製品安全

Vol.91  2月18日号「電気あんかによる事故」

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 ■    ◆========= 製品安全情報マガジン(PSマガジン)========== 
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      ■■■        生活・福祉技術センター 製品安全企画課
                       http://www.jiko.nite.go.jp/

====================2009.2.18 Vol. 91====================

 今号は、電気あんかによる事故事例をご紹介しています。NITEからのお
知らせでは、2月13日に行ったプレスリリース「ハロゲンヒーターによる事
故防止について」をご案内しています。関係機関の製品安全情報では、経済産
業省等主催の3つのセミナーをご紹介しております。事故100選は「お湯を
注いだマグカップが突然割れた事故」です。

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                 目次 
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1.製品事故収集情報
  ・電気あんかによる事故
  ・消費生活用製品の事故情報収集状況(1月28日~2月10日受付186件)
2.社告・リコール情報(8件)
3.NITEからのお知らせ
  ・ハロゲンヒーター(電気ストーブ)による事故防止について(注意喚起)
4.関係機関の製品安全情報
  ・第25回製品安全点検日セミナー(@東京 豊洲)開催のお知らせ
                              経済産業省
  ・製品安全セミナー開催のお知らせ            経済産業省
  ・平成20年度近畿地域消費者啓発セミナー      近畿経済産業局
  ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について    経済産業省
5.事故100選
   第57回「お湯を注いだマグカップが突然割れた事故」
6.編集後記
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            1.製品事故収集情報
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         ◆◆◇ 電気あんかによる事故 ◇◆◆

◇原因は現在調査中ですが、今回受付した事故情報の中に、電気あんかの事故
 がありました。今回は、電気あんかを使用するにあたってご注意いただきた
 い事故事例をご紹介します。

  (事例1)使用中の電気あんかの電源コードが、本体との接続部分で焦
       げ、黒くなっていました。
  ----------------------------------------------------------------
  → 電源コードの本体側付け根部分(コードプロテクター部)で断線し
    ており、コードに著しい捻れが認められたことから、使用者が電源
    コードを本体に巻き付る等の機械的ストレスを繰り返し加えたため、
    コード芯線が半断線状態となり、短絡・スパークし、焼損したもの
    と推定されます。

  (事例2)電気あんかの本体と電源コードの接続部分付近から発火して、
       周辺にあったふとんが5cm四方焦げました。
  ----------------------------------------------------------------
  → 電源コードの本体側プロテクター部の付け根部分で断線していたこ
    とから、電源コードに過度の屈曲等の機械的ストレスが繰り返し加
    わったため、コード芯線が半断線状態となり、短絡・スパークし、
    ふとんが焦げたものと推定されます。なお、取扱説明書及び本体表
    示に、「電源コードは無理に引っ張ったり、ねじったり、踏み付け
    たり、乱暴に扱わない」旨の注意表示が記載されていました。

  (事例3)電気あんかの電源コードから火花が発生して、壁が焦げまし
       た。
  ----------------------------------------------------------------
  → 事故品の電源コードがベッドと壁の間に挟み込まれた状態であった
    ため、使用者が電気あんかを足で押すなどの繰り返しでコードが半
    断線し、その際に発生したスパークにより壁が焦げたものと推定さ
    れます。なお、取扱説明書には、「電源コードを壁とベッドに挟み
    込んで使用することを禁止」する旨が記載されていました。

◇NITEに寄せられた電気あんかの事故情報は、事例のように、電源コード
 の半断線等によって事故に至ったケースが目立ちます。電源コードの取り扱
 いにはご注意いただき、取扱説明書をよく読んでご使用ください。

      ◆◆◇ 消費生活用製品の事故情報収集状況 ◇◆◆
           (1月28日~2月10日受付186件)

 NITEに通知のあった事故の傾向を見るために、上記期間内で、収集件数
 の多い5製品を掲載しています。なお、事故原因については現在調査中です。

      製品名            (事故状況と件数)
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     1.電気ストーブ        (火災等  23件)
     2.石油ストーブ        (火災等  15件)
     3.ガスこんろ         (火災等   9件)
     4.エアコン          (発煙等   8件)
     5.石油給湯機         (焼損等   7件)

 最近1週間に受付をした事故情報について毎週金曜日に以下のNITEホー
 ムページで公表しています。
  → http://www.nite.go.jp/jiko/sokuho/index20.html

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            2.社告・リコール情報
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◇ミーレ・ジャパン株式会社「衣類乾燥機」(新聞)(無料点検・修理)
 (H21/02/10)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009021001.html

◇株式会社アートワークスタジオ「天井用照明器具」(HP)
 (電球の無償交換・回収(付属電球 E17『100V40W』ミニ電球))(H21/02/09)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009020901.html

◇株式会社長府製作所 「ガスふろがま」(HP)
 (無料点検・改修(対策用ガス電磁弁))(H21/02/05)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009020501.html

◇ダイキン工業株式会社「ルームエアコン」(新聞)(無償点検・修理)
 (H21/02/04)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009020401.html

◇日立アプライアンス株式会社 「電子レンジ」(HP)(昭和61年12月に
 プレス公表を行った内容について、ホームページ上で、再度点検の呼びかけ
 を図ったもの。)(無料点検及び修理)(H21/02/03)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009020301.html

◇アロン化成株式会社「シルバーカー」(HP)(回収(補修))(H21/01/29)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009012901.html 

◇株式会社ニトリ「スチールハイベッド」(HP)(無償提供(手すり部品))
 (H20/01/24)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009012401.html

◇フカダック株式会社 「ハロゲンヒーター」(HP)(H21/01/15)
 (商品交換(遠赤外線クオーツヒーター))
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009011502.html


■━━━NITE社告・リコール情報のページ━━━━━━━━━━━━━■

 【過去1年間の社告・リコール情報】
     http://www.nite.go.jp/jiko/index4.html
 【社告・リコール情報の検索】
     http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php

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           3.NITEからのお知らせ
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    ◆◆◇ ハロゲンヒーター(電気ストーブ)による ◇◆◆
           事故防止について(注意喚起)

 NITEは、平成21年2月13日、ハロゲンヒーター(電気ストーブ)に
よる事故防止について記者説明会を行いました。
 NITEには、リコールが行われているハロゲンヒーター(電気ストーブ)
の発火事故等の情報が多数寄せられています。製品を安全に使用していただく
ための注意事項とリコール等の措置が実施されている対象機器を改めてお知ら
せすることによって、当該機器をご使用の消費者の方々に使用中止をお願いし、
早急に各社が設けている連絡先(フリーダイヤル)にご連絡をいただけるよう
呼びかけることにしました。
 
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs090213.html

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           4.関係機関の製品安全情報
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      ◆◆◇ 第25回製品安全点検日セミナー ◇◆◆
          (@東京 豊洲)開催のお知らせ
 
 経済産業省は、第25回製品安全点検日セミナーを3月10日(火)、東京
都豊洲の「がすてな~に」にて開催します。セミナ-第1部では、最近の事故
例やトピックスについての紹介や、ガス機器を使った安全で美味しい料理の作
り方について料理研究家の奥園壽子さんの実演を交えた講演を予定しています。
また、当日、奥園さんの料理教室を、消費者の方、先着30名様を対象に開催
します。 セミナー第2部は、事業者の皆さま向けに、長期使用製品安全点検
(表示)制度、リチウムイオン蓄電池、ガスコンロ、石油ふろがま等石油燃焼
器具の安全基準について説明会を開催いたします。 

【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/20090209006/20090209006.html

      ◆◆◇ 製品安全セミナー開催のお知らせ ◇◆◆

 製品安全に対する需要がますます高まる中、経済産業省は、これから製品安
全対策に取り組もうとする事業者の方、また、今後さらなる製品安全対策に取
り組もうとする事業者の方に参考にしていただける「製品安全セミナー」を開
催します。
 当日は、経済産業省と製品安全対策優良企業表彰事務局(東京海上日動リス
クコンサルティング株式会社)より、製品安全行政の動向や事業者に求められ
る製品安全対策のポイント等についてご説明するとともに、平成20年度製品
安全対策優良企業表彰金賞及び特別賞受賞企業から、具体的な自社の取組につ
いてご紹介いただきます。事業者の皆様をはじめ、多くの方のご参加をお待ち
しております。

 【日 時】 平成21年3月10日(火) 14:00~16:00
 【会 場】 大阪合同庁舎第1号館第1別館2階 大会議室
       (大阪市中央区大手前)
 【参加費】 無料(定員150名)
 【詳 細】 参加の申し込み、プログラム、会場等の詳細は、以下のホーム
       ページをご覧ください。
       http://www.ps-award.jp/2-entry/p7.html

    ◆◆◇  平成20年度近畿地域消費者啓発セミナー  ◇◆◆
         悪質商法・製品事故から身を守るために
        ~高齢者が安心・安全に暮らすための知恵~

 最近の消費者を取りまく環境をみますと、次々と新手の悪質商法が現れ、消
費者被害は後を絶たない状況であり、身近な製品による思いがけない事故も頻
繁に発生しております。 
 近畿経済産業局は、ひとり暮らしの高齢者の方をはじめとする消費者の方を
対象に、最近の悪質商法の手口・その解決方法・さらに家庭製品事故を防ぐ方
策を専門家が講演するセミナーを開催します。

 【日 時】 平成21年2月24日(火) 13:30~16:20
 【会 場】 国民会館 12階 大ホール(大阪市中央区大手前)
 【参加費】 無料(定員100名)
 【詳 細】 参加の申し込み、プログラム、会場等の詳細は、以下のホーム
       ページをご覧ください。
    http://www.kansai.meti.go.jp/4syokei/seminar/20fy_shouhi.html

  ◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について ◇◆◆

 経済産業省は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告の
あった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

   2/13 http://www.meti.go.jp/press/20090213007/20090213007.html
   2/10 http://www.meti.go.jp/press/20090210005/20090210005.html
   2/06 http://www.meti.go.jp/press/20090206006/20090206006.html
   2/03 http://www.meti.go.jp/press/20090203004/20090203004.html

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             5.事故100選
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      第57回「お湯を注いだマグカップが突然割れた事故」

◇平成20年、マグカップに熱湯を注いだところ破裂音とともに割れ、使用者
 が右手の親指と左足の甲に火傷を負う事故が発生し、消費生活センターを通
 じてNITEに事故情報が寄せられました。使用者によると、事故が起きた
 製品は購入後初めて使用したものでした。また、もう一つ購入していた同じ
 製品にお湯を注いでみると、音がしてひびが入ったとのことでした。

◇事故品は白地に青色の模様が入っている陶磁器製のマグカップで、磁器土の
 素地に白マット釉(白色)が施釉され、白マット釉の一部にOFトルコ釉
 (青色)が重ねて施釉されていました。製造事業者が調べたところ、素地と
 使用された2種類の釉薬は、それぞれの熱膨張率の差があることが判りまし
 た。白マット釉は素地に対して熱膨張率が小さく、OFトルコ釉は素地に対
 して熱膨張率が大きいものでした。釉の熱膨張率が素地の熱膨張率よりも著
 しく小さなときには、釉が剥離したり、器自体が破壊する力が発生し、逆に
 大きな場合は釉にひび割れ(貫入)が生じると言われています。

◇これらのことから、事故品は、素地自体の熱膨張率と素地と模様に使用した
 2種の釉薬の熱膨張率が、それぞれ大きく異なっていたため、応力が残留し、
 熱湯を注いだことでさらに応力が加わって割れたものと推定されました。

◇事故を受けて、製造事業者は、当該製品の出荷中止と在庫品の回収を行い、
 自社と販売委託先のホームページにおいて商品回収の告知を行っています。
 また、当該製品を販売した店舗では、店頭で告知し回収を行っています。

 (お詫び)
  事故100選の回の表記に重複があったため、今号から訂正させていただ
  きます。謹んでお詫び申し上げます。

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              6.編集後記
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 今号はセミナーを3つご紹介しています。そのうち2つは大阪で開催されま
す。ご都合が宜しければ、ぜひご確認ください。  

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 ◇事故情報の検索 
  NITEのHPでは、調査が終了した事故情報を検索できます。
  http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html

 ◇製品の事故情報をお寄せください
  NITEでは、暮らしの中で起こった製品の事故情報を集めて調査し、
 その結果を公表して製品事故の未然・再発防止に役立てています。
 
 【事故情報収集制度概要】 http://www.nite.go.jp/jiko/index2.html
 【通知様式】 http://www.nite.go.jp/jiko/index10.html (Word版・PDF版)
 【送付先】 mailto:jiko@nite.go.jp Fax 06-6946-7280
  【問い合わせ先】 mailto:jiko@nite.go.jp

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                生活・福祉技術センター 製品安全企画課

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図