NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号
名称 臭素化ビフェニル
物質ID m-nite-nocas-0009_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関わる原子団を含まない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義により固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品ではない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義により固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義により固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義により固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
7 可燃性固体 区分に該当しない
-
-
- - "not flammable"(HSDB(2003))の記載に基づき区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関わる原子団、あるいは自己反応性に関わる原子団を含まない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義により固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
10 自然発火性固体 区分に該当しない
-
-
- - "not flammable"(HSDB(2003))の記載に基づき区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
11 自己発熱性化学品 区分に該当しない
-
-
- - "not flammable"(HSDB(2003))の記載に基づき区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に金属または半金属を含まない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義により固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に酸素、フッ素または塩素を含まない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を有しない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
17 鈍性化爆発物 -
-
-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
-
-
- - ラットのLD50として 21500, 2000, >5000, >20000 mg/kg(EHC 152(1994)), >2000 mg/kg(IARC 41(1986)), 17000 mg/kg(PATTY(5th, 2001))があり、これらのデータに基づき区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - ウサギのLD50として、5000, 5000, >10000, >10000, >8000 mg/kg(EHC 152(1994))、ラットのLD50として>5000 mg/kg(EHC 152(1994))があり、これらのデータに基づき区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義により固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分に該当しない
-
-
- - ラットで71および200 mg/L(1h)(4時間値に換算してそれぞれ17.8および50 mg/L)で死亡がない(EHC 152(1994))との報告に基づき区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分3
-
警告
- - ウサギまたはモルモットの皮膚に単回または2週間反復適用により、軽度の紅斑と浮腫が認められた程度であり(EHC 152(1994)、ATSDR(2004))、試験条件によっては皮膚反応を認めない場合もあった(ATSDR(2004))ことから区分3とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2B
-
警告
H320 P305+P351+P338
P337+P313
P264
ウサギの眼に適用することにより、軽度の刺激、一時的な角膜の発赤と浮腫が認められている(ATSDR(2004))ことに基づき区分2Bとした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 皮膚感作性 区分に該当しない
-
-
- - モルモットを用いた皮膚感作性試験において感作性が認められていない(EHC 152(1994))ので区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - 生殖細胞および体細胞を用いたin vivo変異原性試験(ラットの精原細胞、骨髄細胞を用いた染色体異常試験、マウスの骨髄細胞を用いた染色体異常試験と小核試験)において、いずれも陰性結果が得られている(EHC 152(1994)、NTP DB(2006))ことに基づき区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
6 発がん性 区分2


警告
H351 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
IARC(1987年)により2Bに分類されていることに基づき区分2とした。
平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
7 生殖毒性 区分2


警告
H361 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
ラットあるいはマウスの器官形成期に投与により胎児に口蓋裂、横隔膜ヘルニア、脳ヘルニア、水腎症の奇形発生が報告され(EHC 152(1994))、また、妊娠期間および/または授乳期間に投与された場合には着床率低下、吸収胚増加、胎児死亡増加、離乳までの出生児死亡の増加も記載されている(EHC 152(1994)、ATSDR(2004))。しかし、親動物での一般毒性に関して記述が見られないので分類は区分2とした。
平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1(肝臓)


危険
H370 P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
ラットに3,3',4,4'-tetrabrominated biphenylまたは3,3',4,4',5,5'-hexabrominated biphenylを10~13.3 mg/kg単回経口投与することにより、肝臓に類洞閉塞などを伴うびまん性細胞腫大、細胞質空砲化などを主とする影響が報告されている(EHC 152(1994))ことから、区分1(肝臓)とした。なお、肝臓への類似の影響はラットにFireMaster FF-1を経口投与した際にも認められている(PATTY(5th, 2001))。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分1(肝臓、甲状腺、腎臓、神経系、皮膚)


危険
H372 P260
P264
P270
P314
P501
ラットまたはマウスに10 mg/kg/day(90日投与として)以下の用量の反復経口投与により、肝酵素上昇を伴う肝臓肥大、肝細胞の空胞化・腫大などの組織学的変化 [肝臓所見](EHC 152(1994))、甲状腺ホルモン(T3,T4)低下を伴う過形成などの組織学的変化 [甲状腺所見](EHC 152(1994)、ATSDR(2004))、慢性腎障害 [腎臓所見](EHC 152(1994)、NTP TR398(1993))、自発運動低下、前肢・後肢の握力・伸筋反応の減弱 [神経系](NTP TR398(1993))が認められている。一方、米国ミシガン州での汚染事故以降に、膨大かつ種ーののヒトの健康に関する調査研究が行われ、そこでGPT,GOTなどの肝酵素の上昇、肝臓肥大 [肝臓所見](ATSDR(2004))、甲状腺機能低下 [甲状腺所見](EHC 152(1994))、疲労、集中力欠如、うつ、筋脱力などの神経症状 [神経系所見](EHC 152(1994)、ATSDR(2004))、全身症状として座瘡、剥離、落屑、紅斑などの皮膚症状 [皮膚所見](ATSDR(2004))が報告されている。以上の情報に基づき、区分1(肝臓、甲状腺、腎臓、神経系、皮膚)とした。
平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
10 誤えん有害性 分類できない
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- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 分類できない
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- - データがなく分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 分類できない
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- - データがなく分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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