4時間適用した試験(OECD TG404、GLP)において、3匹全例がパッチ除去後72時間までグレード1または2の紅斑を示し、軽度の刺激性(slightly irritating)と評価され、パッチ除去後24、48および72における紅斑または浮腫の平均スコアも2.3未満である(SIDS(2001))ことから、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分3)とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギ3匹に本物質原液0.1 mLを結膜嚢に滴下した試験(OECD TG 405、GLP)で、滴下後1~48時間に1匹がグレード1の角膜混濁とグレード1の虹彩炎、1時間後に3匹全例がグレード1の結膜発赤を示し、軽度の刺激性(slightly irritating)と評価され、滴下後24、48および72における平均スコアは、角膜混濁および虹彩炎とも3匹中2匹は0であり、結膜発赤と浮腫は3匹とも2未満である(SIDS(2001))ことから、区分外とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | モルモットを用いた試験で感作性なし(not sensitizing)とする報告(SIDS(2001))があるが、試験方法を含む詳細が不明のため「分類できない」とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分2 |
警告 |
H341 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
ラットの吸入による骨髄細胞を用いた染色体異常試験(体細胞in vivo変異原性試験)での陽性結果(SIDS(2001))に基づき区分2とした。なお、in vitro変異原性試験としてエームス試験(厚労省報告(1996))およびCHL/IU細胞を用いた染色体異常試験(厚労省報告(1996))でいずれも陽性、CHO細胞を用いたHGPRTアッセイ(SIDS(2001))で陽性の結果が報告されている。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットの経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験(OECD TG 422;GLP)において、親動物の交尾率、受胎率、妊娠期間、分娩率、分娩および哺育状態など性機能および生殖能に影響は認められず、また、仔動物にも、出産仔数、生仔数、性比、出生率および形態などに、被験物質投与の影響は認められなかった(厚労省報告(1996))が、仔の発生に及ぼす影響に関しては妊娠末期の胎仔検査が行われていないので、データ不十分のため「分類できない」とした。 |
平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(肝臓)、区分3(麻酔作用) |
危険 警告 |
H370 H336 |
P308+P311 P260 P264 P270 P321 P405 P501 P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 |
ラットに単回吸入ばく露(蒸気)により、3000 ppm/4h(15.3 mg/L/4h)でばく露当日の死亡例が肝細胞小葉中心のグリコーゲン低下と脂肪変化を示し、ガイダンス値範囲の区分1相当の濃度である1000 ppm/4h(5.11 mg/L/4h)をばく露した動物で1日後に小葉中心性の壊死に至る病変の進行が見られたとの報告(SIDS(2001))により、区分1(肝臓)とした。また、ラットの急性経口毒性試験(LD50 = 943~946 mg/kg)の投与後の症状として、自発運動低下、呼吸深大、眼瞼下垂、流涎、筋弛緩、腹臥姿勢、立毛など(厚労省報告(1996))、ラットの別の急性経口毒性試験(LD50 = 577~1153 mg/kg)では、脱力、麻酔症状が報告されている(SIDS(2001))。経皮投与試験(LD50 >2000 mg/kg)では聴覚刺激や触覚刺激に対する応答低下、吸入ばく露(蒸気)試験(LC50 = 2100 ppm/4h(10.7 mg/L/4h))では、協調不能、無反応が報告(SIDS(2001))されていることから、区分3(麻酔作用)とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(肝臓) |
危険 |
H372 | P260 P264 P270 P314 P501 |
ラットの経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験において、50 mg/kg/day(90日換算:約23 mg/kg/day)で肝臓重量の有意な増加と肝細胞腫大が認められ(厚労省報告(1996))、また、ラットに6ヵ月間経口投与試験の所見には肝臓の変性が記載されている(SIDS(2001))。さらに、ラットに1.037 mg/L/6h(90日換算:0.161 mg/L/6h)を2週間吸入ばく露(蒸気)の影響として、肝臓の相対重量の増加と肝細胞の形態学的変化が見られ、主な毒性は肝細胞の肥大であると記述されている(SIDS(2001))。以上の知見に基づき、吸入ではガイダンス値範囲の区分1に相当する用量であることから、区分1(肝臓)とした。 |
平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分2 |
- |
H401 | P273 P501 |
甲殻類(ミジンコ)による48時間 EC50 = 10 mg/L(環境庁生態影響試験, 1996)であることから、区分2とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分2 |
- |
H411 | P273 P391 P501 |
急性毒性区分2であり、急速分解性がない(28日間BOD分解度 = 1-28%(既存点検, 1979))ことから、区分2とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
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