バイオテクノロジー

特定非営利活動法人国際生命科学研究機構(ILSI Japan)との連携・協力に関する覚書の締結について

公表日

平成28年12月15日

本件の概要

報道発表資料

発表日:
平成28年12月15日(木)
タイトル:
特定非営利活動法人国際生命科学研究機構(ILSI Japan)との連携・協力に関する覚書の締結について
発表者名:
独立行政法人製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター
資料の概要:

 NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構 理事長:辰巳 敬、本所:東京都渋谷区西原)は、特定非営利活動法人国際生命科学研究機構(ILSI Japan 理事長:安川 拓次氏、事務所:東京都千代田区麹町)と、平成28年11月21日に、国内の食品・化学業界を中心とするバイオ産業の振興に寄与することを目的とした連携・協力の覚書を締結しました。
 今後、この覚書に基づき、 NITEとILSI Japanは連携して、食品、および化学関連企業が直面している、食品安全や微生物による製品劣化に関する課題解決のために、微生物の有害情報を収集・分析し、有害な微生物の迅速かつ正確な検出技術の開発を行います。

  1. 1.微生物は食品、医薬、化学、農業、環境等様々な産業に利用されている一方で、食中毒や腐敗、製品劣化などの原因となるものもあります。そのため、食品・化学業界においては、微生物汚染事故を未然に防ぐことが非常に重要であり、原因となる微生物を迅速にかつ正確に検出することが共通の課題となっております。
  2. 2.NITEは、これまで約8万株の微生物の保存・管理を行ってきた実績があり、微生物を正確に識別・同定する知識と技術を有しています。一方、特定非営利活動法人国際生命科学研究機構(ILSI Japan(イルシー ジャパン))は、62の食品、化学関連企業が加盟する非営利団体で、健康・栄養・食品安全・環境に関連する科学的課題の解明と普及啓発を実施し、人々の健康の増進、食の安全の確保、環境の改善に寄与しています。
  3. 3.NITEとILSI Japanは、平成28年11月21日に、食品・化学分野のバイオ産業の振興に寄与することを目的とした、有害な微生物の情報の共有とその迅速かつ正確な検出技術の開発、さらにそれらの普及啓発の連携・協力の覚書を締結しました。今回の覚書に基づき、今後、ILSI Japanは微生物に関する産業界の課題などの情報をNITEに提供し、NITEは、これらの情報を基に、保有する微生物の知識と質量分析やゲノム解読技術を活用して、有害の要因となる微生物の迅速な検出技術の開発や微生物の安全情報等の普及啓発を進めて参ります。
  4. 4.NITEは、今後とも微生物の安全な利用を支援することで、バイオ産業の発展に貢献して参ります。

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発表資料

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