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NITEと名工大、 学官連携による製品事故データを用いた 「国民の安全な生活」の実現に向けた 共同研究を開始

~ 身の回りの製品による事故の発生傾向把握 ~

公表日

2022年5月2日

本件の概要

 NITE(ナイト)[独立行政法人 製品評価技術基盤機構 理事長:長谷川 史彦、本所:東京都渋谷区西原] 中部支所[所在地:愛知県名古屋市中区]と、国立大学法人名古屋工業大学(以下、名工大)[学長:木下 隆利、所在地:愛知県名古屋市昭和区]は、統計分析に関する共同研究契約を締結し、2022年4月より共同研究を開始いたしました。
 NITEでは、幅広い分野において、安全に関わるデータを収集、蓄積しています。本共同研究は、NITEが保有しているデータを活用した、より高度な知見を抽出するための各種統計的手法の適用の検討、および新規の統計的手法の開発を主目的として行うものです。具体的事例として、事故の状況や原因調査の結果などを蓄積した6万件を超える製品事故情報のデータベースを活用し、「製品事故発生傾向の数理モデル化」に取り組みます。
 研究活動によって得られた知見や経験は、今後のNITE業務に活用し、製品事故の発生件数の予測値の算出や国民の皆様への情報提供の高度化に資する予定です。加えて、大学における研究や教育活動の向上を通じた地域の活性化、質が高く、信頼できる行政施策の提案にも貢献することを目指しています。

 

本共同研究のイメージ




 

中部支所の概要

 静岡県、岐阜県、愛知県、三重県を管轄する中部支所は、管轄内で発生した製品事故情報を収集し、原因調査を行っております。
また、中部支所は全国9地域に存在する支所の製品安全分野における中核的、モデル的な役割や機能を担う支所として、消防機関、消費生活センターや大学等との地域連携を積極的に進めています。
 本共同研究で得られた成果は、今後の事故未然防止に向け、消費者啓発、安全基準制定、改正などの行政施策に役立てていきます。
 

名古屋工業大学大学院工学研究科(経営システム分野) 川村研究室の概要

 川村大伸准教授は、品質管理・データサイエンスを専門とし、統計に関する高度な知識を有すると共に、NITEが保有するデータを用いた教育活動を行っています。
また、多種多様な企業との共同研究実績が多数あり、産学官連携による研究成果の社会還元にも積極的に取り組んでいます。

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発表資料

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