NITEと台湾・財團法人食品工業發展研究所はバイオテクノロジー分野における連携に関する覚書を取り交わしました
公表日
平成31年1月22日
本件の概要
報道発表資料
- 発表日:
- 平成31年1月22日(火)
- タイトル:
- NITEと台湾・財團法人食品工業發展研究所はバイオテクノロジー分野における連携に関する覚書を取り交わしました
-台湾遺伝資源の円滑な入手・利用をサポートします- - 発表者名:
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター
- 資料の概要:
- NITE(ナイト)[独立行政法人 製品評価技術基盤機構 理事長:辰巳 敬、本所:東京都渋谷区西原二丁目49番10号]は、1月21日に台湾の財團法人食品工業發展研究所(Food Industry Research and Development Institute: FIRDI)(以下、FIRDI)とバイオテクノロジー分野における連携に関する覚書を取り交わしました。これにより、NITEは、台湾で得られた食品由来微生物や海洋微生物などの遺伝資源を日本の事業者が入手しやすい環境を提供します。
- 生物の多様性に恵まれたアジア地域の環境には多種多様な微生物の生息が確認されており、それらの微生物の産業への利活用が期待されています。
- 一方、世界各国・地域において遺伝資源の入手に関するルールづくりがそれぞれ進められることで制度に違いが生じたことから、日本のバイオ関連企業や研究者にとって海外の遺伝資源の入手がより困難になりつつあります。
- この度、NITEとFIRDIは、バイオテクノロジー分野における連携に関する覚書を取り交わし、双方の機関に属する生物遺伝資源センター(BRC)間の協力関係を強化する方針を確認しました。
- FIRDIは台湾を代表するアジア有数のBRCを有し、主として農業や食品などの産業への利用を目的とした微生物コレクションなどの高品質の遺伝資源を利用者に安定的に供給しています。
- 本覚書では、ウェブサイトを通じた双方のBRCのプロモーション活動の実施を取り決めています。これにより、台湾のBRCから遺伝資源を入手する際の手続きや、入手しようとする遺伝資源を輸入する際の制度やルール等の情報を提供することで、台湾において採取された食品由来微生物や海洋微生物を日本の事業者が入手しやすくなります。
- NITEはこれまで、タイ、モンゴル、ミャンマー、ベトナムなどのBRC等と包括的な連携に関する覚書を取り交わし、共同研究の実施などの様々な取組を通じて海外の遺伝資源を日本に提供してきました。今後も、引き続き、アジア各機関のBRC等との協力関係を発展させ、相互の利益につながる取組を行うとともに、日本の事業者が海外の遺伝資源を適切かつ円滑に入手できる体制を整備していきます。
(左:財團法人食品工業發展研究所 副所長 Tony, J. Fang氏、 右:製品評価技術基盤機構 理事長 辰巳 敬 )
発表資料
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- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター 生物多様性支援課
-
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