NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 78587-05-0
名称 (4RS,5RS)‐5‐(4‐クロロフェニル)‐N‐シクロヘキシル‐4‐メチル‐2‐オキソ‐1,3‐チアゾリジン‐3‐カルボキサミド(別名ヘキシチアゾクス)
物質ID m-nite-78587-05-0_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
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- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品ではない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
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-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
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-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 可燃性固体 分類できない
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-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性及び自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 自然発火性固体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 自己発熱性化学品 分類できない
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- - 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。(融点: 105.5℃, Merck(14th, 2006)) 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
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- - 金属又は半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
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- - フッ素を含まず、塩素と酸素を含む有機化合物であるが、これらの元素が炭素あるいは水素以外の元素と化学結合していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
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-
- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
17 鈍性化爆発物 -
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-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
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-
- - ラットのLD50値が > 5000 mg/kg bw(JMPR(1991))より、区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
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- - ラットのLD50値が > 5000 mg/kg bw(JMPR(1991))より、区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
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- - ラットのLC50値 > 2.0 mg/kg bw/4h(JMPR(1991))は区分3~区分外であることから分類できないとした。なお、被験物質の飽和蒸気圧濃度は 2.90E-004 mg/L であり、試験濃度 > 2.0 mg/Lは飽和蒸気圧濃度を超える値であるから、粉塵と判断した。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - ウサギを用いた試験で、4時間の適用で72時間まで皮膚刺激は観察されなかった(JMPR(1991))とあり、区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2B
-
警告
H320 P305+P351+P338
P337+P313
P264
ウサギを用いた試験で、軽度の刺激性を引き起こし、適用後48時間で刺激性影響は観察されなかった(JMPR(1991))ことから可逆的であると判断し、区分2Bとした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 皮膚感作性 区分に該当しない
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- - モルモットを用いた試験(maximization test)で感作性を示さず(JMPR(1991))、他のモルモットを用いた試験でも感作性を示さなかった(農薬安全情報(農薬時代 154号 1999))ことから、区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - 経口投与によるマウスの骨髄細胞を用いた小核試験およびチャイニーズハムスターの骨髄細胞を用いた染色体異常試験(いずれも体細胞 in vivo 変異原性試験)の陰性結果(JMPR(1991))に基づき区分外とした。なお、エームス試験(in vitro 変異原性試験)では、陰性(JMPR(1991))、CHO培養細胞を用いた染色体異常試験は陰性である(農薬安全情報(食品衛生研究 Vol. 149 1999))。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 発がん性 区分に該当しない
-
-
- - ラットを用いた104週間の経口(混餌)投与試験で、腫瘍発生率は上昇しなかった(JMPR(1991))とあり。一方、マウスを用いた104週間の経口(混餌)投与試験で、研究終了後、増殖型の肝細胞からなる過形成リンパ節の発生率は雄、雌両方で上昇し(発生率(52+104週60匹のラット)肝細胞性腺腫又はがん腫の発生率の増加も観察されている(JMPR(1991))。これらの結果からUS-EPAはカテゴリー Cとしていることより区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 生殖毒性 区分に該当しない
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- - 妊娠ラット及び妊娠ウサギの器官形成期に経口投与した試験で、母動物の総着床数、黄体数、生存胎仔数、死亡または吸収胚数の変化は認められなかった(農薬安全情報(農薬時代 154号 1999))とあり、胎仔では性別、外表異常、骨格異常、内臓異常について投与による変化は認められていない(農薬安全情報(農薬時代 154号 1999))。ラットに2160 mg/kg/day、ウサギに1080 mg/kg/day の用量を投与しても胎仔に催奇形性は認められなかった(JMPR(1991)、農薬安全情報(農薬時代 154号 1999))とある。また、ラットの経口投与による二世代繁殖試験で親世代の交尾率、妊娠率、出産率、出産仔数などの繁殖に関して何ら影響は認められなかった(農薬安全情報(農薬時代 154号 1999))とあり、仔世代の新生仔生存率、発育分化においても投与による変化は認められず(農薬安全情報(農薬時代 154号 1999))、繁殖阻害作用及び催奇形性はないと判断されている(JMPR(1991)、農薬安全情報(農薬時代 154号 1999))。以上の結果から区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
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- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
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- - ラットを用いた13週間の経口(混餌)投与試験で、ガイダンスの区分2に相当する500ppm (25mg/kg)の用量以上で血液学的パラメータの変化と生化学値の変化、中心帯の肝細胞の腫張がガイダンスの区分2を超える3500 ppm (175 mg/kg)で雄・雌両方に観察され、副腎皮質の束状帯の脂肪変性がガイダンスの区分2に相当する500ppm (25 mg/kg)で雄・雌両方に観察されている(JMPR (1991)、IRIS (2002)、農薬安全情報 (農薬時代 154号 1999))。また、脳及び赤血球コリンエステラーゼ(ChE)に異常はなかったが、500と3500ppmで雌の血漿コリンエステラーゼの減少が見られている(IRIS (2002)、農薬安全情報 (農薬時代 154号 1999))。マウスの28日間の経口(混餌)投与試験において、肝細胞腫大が雄の1800ppm(90日換算値:90mg/kg)以上と雌の10800 ppm(90日換算:540mg/kg)で観察されている(JMPR (1991)、農薬安全情報 (農薬時代 154号 1999))。肝臓における肝細胞の腫張変化と副腎皮質における束状帯の脂肪変性以外に顕著な影響は見られないが、区分外にするには他に情報がなく分類できないとした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 誤えん有害性 分類できない
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- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
魚類(ブルーギル)の96時間LC50=0.53mg/L(ECOTOX, 2008)から区分1とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
急性毒性区分1であり、急速分解性がない(SRC: BioWin V4.10)ことから区分1とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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