化学物質管理

第11回レスポンシブル・ケア 鹿島地区地域対話(平成30年度)

第11回レスポンシブル・ケア 鹿島地区地域対話

<平成30年度に実施した代表的なリスクコミュニケーション活動事例>
名称 第11回レスポンシブル・ケア 鹿島地区地域対話
実施日時 平成31年2月15日(金)
第一部(工場見学会)12:20~14:40
第二部(基調講演及び事例発表)14:40~18:00
第三部(意見交換会) 18:20~19:30 
目的 化学品を扱う企業が開発から最終消費に至る全ての過程において自主的に環境、健康安全を確保しその成果を公表し、社会との対話・コミュニケーションを行う。
場所 鹿島セントラルホテル(鳳凰の間)〒314-0144 茨城県神栖市大野原4丁目7-11
実施主体 (一般社団法人)日本化学工業協会 RC委員会 鹿島地区RC連絡会
規模・参加者構成 自治会21人、神栖市15人、学校関係12人、消防3人、茨城県5人、国1人、
会員企業等(日化協含む)46人、消費者団体等10人、大学3人、合計116人
実施内容 【開会挨拶】ADEKA株式会社、神栖市長
【講演】レスポンシブル・ケアの紹介とそのコミュニケーション活動について。日化協
【事前アンケート結果報告】
【基調講演】鹿島地域における環境の現状について 茨城県
【事例発表】安全教育と防災訓練の取り組み:カネカ、化学製品の安全性と工場の労働安全衛生活動:日本化薬
【質疑応答】
説明内容(配布資料以外で特筆すべき事項)
  • 【挨拶】
    ADEKA株式会社:火災、爆発、漏洩、津波防災、環境への関心の高まりで迅速な連絡への要求。関係省庁と業界団体の連絡において、リスクの目を摘む。信頼感の高まり。
  • 【基調講演】
    DVDで鹿島地区が環境影響評価法の30年前に事前調査を行ったことを紹介。昭和41年公害防止条例。防止と予防措置を十分にとること。公害防止協定(昭和43年)による地域貢献。継続したモニタリング。 環境基準についての解説あり。光化学オキシダントは環境基準を達成していないが、光化学スモッグ注意報発令日数の減少。各基準について、発生源とその意味について説明あり。有害大気汚染物質の説明と環境基準を設定されている物質(用途、毒性)の説明など、環境対策に関する十分な情報提供。
  • 【事例発表】
    カネカ:2018年度の漏洩事故に触れ、初動対応訓練を行っている。日本化薬:ダイアジノンについての説明(毒性、危険物、GHS)。漏洩事故想定において、住民を意識した説明。
参加者からの質疑
  • 光化学オキシダント注意報への対応と時間値、月値はどうか。具体的な対策はどうか。下秤地域の選定理由。
  • 再生エネルギー(太陽光発電)発電しなくなることはあるか。
  • 事故が起こった後の対応訓練について。
  • 各社の情報共有 職員の研修はどのようにしているのか。
  • 学校への講習や協力会社への教育はどのようにしているのか。
  • ピーマンの残留農薬の値について。
  • (臭気)環境基準にない何かがあるのでは。
  • 地域によって、質問が違うか。
  • 化学物質の影響について、漏洩した場合に場合にどのように伝えて戴けるか。
  • 地域対話について、個別対応している事業所はあるか。
  • (災害時に)プラントを安全に停止できる体制は整ったとみてよいか。
  • GHSについての解説はわかりにくい。
  • 火災や事故時の連絡体制について。
  • 定期修理時の対応について。
特徴的な取組 住民との質疑応答に力を入れている。質疑応答が活発。
開催案内の方法 定例的かつクローズな会合である。
当日参加者に準備したもの
  • 発表予稿集
  • 日化協パンフレット
リスクコミュニケーション活動の公表状況 レスポンシブル・ケアニュース で概要を公開
https://www.nikkakyo.org/organizations/jrcc/rc-news-page
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