政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 10124-43-3
名称 硫酸コバルト(II)
物質ID R03-C-033-MHLW
分類実施年度 令和3年度(2021年度)
分類実施者 厚生労働省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 2018年度(平成30年度)   2009年度(平成21年度)  
Excelファイルのダウンロード Excel file

関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 -
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- - -
2 可燃性ガス -
-
-
- - -
3 エアゾール -
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- - -
4 酸化性ガス -
-
-
- - -
5 高圧ガス -
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-
- - -
6 引火性液体 -
-
-
- - -
7 可燃性固体 -
-
-
- - -
8 自己反応性化学品 -
-
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- - -
9 自然発火性液体 -
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- - -
10 自然発火性固体 -
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- - -
11 自己発熱性化学品 -
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- - -
12 水反応可燃性化学品 -
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- - -
13 酸化性液体 -
-
-
- - -
14 酸化性固体 -
-
-
- - -
15 有機過酸化物 -
-
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- - -
16 金属腐食性化学品 -
-
-
- - -
17 鈍性化爆発物 -
-
-
- - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) -
-
-
- - -
1 急性毒性(経皮) -
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-
- - -
1 急性毒性(吸入:ガス) -
-
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- - -
1 急性毒性(吸入:蒸気) -
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-
- - -
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) -
-
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- - -
2 皮膚腐食性/刺激性 -
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- - -
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 -
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- - -
4 呼吸器感作性 -
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-
- - -
4 皮膚感作性 -
-
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- - -
5 生殖細胞変異原性 区分2


警告
H341 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
本物質及びその水和物のデータは(1)、(2)に限られるが、(3)、(4)より、本物質の潜在的な毒性は水溶性の2価コバルト化合物には共通した性質があると考えられることから、分類に利用可能なデータが最も豊富な塩化コバルト(II)の分類結果を適用し、区分2とした。旧分類からEUでGHS区分2相当に分類されたため、発がん性項目のみ見直した(2021年)。

【根拠データ】
(1)本物質について、in vitroでは細菌復帰突然変異試験では陽性、陰性双方のデータがあるが、in vivo のデータはない(AICIS IMAP (2014))。
(2)コバルト硫酸7水和物(CAS番号 10124-43-3)について、in vivoではラットの骨髄細胞を用いた染色体異常試験(単回強制経口投与、最大320 mg/kg)では陰性であった(AICIS IMAP (2014))。
(3)本物質は水溶性のコバルト化合物であり、2価の水溶性コバルトである塩化コバルト(II)(CAS番号 7646-79-9)のデータを利用することが可能である。これは両者とも体内に取り込まれた後、遊離した2価のコバルトイオンが有害作用を発揮する直接因子と考えられており、OECDのリードアクロスの原理が適用可能とされるからである(AICIS IMAP (2014)、ECHA RAC & SEAC Final Opinion (Background Doc.) (2020))。
(4)最も変異原性データが豊富な塩化コバルト(II)の本項は区分2である(政府によるGHS分類結果:2015年分類)。

【参考データ等】
(5)EUでは、本物質はMuta. 2に分類されている(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2021))。なお、本物質は発がん性及び生殖毒性の分類区分からSVHCに指定されている(EU REACH SVHC Support Document (2010))。
6 発がん性 -
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- - -
7 生殖毒性 -
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- - -
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) -
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9 特定標的臓器毒性(反復暴露) -
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- - -
10 誤えん有害性 -
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- - -

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) -
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- - -
11 水生環境有害性 長期(慢性) -
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12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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