微生物を安全に取り扱うには、利用する微生物の危険度を把握する必要があります。微生物の危険度を判断する指標の一つとして、バイオセーフティレベル(BSL*1)が設定されています。また、法規制の適用を受ける微生物や生物遺伝資源もあります。
バイオテクノロジーセンターでは、微生物を安全かつ適切に利用していただくために、このような微生物の危険度/有害性の判断基準となる情報を集めて「微生物有害情報リスト」として公開しています。
*1 BSLとは、WHO実験室バイオセーフティ指針(第3版)に基づき、微生物・病原体をその危険度に応じて4段階(BSL1~BSL4)に分類したものです。各国や各組織のそれぞれのリスク評価に従って分類が行われています。
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細菌 | 細菌リストおよび魚介類病原菌【別表】 |
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真菌 | 真菌リスト |
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解説 | 出典資料の記載情報についての解説 |
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細菌 | 細菌リスト |
魚介類病原菌 | 魚介類病原菌【別表】 |
いずれかの出典資料で記載されている微生物名とそのリスク情報(BSLや法令の情報)を掲載しています*2。
種名にリスク情報が記載されている場合は、リスク情報は種名の行に記載します。属名に対してリスク情報が記載されている場合は、属名の行(spp.行:背景は緑色)を設けてリスク情報は属名行に記載し、その属の種名の該当欄の背景も緑色にしています。 また、特定の株名等(株名や血清型名、毒素産生株など)に対してリスク情報が記載されている場合は、その株名等の行を設けてリスク情報を記載しています。 ただし、出典資料で指定されていない微生物名に対しても、以下のルールにしたがい情報の参照を示す記号を入れています。
*2 出典資料によっては、記載されている微生物名とリスク情報の一部を掲載していないことがあります。各出典資料の情報の掲載範囲は解説ページの各資料の説明でご確認ください。
例)TRBA466の場合、本リストでは備考情報が付いていないリスクグループ1の菌種については掲載対象外としています。
学名 | 正名は太字で記載し、承認されていない学名(未承認名)はダブルクォーテーション("")で囲んであります。正名と異名の情報はLPSNを参照しています。 |
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血清型/株名等 | 血清型、生物型、株名、レースなどの情報 |
別名等 | 出典番号と出典で掲載のある別名等の情報。家畜伝染病予防法に関する出典番号については、省令に掲載されている場合は5-1、資料1で掲載されている場合は5-2と表記しています。(sic)の表記があるものは、ラテン語の記載ミスにより修正された学名の「修正前の学名」を示しています。 |
1)感染症法 (特定病原体等) | 感染症法で規制のある特定病原体等(一種病原体等~四種病原体等について掲載) |
2)国立感染症研究所BSL | 国立感染症研究所の定めるBSL分類(BSL2以上を掲載) 現在公開中の国立感染症研究所安全管理規程の別冊1「病原体等のBSL分類等(令和5年6月)」は抜粋版のみであり、全体版の公開はされていません。 そのため、本リストでは同規程の別冊1「病原体等のBSL分類等(平成22年6月)」の情報を掲載しています。 |
3)日本細菌学会BSL | 日本細菌学会の定めるBSL分類 |
4)TRBA 466 | ドイツのTechnical Rules for Biological Agentsにおける原核生物のリスクグループ(リスクグループ2以上、および、リスクグループ1のもののうち病原性等に関する注釈情報がついている菌種を掲載) |
5)家畜伝染病予防法 | 家畜伝染病予防法で定められた、監視伝染病の病原体および所持・輸入の規制に係わる病原体 |
6)植物防疫法 | 植物防疫法で規制のある病原体 (「検疫有害植物」、「まん延した場合に有用な植物に損害を与えるおそれがないことが確認されていない有害植物から除かれる有害植物(非検疫有害植物)」を掲載) |
7)カルタヘナ法 (実験分類) | カルタヘナ法研究開発二種告示で指定されている病原体(クラス2以上を掲載) |
8)外為法 | 外為法のリスト規制に該当する細菌(規制対象) |
9)魚介類病原菌 | 魚介類の病原細菌として報告のある菌種 |
10)植物病原菌 | 植物の病原細菌として報告のある菌種 |
正名(C)/異名(S) | 学名が正名(correct name)の場合は”S:”の後に異名(synonym name)を、異名の場合は”C:”の後に正名(太字)を記載しています。 |
MiFuP Safety へのリンク | 「MiFuP Safety」の有害性機能のうち、その細菌が有することが知られている機能(一覧)を表示します。 |
クリックした微生物名に正名/異名、株名、別名などはない(テーブル1は表示されない)が、同一種内の種・亜種名の間で参照すべきリスク情報がある場合は、テーブル2のみが表示されます。
学名 | 正名は太字で記載し、承認されていない学名(未承認名)はダブルクォーテーション(“”)で囲んであります。 |
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血清型/株名等 | 血清型、生物型、株名などの情報 |
別名等 | 出典番号と出典で掲載のある別名等の情報 |
主な宿主 | 主たる感染魚介類 |
病名 | 出典で掲載されている魚病名。出典毎に異なる場合は、日本魚病学会が選定した魚病名 (選定された魚病名)を掲載しています。 |
出典(資料番号) | 情報を参照した出典資料の番号 (詳細は解説をご覧ください) |
正名(C)/異名(S) | 学名が正名(correct name)の場合は”S:”の後に異名(synonym name)を、異名の場合は”C:”の後に正名(太字)を記載しています。 |
細菌 | ファイル名:risk_bacteria.zip 細菌リスト(CSV形式)、更新情報(Excel形式)、解説(PDF形式)が含まれます。 |
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魚介類病原菌【別表】 | ファイル名:risk_bacteria_fish.zip 魚介類病原菌【別表】(CSV形式)、解説(PDF形式)が含まれます。 |
Line No. | ダウンロードファイルの行番号 |
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未承認名/Candidatus(未/Ca.) | 承認されていない学名(未承認名)は“未”、Candidatusであるものは“Ca.”と表記しています。 |
正名(C) | 学名が正名(correct name)の場合は“C”と表記しています。 |
学名 | 正名と異名の情報はLPSNを参照しています。 |
血清型/株名等 | 4.b.i 細菌リストの項目をご覧ください。 |
別名等 | |
1)感染症法 (特定病原体等) | |
2)国立感染症研究所BSL | |
3)日本細菌学会BSL | |
4)TRBA 466 | |
5)家畜伝染病予防法 | |
6)植物防疫法 | |
7)カルタヘナ法 (実験分類) | |
8)外為法 | |
9)魚介類病原菌 | |
10)植物病原菌 | |
正名 | 学名が異名(synonym name)の場合に正名(correct name)を記載しています。 |
異名 | 学名が正名(correct name)の場合に異名(synonym name)を記載しています。 |
テーブル1 | 正名/異名、同(亜)種の株名等、出典資料で旧分類名や別名とされている微生物名の行を並べて表示するテーブルのID* |
テーブル2 | 同一種内の種・亜種名の間で参照すべきリスク情報がある場合(いずれかの行に▲▼マークが入る場合)に、同一種内の種・亜種名(株名等を含む)の行を並べて表示するテーブルのID* |
*IDの表記については、4.b.iv 学名詳細ページについてをご覧ください。
Line No. | ダウンロードファイルの行番号 |
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未承認名/Candidatus(未/Ca.) | 承認されていない学名(未承認名)は“未”、Candidatusであるものは“Ca.”と表記しています。 |
正名(C) | 学名が正名(correct name)の場合は“C”と表記しています。 |
学名 | 正名と異名の情報はLPSNを参照しています。また、出典で掲載されている学名に修正名がある場合は修正名で掲載しています。 |
血清型/株名等 | 4.c.i 魚介類病原菌【別表】の項目をご覧ください。 |
別名等 | |
主な宿主 | |
病名 | |
出典(資料番号) | |
正名 | 学名が異名(synonym name)の場合に正名(correct name)を記載しています。 |
異名 | 学名が正名(correct name)の場合に異名(synonym name)を記載しています。 |
Line No. | 更新情報ファイルの行番号 | |
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更新内容 | 更新の内容を、「変更」「行追加」「行削除」に分類して記載しています。 「変更」:情報の変更、「行削除」:学名行の削除、「行追加」:新たな学名行の追加 | |
学名 | 承認されていない学名(未承認名)が承認された場合は承認名で表記しています。 | |
血清型/株名等 | 血清型、生物型、株名、レースなどの情報 | |
1行目 タイトル | 未承認名/Candidatus(未/Ca.) | 承認されていない学名(未承認名)は“未”、Candidatusであるものは“Ca.”と表記しています。 |
正名(C) | 学名が正名(correct name)の場合は“C”と表記しています。 | |
別名等~10)植物病原菌 | 4.b.i 細菌リストの項目をご覧ください。 | |
正名~テーブル2 | 4.d.i リストダウンロード版(CSV形式)をご覧ください。 | |
2行目 タイトル | 旧 | 本列に前回の情報を記載しています。 |
新 | 本列に最終更新日の情報を記載しています。情報を削除した場合は、「削除」と表記しています。 | |
備考 | 更新内容が「行追加」もしくは「行削除」の場合に、更新の理由を記載しています。 |
学名 | Index Fungorumにおいて現行名(Current Name)とされる学名を優先して示しています。 承認されていない学名(未承認名)はダブルクォーテーション(“”)で囲んであります。出典で掲載されている学名に修正名がある場合は修正名で掲載しています。 |
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テレオモルフ/アナモルフ | TRBA460によるテレオモルフまたはアナモルフ |
異名等 | 旧名、同種異名(シノニム)の情報 出典資料に旧名、異名として挙げられる学名のうち、Index Fungorumにおいて現行名の移行関係の裏付けが取れた学名のみを示しています。 |
注釈 | 追加情報、その他の情報 |
1)感染症法 (特定病原体等) | 感染症法で規制のある特定病原体等(一種病原体等~四種病原体等について掲載) |
2)国立感染症研究所BSL | 国立感染症研究所の定めるBSL分類(BSL2以上を掲載) 現在公開中の国立感染症研究所安全管理規程の別冊1「病原体等のBSL分類等(令和5年6月)」は抜粋版のみであり、全体版の公開はされていません。 そのため、本リストでは同規程の別冊1「病原体等のBSL分類等(平成22年6月)」の情報を掲載しています。 |
5)家畜伝染病予防法 | 家畜伝染病予防法で定められた、監視伝染病の病原体および所持・輸入の規制に係わる病原体 |
6)植物防疫法 | 植物防疫法で規制のある病原体 (「検疫有害植物」、「まん延した場合に有用な植物に損害を与えるおそれがないことが確認されていない有害植物から除かれる有害植物(非検疫有害植物)」を掲載) |
7)カルタヘナ法 (実験分類) | カルタヘナ法研究開発二種告示で指定されている病原体(クラス2以上を掲載) |
8)外為法 | 外為法のリスト規制に該当する細菌(規制対象) |
11)TRBA460 | ドイツのTechnical Rules for Biological Agentsにおける真核生物のリスクグループ(リスクグループ2以上、および、リスクグループ1のもののうち病原性等に関する注釈情報がついている菌種を掲載) |
12)住環境菌 | 生活環境内の真菌(環境真菌)がどの程度ヒトに対して病原性があるのかを、日本医真菌学会危険度分類のランクに対比させて分類したもの。 「病原度1~3」に分類し、病原度2は2aと2b、病原度3は3aと3bに細分化されています。 |
病名など | 出典資料に記載のある病名、菌名など |
Last update | 当リストの最終更新日 |
検索結果の学名の『確認』アイコンをクリックすると4.b.iv 学名詳細ページ(当該微生物名に関連のある微生物名の行を抽出して表示)を開くことができます。
※ 検索結果がない場合は、以下の様な画面が表示されます。
NBRCが提供するM-RINDA(Microbial Risk Information Database)は、微生物(細菌・真菌)に関する有害性情報の総合サイトです。
本データベースは、「微生物有害情報リスト」と「MiFuP Safety」で構成され、相互に情報を参照しています。
「微生物有害情報リスト」の菌名と「MiFuP Safety」の有害性機能の対応表はこちらのページからもご利用いただけます。
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