バイオテクノロジー

平成21年度 お客様アンケート調査

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調査の目的

NBRCの業務について顧客の満足度を把握し、品質マネジメントシステムに反映させて、お客様の満足度の向上を図ります。

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調査方法

NBRCから菌株分譲を受けたことのある顧客に対して、郵送でアンケート調査票を配布しました。
また、職員が直接利用者のもとに訪問し、ヒアリング調査を行いました。

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アンケート内容

本年度はniteバイオテクノロジー本部のアウトカム調査に併せた質問票を作成し、その中でNBRCへのご要望を把握させていただく為の設問を盛り込みました。ここではNBRCの微生物資源の分譲業務に関係のある「NBRC サービスの満足度」、「菌株の利用目的」、「他機関との比較」を抜粋して掲載します。

ご意見・ご要望等 表1参照

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調査結果

アンケートを送付した1,290名のうち、454名(35%)からご回答を得ました。
回答者の所属機関の業種別の割合は図1のとおり、大学・大学院(25%)、医薬品・化粧品(21%)、試験・検査研究機関(13%)及び食品(12%)が上位でした。
回答者の職務の割合は図2のとおり、研究(65%)、品質管理(17%)、教育(6%)、検査・試験(6%)が上位でした。

NBRC業務内容の認知度について(図3参照)

アンケート対象者が分譲サービスを受けた利用者であった影響もあり、微生物株分譲と比較すると、他業務の認知度は半分以下でした。

NBRC業務内容の利用度について(図4参照)

現状では、分譲のみの利用にとどまっており、他のサービスに関しては認知度の低さの影響もあり、利用されていないという結果になりました。

菌株の利用目的について(図5参照)

基礎研究(52%)、応用・実用研究(30%)、法律・規格試験(25%)、参照(同定・生産;23%)と幅広い目的で利用されている傾向が分かりました。(菌株の実績数を取ると、4.法律等で定められた試験を目的とする数値が高くなります。)


  1. 図1 回答者の所属機関の業種 (n=454)

  2. 図2 回答者の所属部門 (n=454)

  3. 図3 各サービスの認知度(n=454:複数回答)

  4. 図4 各サービス利用状況(n=454:複数回答)

  5. 図5 分譲を受けた菌株の利用目的(n=454:複数回答)

  6. 図6 NBRCカタログの認知度(n=454)

NBRCカタログの認知度(図6参照)

オンラインカタログを利用されている方が69%、冊子体のカタログを利用されている方が25%、全く知らない方が11%でした。

NBRCカタログの利用度(図7参照)

日頃どのカタログを利用しているかの設問には、NBRCオンラインカタログ(60%)、NBRC冊子カタログ(17%)、JCMカタログ(5%)、JSCCカタログ(4%)でした。
また、主に冊子版を利用するか、オンラインカタログを主に利用しているのかを尋ねたところ、主に冊子版を利用する方が81%でした。

NBRCオンラインカタログの満足度(図8参照)

アクセススピード、使い易さ、情報の量、検索結果で「やや不満」、「非常に不満」という回答は少ないものの、情報の量の面で、他の項目に比べ「やや不満」や情報を更に追加して欲しいという割合が高くなりました。


  1. 図7 最も利用している微生物データベース(n=454)

  2. 図8 NBRCオンラインカタログの満足度(n=454)

各サービスに対する満足度(図9参照)

「満足」と「やや満足」が多数を占めたのは、菌株の品質(69%)、分譲の早さ(62%)、手続きの簡易さ(60%)、菌株の種類(49%)、価格(46%)であった。

一方、「不満」と「やや不満」が他に比べて高い割合であったものは、菌株の種類(12%)、カタログの情報量(12%)、価格(10%)であった。

他機関との比較について(図10参照)

「NBRCが優れている」の比率が高いものは、分譲の早さ(53%)、手続きの簡易さ(52%)、価格(44%)菌株の種類(22%)、問い合わせ対応(22%)であった。

他方、「NBRCが劣っている」の上位は、菌株の種類(22%)であり、次いで価格(7%)であった。


  1. 図9 NBRCの各サービスの満足度(n=454)

  2. 図10 他機関と比較したときの各サービスの満足度(n=454)

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ご意見・ご要望等

表1 菌株カタログについて
ご意見・ご要望等 対応内容
Synonym(同種異名)の読みかえ(互換性)があって使いやすい。 ありがとうございます。今後も菌株情報の充実に努めます。
シーケンス情報を有する点が良い。
詳細情報を一括表示したい。Excel形式で出力したい。 今度改修する際の参考にさせていただきます。ご意見ありがとうございました。
同一菌種の詳細を同じ画面で比較できればと思います。
種名一覧が出たときに、由来や性質なども見れるようにしていただくと便利。
キーワードに統一性がなく、検索してももれがある。 改良したいと存じます。また、具体的な事例について、ご連絡いただければ幸いです。
検索結果画面が日本語だとよりわかりやすいと思います。 菌株情報はすべて英語であり、すぐの対応は難しいです。しかしながら、今後の改良で検索画面や項目名は日本語でも表示できるように検討したいと思います。
微生物のキャラクターがわかるとありがたいです。 把握している情報は掲載しておりますが、今後も菌株情報の収集に努めます。菌株によって求められる性状は異なるかと存じます。どの株にどのような情報があれば有用であるか、情報をご提供いただければ幸いです。菌株への情報付加として、検討させていただきます。
菌株の特徴が分かるようにできないか。
個々の菌株の詳細情報。
菌株情報、由来、どうしてその株が試験菌に使用されるようになったのか等。
菌株由来等の情報を充実させて欲しい。
ATCCのように単離文献があると良い。
Application(二次代謝産物)等のデータを追加してくれるとよい。
由来(分離源)や薬剤感受性のデータも載せてほしい。
空欄をもっと埋めて欲しい。
培養諸条件に関する情報がもっとあったら良いと思う。
バイオセーフティレベル(BSL)が不明なので困ります。 BSL2のものは2と表示し、BSLレベルが1のものは空欄になっています。
説明不十分なところがありわかりにくいです。 ヘルプページを開設しました。ご不明の点がありましたら改良したいと思いますので、ご連絡いただければ幸いです。
たまに、他機関番号の記載がない場合がある。 他機関番号が空欄の場合は、他機関に同等株がない場合とこちらで情報を把握していない場合がございます。把握している情報は掲載するよう努めておりますが、記載漏れにお気づきの際は、ご連絡いただければ幸いです。
表2 NBRC業務全般について
ご意見・ご要望等 対応内容
問い合わせの対応が非常に良い。 ありがとうございます。ご満足いただけるよう、今後も努力いたします。
担当者の先生の知識がすごい豊富で、質問に詳しく答えていただけたので助かります。
過去はATCCが多かったので、成果物はATCC株が多いですが、今後はNBRCが増える予定。何より分譲手続きの簡易さと納期の早さが優れており有用です。
対応が良いので利用しやすい。
説明書の発行に時間がかかる点が不満です。 発行に要する時間を短縮できるように努めます。受託証明書は、分譲が可能であることを証明する必要があるため、品質管理試験終了後でないと発行することができないため、最短でも1~2ヶ月はかかります。ご理解のほどお願い申し上げます。お急ぎの場合は、余裕をもってご寄託いただければ幸いです。
3月末に利用できない時期がある。 発送休止期間中でも、お急ぎの場合は対応しておりますので、ご連絡ください。
生育してこない株がしばしばある。 保存標品は作製後に試験を行って生存していることを確認しておりますが、復元が難しい株もございます。復元できなかった場合は、ご連絡下さいますようお願いいたします。
JIS、局方等の試験に用いる微生物について、復元用の培地に簡便な市販品を追加してもらえませんか?また、カビについては、胞子形成の良い培地を追加して欲しいです。 こちらで確認できました市販培地については、指定培地に追加するようにしていきたいと存じます。
NBRCが保有しておらず、ATCCで持っている菌株などをリクエストできるようになると便利 他機関の菌株の分譲代行はできませんが、今後も保存菌株の種類の充実に努めます。
藻類の株リストの公開がどうなのか?(と、気になっている) 2010年3月に発行された冊子体NBRC第二版カタログに藻類のリストが掲載されました。ご不明の点がございましたら、ご連絡ください。
オンラインカタログや、微生物株リストのAlgae(藻類)の項もご参照ください】
以前形態が異なるのでちがう菌ではないかと問い合わせたところ、迅速にリボソーム16Sの塩基配列を調べて頂き、ライブラリーのクオリティの高さを感じた。 ありがとうございます。ご満足いただけるよう、今後も努力いたします。
分子情報基づいた再同定による寄託株の品質チェックを行っているところが、他機関に比べ優れています。
アンプルが開けにくく困っています。いつもたたき割る勢いです(くびれがあると助かります)。 申し訳ございません。運送中や落下などによる破損を極力避けるため、硬質ガラスを使用しております。ダイアモンドアンプルカッターを用いて、アンプルの半周から2/3周にキズをつけると、容易に折ることができます。また、キズをつけたところに、バーナーで炙って熱したガラスを押し当てると、キズに沿ってヒビが入り簡単に折れます。熱した後に冷えたガラスをもう一度炙ると、割れて飛び散ることもあります。操作には十分ご注意ください。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター  生物資源利用促進課
TEL:0438-20-5763  FAX:0438-52-2329
住所:〒292-0818 千葉県木更津市かずさ鎌足2-5-8 地図
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