製品安全

Vol.260  3月 8日号「ふろがまによる事故」

 ■■■◆               2016.3.8 VOL.260
==■    ◆===========PSマガジン(製品安全情報マガジン)===========
 ■■■◆  ■■■       製品安全についての情報をお届けします。
 ■    ■                            (第2・4火曜日発行)
 ■        ■■ >>>‥‥‥‥………………………………‥‥‥‥‥>
             ■ NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構]
         ■■■                  製品安全センター
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  初湯で一年が始まり、ゆず湯や菖蒲湯などで季節を楽しみ、年の湯で一
  年を振り返る。お風呂は最も身近な日本文化です。他方、一日の疲れを
  いやすリラックスタイムでもあるため、不具合があっても使い続けて事
  故に至るという事例も少なくありません。今回は、ふろがまによる事故
  を紹介します。

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               項目一覧 
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1.ふろがまによる事故

2.製品事故収集情報(2月17日~3月1日 受付 150件)

3.社告・リコール情報( 2件)

4.その他の製品安全情報
  ・「JTDNA 製品安全シンポジウム2016」のご案内
  ・「法律体系研究部会 第4回研究部会」のご案内
  ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について

5.編集後記

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            1.ふろがまによる事故
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  【事例1】ガスふろがま(密閉式)の点火操作を行ったが湯が出なかっ
    たため、再度点火操作をしたところ、異常着火してふろがまを焼損
    する火災が発生した。

   →点火操作の際、口火(種火)の点火を確認せずに、種火がついてい
    ない状態で点火を繰り返したため、未燃ガスが放出され、再点火時
    に製品内部に滞留したガスに異常着火したものと考えられます。

  【事例2】使用中のガスふろがま(屋外式)から異音がし、ケーシングが
    変形した。

   →ガスふろがまの排気口を外壁塗装工事の養生シートで覆った状態で
    使用したため、給排気が正常に行われずに未燃ガスが溜まり、点火
    動作時のスパークにより異常着火したものと考えられます。

  【事例3】異音がして停電したため確認すると、石油ふろがまとその周
    辺を焼損する火災が発生していた。

   →スイッチを入れると不着火によるエラーが表示される状態でしたが、
    再起動して使用を継続したため、起動時の繰り返しの点火動作によっ
    て蓄積した未燃灯油に引火して一気に燃焼し、石油ふろがまとその
    周辺を焼損したものと考えられます。

  【事例4】使用中の石油ふろがまから出火し、住宅を全焼する火災が発
    生した。

   →空だき防止装置がついていないふろがまの浴槽の水を抜いたことを
    忘れてスイッチを入れたため、空だき状態となって発火したものと
    考えられます。

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  【事例1の注意事項】ガスふろがま
   点火操作を繰り返しても着火しない場合、点火を中止して換気を行い、
   時間を置いてから再度点火操作を行ってください。連続して点火操作
      を行うと、漏れた未燃ガスに引火するおそれがあります。

  【事例2の注意事項】ガスふろがま
   給排気部が養生シートや積雪などでふさがれた状態で使用すると、十
   分な給排気が行われず、不完全燃焼や異常着火が生じるおそれがあり
   ます。工事や積雪等があった場合は、ふろがまを使用する前に給排気
   部が塞がれていないか確認してください。

  【事例3の注意事項】ガス・石油ふろがま共通
   エラー表示が出た場合は、取扱説明書の指示にしたがって適切な対応
   を行ってください。それでもなお、エラー表示が継続する場合は、直
   ちに使用を中止して販売店等に相談してください。

  【事例4の注意事項】ガス・石油ふろがま共通
   追いだきの際は、浴槽に十分な量の水が入っていることを確認してく
   ださい。特に古いふろがまの場合、空だき防止装置が搭載されていな
   い場合があるため、注意が必要です。

  ■NITEでは2016年2月25日に「ふろがまによる事故にご注意ください」
   をプレスリリースしています。
   http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2015fy/prs160225.html

  ■その他の事故事例は以下「事故情報の検索」をご活用ください。 
   http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/search/index.html

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            2.製品事故収集情報            
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  ◆◆◇     消費生活用製品の事故情報収集状況     ◇◆◆
                     (2月17日~3月1日 受付 150件) 
  NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

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         製品名            (事故状況と件数)
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     1.ACアダプター(タブレット端末用)   (破損等 40件)
     2.電気ストーブ             (死亡等 10件)
     3.石油ストーブ             (死亡等  7件)
     4.ガスふろがま             (破損等  6件)
     5.石油温風暖房機            (軽傷等  5件)
    ======================================================== 
     ACアダプター(タブレット端末用)【直流電源装置】の事故は、
     コード部分から火花が出たという40件の同種事故です。

  ◇最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
   http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html

  ■事故情報の提供をお願いいたします。
   事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
      http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html

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              3.社告・リコール情報
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    ◆華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)(輸入・販売)
   ソフトバンク株式会社、株式会社ウィルコム沖縄 (販売)
        「スマートフォン」                           3/01(HP)
    【詳細】 http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2016/20160301_02/

    ◆株式会社アイ・オー・データ機器
       「ハードディスク付属ACアダプター」      2/24(HP)
    【詳細】 http://www.iodata.jp/news/2016/important/hdc2-us.htm

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            4.その他の製品安全情報
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    ◆◆◇  「JTDNA 製品安全シンポジウム2016」のご案内    ◇◆◆

            特定非営利活動法人日本テクニカルデザイナーズ協会

    ◇テーマ:取扱説明書の改善効果とさらなる進化
  「丁寧に作り丁寧に説明、大切に使っていただくためのコンテンツ【ト・
  リ・セ・ツ】」として、何をすべきか、どうあるべきかについてシンポジ
  ウムを開催いたします。
  【開催日】2016年4月22日(金)13:15~16:15
  【会 場】板橋区立グリーンホール 601会議室
  【参加費】無料(予約をお願いします)
  【詳 細】 http://jtdna.or.jp/info/jtdna_2016_pl/

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    ◆◆◇  「法律体系研究部会 第4回研究部会」のご案内   ◇◆◆

                         一般社団法人PL研究学会

    ◇テーマ:自動運転時代における責任の所在と被害者救済制度
  今回は、自動運転技術に関する基本、動向を踏まえ、事故時の責任の所
    在、被害者の救済制度を考えていく上でのポイントやキーワードに
    ついて研究発表いたします。
  【開催日】2016年4月15日(金)15:00~17:00
  【会 場】日本女子大学目白キャンパス 家政学部細川教授研究室
  【参加費】無料(一般の方は資料代として500円)
  【詳 細】 http://aplics.org/

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    ◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について   ◇◆◆

                              消費者庁

  消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告の
  あった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

     3/08  9件 http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/160308kouhyou_1.pdf
     3/04 13件 http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/160304kouhyou_1.pdf
     3/01   5件 http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/160301kouhyou_1.pdf
     2/26  15件  http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/160226kouhyou_1.pdf

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              5.編集後記

  子どもの頃、ふろの湯沸かしを任されていたのですが、たいてい1回で
  は点火せず、つまみを何度もひねったことを思い出しました。NITEに報
  告されたふろがまの事故では、点火操作を繰り返したことによって異常
  着火した事例が多数報告されており、この様な事故を防止するため、現
  在発売されているふろがまは、マイコン制御や安全装置の搭載などによっ
  て操作性や安全性が向上しているそうです。

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         【編集・発行】 独立行政法人  製品評価技術基盤機構 
                 製品安全センター リスク評価広報課
                http://www.nite.go.jp/jiko/index.html

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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
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