製品安全

Vol.112 12月22日号「圧力なべの事故」

 ■■■◆
 ■    ◆========= 製品安全情報マガジン(PSマガジン)========== 
 ■■■◆           PSマガジンは製品安全についての情報を
 ■   ■■■       お届けします。    (隔週水曜日発行)
 ■    ■               <等幅フォントでご覧ください>
        ■■  ・・・‥‥…………………………………‥‥・・・
         ■ 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
      ■■■           製品安全センター 製品安全調査課
                       http://www.jiko.nite.go.jp/

====================2009.12.22 Vol.112==================
 クリスマスやお正月などで手のこんだ料理が食卓に並ぶ機会が多くなります
が、そんな時に圧力なべが重宝します。今号は圧力なべの事故をご紹介いたし
ます。NITEからのお知らせでは、「福島内閣府特命担当大臣がNITE製
品安全センター(大阪)を視察されました」「注意喚起ちらしの追加について」
のお知らせを掲載しております。
======================================================================
                 目次 
======================================================================
0.お知らせ
1.製品事故収集情報
  ・圧力なべの事故
  ・消費生活用製品の事故情報収集状況(12月2日~12月15日受付167件)
2.社告・リコール情報(9件)
3.NITEからのお知らせ
  ・福島内閣府特命担当大臣がNITE製品安全センター(大阪)を
   視察されました
  ・注意喚起ちらしの追加について
4.関係機関の製品安全情報
   ・第35回製品安全点検日セミナー(@鹿児島)
      ・ケーピーエス工業株式会社が製造し、三洋電機株式会社が販売した電
      気ポンプのリコールについて
      ・株式会社コスモス・コーポレイションに対する電気用品安全法に基づ
      く処分の決定について
                              経済産業省
   ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について    消費者庁
5.編集後記

===================================
              0.お知らせ
===================================

               次回の配信は1月13日(水)です。

===================================
            1.製品事故収集情報
===================================

     ◆◆◇   圧力なべによる事故   ◇◆◆

◇今回は、ご注意いただきたい圧力なべによる事故事例をご紹介します。

  (事例1)調理中、圧力なべの補助取っ手が取れました。
  ----------------------------------------------------------------
  → 事故品の補助取っ手はPET樹脂製(軟化温度195℃)で、なべ
      本体との取り付け部分が溶融し、脱落しました。本体取っ手にも溶融
      がみられ、さらにステンレス製のなべ本体に高温で加熱したことによ
      る変色が認められたことから、空だきするなどしてなべ全体が高温と
      なり、取っ手樹脂が溶融して脱落したものと推定されます。なお、取
      扱説明書には、空だきの禁止表示が記載されていました

  (事例2)圧力なべでみそ汁を作るため、なべ底から5cm程度まで水
      と材料を入れ加熱していたところ、ボンと音がしてなべが床に
      落ち、内容物が周囲に飛散しました。
  ----------------------------------------------------------------
  → 使用後の安全装置や圧力調整ノズルの点検・清掃が不十分であった
      ため、使用を繰り返すうちに安全装置内部に煮汁等の異物が付着して
      詰まり易くなり、事故当日の使用によりふた上部についている圧力調
   整ノズルに食品かす等が詰まって圧力調整ノズルや安全装置が正常に
   作動しなかったため内圧が上昇し、これらの安全装置が作動しなかっ
   た際に作動するふた外周にある別の安全装置が作動して内容物がなべ
   の外に飛び出し、その際の勢いで鍋がガスこんろから落ちたものと推
   定されます。

 ◇事例1のように、なべを空だきをするとなべ全体が高温となって樹脂製
  の取っ手が溶けて外れることがありますので、空だきはしないようにし
  てください。事例2のように、圧力なべの安全装置や圧力調整ノズルの
  点検及び清掃が不十分であると、安全装置内部に食品かすが詰まり圧力
  調整ノズルや安全装置が正常に作動しないことがありますので、調理後
  は安全装置や圧力調整ノズルを取扱説明書に記載されている方法で点検
  ・清掃をしてください。

  ---------------------------------------------------------------- 

      ◆◆◇ 消費生活用製品の事故情報収集状況 ◇◆◆ 
           (12月2日~12月15日受付167件)
 
  NITEに通知のあった事故の傾向を見るために、上記期間内で、収集件数
 の多い5製品を掲載しています。なお、事故原因については現在調査中です。

       製品名            (事故状況と件数)
      ================================================
      1. 避雷器               (発火等10件)
      2. 電気ストーブ            (火災等9件)
      3. 電気玩具(ゲーム機用マイクロフォン)(融解等7件) 
      4.自転車(幼児座席付)        (亀裂等6件)
      5.キッチンカウンター(コンセント付き)(火花等5件) 
       
 避雷器10件は、コンセントに取り付けるタイプの避雷器を介して電化製品を
 コンセントに接続していたところ、避雷器から発火し、コンセントと壁が焦
 げた事故で、昨年以前に発生したものを含めて報告されたものです。電気ス
 トーブ9件中4件はハロゲンヒーターです。
 
 最近1週間に受付をした事故情報について毎週金曜日に以下のNITEホーム
 ページで公表しています。
  → http://www.nite.go.jp/jiko/sokuho/index20.html

===================================
            2.社告・リコール情報
===================================
◇ホダカ株式会社 「幼児同乗器付き自転車」(HP)(無償交換(幼児二人
 同乗用自転車の基準適合車))(2009/12/7)継続使用により、フレームの一
 部が破損し、怪我に至る可能性があることが判明。

【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009120705.html

◇内外電機株式会社 「住宅用分電盤分岐ブレーカ」(HP)(無償交換)
 (2009/12/7)定格電流を超えた過負荷状態において分岐ブレーカが動作しな
 い場合があることが判明。

【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009120704.html

◇旭東電気株式会社(輸入) 「住宅用分電盤分岐ブレーカ」(HP)(無償交
 換)(2009/12/7)定格電流を超えた過負荷状態において分岐ブレーカが動作
 しない場合があることが判明。

【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009120703.html

◇東芝ライテック株式会社 「住宅用分電盤分岐ブレーカ」(HP)(無償交換
 )(2009/12/7)定格電流を超えた過負荷状態において分岐ブレーカが動作し
 ない場合があることが判明。 

【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009120702.html

◇株式会社コレガ(現アライドテレシス株式会社) 「スイッチングハブ」
 (HP)(無償交換(代替品))(2009/12/7)電源ユニット基板上の電気部品
 (電解コンデンサ)が劣化することによって、当該基板に異常な電流が流れて
 発熱し、基板の一部が炭化するとともに近傍の樹脂製外郭が変色・変形するこ
 とが判明。

【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009120701.html

◇本田技研工業株式会社 「電動車いす」(新聞)(無償交換(部品))
 (2009/11/26)コントロールパネル内部部品の隙間に余裕が無いため、高温
 多湿の環境で部品が膨張した際に干渉することがあり、走行レバーから手を
 放してもレバーが戻りきらず、電動車いすが停止しないおそれがあることが
 判明。
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009112602.html
 
◇ビタクラフトジャパン株式会社 「圧力鍋」(HP)(無償交換(ゴムパッ
 キン)・使用の注意)(2009/11/24)硬度不足のシリコン素材が使用されてい
 ることが判明。これによりハンドル開閉強度が不安定となり、完全に圧力が
 下がっていない状態でも強い力で操作をするとフタが開く場合がある。フタ
 を開ける際は必ず圧力表示ピンが完全に下がったことを確認していただきた
 い。「取扱説明書」をよく読み、取扱説明書の記載通りに正しくお使いくだ
 さい。

【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009112401.html 

◇株式会社トヨトミ 「石油ストーブ」(HP)(使用初期での症状なので、
 現在、上記の症状がない場合は対象外。)(点検・処置)(2009/11/26) 
 新品を使用する前に芯に灯油が十分なじませないで使用すると、上下の抵抗
 が大きくなり火力調節つまみが回しにくくなる場合があることが判明。

【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009112601.html

◇株式会社ADEKA 「ゆたんぽ(電子レンジ用)」(新聞)(使用中止・
 回収(返金))(2009/11/18)加熱のしかたにより一部の製品で容器が破損
 して中身の高温の液体が飛散し、やけどを負う事故が発生。(平成11年11月
 12日、平成15年2月7日、平成18年10月2日、平成18年12月22日、平成19年2月
 7日、平成20年2月27日に行った社告の再社告)

【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009111801.html

       ■NITE社告・リコール情報のページ■

 【過去1年間の社告・リコール情報】
     http://www.nite.go.jp/jiko/index4.html 
 【社告・リコール情報の検索】
     http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php

===================================
           3.NITEからのお知らせ
===================================

◆◆◇福島内閣府特命担当大臣がNITE製品安全センター(大阪)を◇◆◆
   視察されました。

【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs091221.html       

◆◆◇     注意喚起ちらしの追加について       ◇◆◆

 NITEで収集した事故情報を基に作成した注意喚起ちらしをホームページ
掲載しております。無償でダウンロードできますので、地域や社内回覧に
ご利用ください。白黒印刷にも対応しております。
 
  
  注意喚起ちらし追加
   2009.12.22 リコールなど注意を呼びかけています(5)
    http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/data/pdf/11_recall5.pdf
    内容:カーボンヒーター、電動車いす等のリコール

   2009.12.09 こんな事故にもご用心(5)
    http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/data/pdf/10_goyoujin5.pdf
    内容:低温やけど、ゆたんぽ特集

    注意喚起ちらしのホームページ
    http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/chirashi.html

===================================
           4.関係機関の製品安全情報
===================================

  ◆◆◇   第35回製品安全点検日セミナー(@鹿児島)   ◇◆◆

 経済産業省は第35回製品安全点検日セミナーを 1月12日(火)、鹿児島商工
会議所ビルにて開催します。最近の事故事例やトピックスの紹介のほか、実
際に起きた事故事例を再現実験映像を用いて紹介します。また、家庭料理研
究家奥薗壽子さんをゲストスピーカーとしてお迎えし、「料理をする上で気
をつけたいこと」をテーマに講演をしていただく予定です。セミナ-第2部
では事業者の皆さま向けに長期使用製品安全点検(表示)制度、リチウムイ
オン蓄電池、ガスコンロ、石油ふろがま等石油燃焼器具の安全基準について、
事業者向け説明会を開催します。この機会に鹿児島をはじめ、近隣にお住ま
いの皆さまのご参加をお待ちしています。

【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/20091215005/20091215005.html  

  ◆◆◇ケーピーエス工業株式会社が製造し、三洋電機株式会社◇◆◆
    が販売した電気ポンプのリコールについて
                   経済産業省(2009/12/18)

【詳細】 http://www.meti.go.jp/product_safety/download/kouhyou091218_2.pdf
 
  ◆◆◇ 株式会社コスモス・コーポレイションに対する ◇◆◆
     電気用品安全法に基づく処分の決定について 
                  経済産業省(2009/12/17)

【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/20091217003/20091217003.html

  ◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について ◇◆◆

  消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあっ
 た重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

 12/22 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/091222kouhyou_1.pdf
 12/18 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/091218kouhyou_1.pdf
 12/16 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/091216kouhyou_1-1.pdf
    (平成21年12月17日一部訂正) 
     正誤表 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/091217kouhyou_1.pdf
 12/15 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/091215kouhyou_1.pdf  
 12/11 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/091211kouhyou_1.pdf  

===================================
              5.編集後記
===================================
 今年もあと少しになりました。皆様にとってどんな一年だったでしょうか?
私はいろいろな方にお会いして製品安全の大切さをお聞きすることができまし
た。来年もPSマガジンをよろしくお願いします。
・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・

 ◇事故情報の検索 
  NITEのHPでは、調査が終了した事故情報を検索できます。
  http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html

 ◇事業者、消費生活センター、地方自治体等からの製品事故情報を
  ご提供ください。

  NITEでは、暮らしの中で起こった製品の事故情報を集めて調査し、
  その結果を公表して製品事故の未然・再発防止に役立てています。
  通知様式等は以下のホームページをご覧ください。
  
 【通知様式】 http://www.nite.go.jp/jiko/index10.html (Word版・PDF版)
 【送付先】 mailto:jiko@nite.go.jp Fax 06-6946-7280 
  【問い合わせ先】 mailto:jiko@nite.go.jp

・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・
※このメールマガジンは配信登録いただいたメールアドレスに配信しています。
間違えて配信されていましたら、お手数ですが、以下のメールアドレスまでご
連絡ください。( mailto:ps@nite.go.jp )

 このメールマガジンに関するお問い合わせ、転載のご要望等は、以下のメー
ルアドレスまでお願いいたします。( mailto:ps@nite.go.jp )

 「関係機関の製品安全情報」欄へ掲載のご希望がありましたら、以下のメー
ルアドレスあてにご相談ください。対象は製品安全に関連する情報です。
( mailto:ps@nite.go.jp )

 配信の登録解除・配信メールアドレスの変更はこちらから
  http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html
・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・
          【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構 
                  製品安全センター 製品安全調査課

PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。Adobe ReaderはダウンロードページGet ADOBE READERよりダウンロードできます。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図