DHAやEPAなどの機能性物質を生産する海洋微生物ラビリンチュラ類を49系統群868株分譲開始
公表日
平成29年6月1日
本件の概要
報道発表資料
- 発表日:
- 平成29年6月1日(木)
- タイトル:
- DHAやEPAなどの機能性物質を生産する海洋微生物ラビリンチュラ類を49系統群868株分譲開始
- 発表者名:
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター
- 資料の概要:
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NITE(ナイト)[独立行政法人 製品評価技術基盤機構 理事長:辰巳 敬、本所:東京都渋谷区西原]は、サプリメントや化粧品、機能性食品に用いられる機能性物質を生産する海洋微生物ラビリンチュラ類49系統群868株の分譲を開始します。これらの微生物が産業界で活用され、機能性物質を利用した新たな製品開発の促進が期待されます。
- 1.海洋域に生息する微生物ラビリンチュラ類は、必須脂肪酸であるDHA(※1)やEPA(※2)、抗酸化作用を持つアスタキサンチンなどの機能性物質を自らの体内で生産する能力を持っていることから、サプリメントや化粧品、機能性食品などへの活用が注目を集めています。
- 2.NITEバイオテクノロジーセンター(NITE-NBRC)は、多種多様な微生物を収集・分譲する業務を行っていますが、この度、現時点で世界において存在が知られているラビリンチュラ類のほぼ全ての属を網羅した49系統群868株の分譲を開始します。
- 3.これらのラビリンチュラ類は、国内外の海洋や汽水域、塩田の水・土壌、魚、植物など様々な環境から収集したもので、株により生産する機能性物質の種類や量が異なります。さらに、今回は49系統群全ての代表的な株の増殖性能のデータも同時に公表しますので、利用の目的に応じた株を選択することができます。これらのラビリンチュラ類が産業界で広く活用されることで、機能性物質を利用した様々な製品開発の促進が期待されます。
- 4.ラビリンチュラ類の分譲についての問い合わせやお申し込みは、以下のウェブページからお願いいたします。
■NITE-NBRCのラビリンチュラ類分譲のウェブサイト http://www.nite.go.jp/nbrc/cultures/nbrc/use/labyrinthulea.html
- (※1) DHA(Docosahexaenoic acidドコサヘキサエン酸)
- (※2) EPA(Eicosapentaenoic acid エイコサペンタエン酸)
発表資料
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- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター 計画課
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