製品安全

Vol.95  4月22日号「携帯用ガスこんろやカセットこんろによる事故」

 ■■■◆
 ■    ◆========= 製品安全情報マガジン(PSマガジン)========== 
 ■■■◆           PSマガジンは製品安全についての情報を
 ■   ■■■       お届けします。    (隔週水曜日発行)
 ■    ■               <等幅フォントでご覧ください>
        ■■  ・・・‥‥…………………………………‥‥・・・
         ■ 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
      ■■■           製品安全センター 製品安全調査課
                       http://www.jiko.nite.go.jp/

====================2009.4.22 Vol. 95====================

 連休を控え、今回はバーベキューなどを行う際にご注意いただきたい携帯用
ガスこんろやカセットこんろによる事故をご紹介しています。事故100選は
「電子レンジから発煙した事故」です。

======================================================================
                 目次 
======================================================================
1.製品事故収集情報
  ・携帯用ガスこんろやカセットこんろによる事故
  ・消費生活用製品の事故情報収集状況(4月 1日~4月14日受付115件)
2.社告・リコール情報(9件)
3.関係機関の製品安全情報
  ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について    経済産業省
4.事故100選
   第59回「電子レンジから発煙した事故」
5.編集後記
===================================
            1.製品事故収集情報
===================================

   ◆◆◇ 携帯用ガスこんろやカセットこんろによる事故 ◇◆◆

◇屋外でのバーベキューなどが楽しい季節になりました。今回は、ご注意いた
 だきたい携帯用ガスこんろやカセットこんろの事故をご紹介します。

  (事例1)バーベキュー用の鉄板を、2つのガスボンベを使用するタイ
       プの携帯用ガスこんろに置いて調理をしていたところ、ガス
       ボンベが爆発し、1名が顔などに火傷を負い、他2名が軽い
       火傷を負いました。
  ----------------------------------------------------------------
  → こんろ全体を覆うような大きい鉄板を使用していたことから、ガス
    ボンベが鉄板とバーナーの輻射熱で過熱し、爆発したものと推定さ
    れます。

  (事例2)小型ガスバーナーのこんろに網を乗せ、釣った魚を食べよう
       と焼いていたところ、ガスボンベが過熱し爆発しました。
  ----------------------------------------------------------------
  → 使用者が、風よけのためにこんろの周囲を石で囲んで使用して熱が
    こもったことや、焼き網からの輻射熱によってガスボンベが過熱し、
    爆発したものと推定されます。

  (事例3)中学校のレクリエーションでバーベキューをしていたところ、
       肉や野菜をいためるために使用していたカセットこんろのガ
       スボンベが突然破裂し、火にかけていたフライパンやこんろ
       の破片が飛び散って、生徒2名が負傷しました。
  ----------------------------------------------------------------
  → 事故品の五徳部分は収納式となっていましたが、五徳を収納状態の
    ままフライパンを使用したため、こんろとフライパン底部の全面が
    ほぼ接触状態となって加熱され、こんろ全体が過熱状態となった結
    果、ボンベが破裂したものと推定されます。

◇事例1や2のようにガスボンベを覆ってしまう大きい鉄板を使用したり、ガ
 スボンベの周りを囲ったりすると、ガスボンベが輻射熱で過熱され、爆発の
 おそれがあります。また、炭をおこすのに使用し、炭の熱でガスボンベが過
 熱して爆発する場合もあります。事例3のようなケースもありますので、取
 扱説明書をよく読んでから注意してご使用いただきますようお願いします。

      ◆◆◇ 消費生活用製品の事故情報収集状況 ◇◆◆
           (4月 1日~4月14日受付115件)

 NITEに通知のあった事故の傾向を見るために、上記期間内で、収集件数
 の多い5製品を掲載しています。なお、事故原因については現在調査中です。

       製品名          (事故状況と件数)
      =============================================
      1.電気ストーブ      (破裂等 13件)
      2.ガスふろがま      (変形等  6件)
      3.エアコン        (火災等  3件)
       .自転車         (破損等  3件)
       .ガス給湯器       (変形等  3件)
       .ヘアドライヤー     (溶解等  3件)
       .石油温風暖房機     (火災等  3件)
       .石油給湯器       (火災等  3件)
       .電気毛布        (発火等  3件)

 電気ストーブ13件には、ハロゲンヒーター9件、カーボンヒーター1件、
セラミックヒーター1件、オイルヒーター1件(受付時に判明しているもの)
が含まれています。

 最近1週間に受付をした事故情報について毎週金曜日に以下のNITEホー
 ムページで公表しています。
  → http://www.nite.go.jp/jiko/sokuho/index20.html

===================================
            2.社告・リコール情報
===================================

◇ダイソン株式会社「掃除機」(新聞)(無償交換(改良済ホース))
 (H21/04/11)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009041101.html

◇エレクトロラックス・ジャパン株式会社 「充電式クリーナー」(HP)
(無償交換(充電池が内蔵されたハンディークリーナー部分))(H21/04/03)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009040301.html

◇象印マホービン株式会社「除湿乾燥機」(新聞)(2008年8月22日の再社告)
 (無償交換)(H21/04/01)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009040101.html

◇旭硝子株式会社「温水浄化システム(通称「24時間風呂」)」(新聞)
 (H21/04/01)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009040102.html

◇株式会社イマオコーポレーション「携帯用レーザー応用装置」(HP)
 (無償改修)(H21/04/01)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009040103.html

◇コロナ工業株式会社「浴槽用温水循環器(通称「24時間風呂」)」
 (HP)(無償改修)(H21/03/31)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009033101.html

◇長田通商株式会社「オイルヒーター」(新聞)(注意喚起)(H21/03/30)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009033001.html

◇スペシャライズド・ジャパン株式会社「自転車ハンドルバー」(HP)
 (ハンドルバーの無償修理)(H21/03/27)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009032701.html

◇ソニー株式会社「ディスプレイ一体型パソコン」(新聞)
 (無償点検・修理)(H21/03/25)
 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2009032501.html

■━━━NITE社告・リコール情報のページ━━━━━━━━━━━━━■

 【過去1年間の社告・リコール情報】
     http://www.nite.go.jp/jiko/index4.html
 【社告・リコール情報の検索】
     http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php

===================================
           3.関係機関の製品安全情報
===================================

  ◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について ◇◆◆

 経済産業省は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告の
あった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

   4/21 http://www.meti.go.jp/press/20090421002/20090421002.html
   4/17 http://www.meti.go.jp/press/20090417003/20090417003.html
   4/14 http://www.meti.go.jp/press/20090414006/20090414006.html
   4/10 http://www.meti.go.jp/press/20090410003/20090410003.html

===================================
             4.事故100選
===================================

        第59回「電子レンジから発煙した事故」

◇平成19年、電子レンジを使用中に、ターンテーブルの下側から発煙する事
 故が発生し、消防機関を通してNITEに情報が寄せられました。使用者に
 よると、次第に煙が多くなってターンテーブルの軸付近が赤熱していたため、
 電源プラグを抜いて消防機関に通報したとのこと。事故が起きた電子レンジ
 は約24年間使用されており、以前から、使用中にターンテーブルがうまく
 廻らないことや異音がすることが時々あったとのことでした。

◇事故品を確認したところ、昭和61年に社告を行っている製品であることが
 判りました。社告の内容は、ターンテーブルの回転軸受部分を組み立てる際
 に金属粉などの異物が混入したため、使用中に回転軸にスパークが発生し、
 発煙・発火する可能性があるというものでした。この社告による事故の特徴
 は、回転軸に取り付けられているプラスチック部品が炭化して焼け落ちると
 いうもので、今回の事故品も同様の状況が認められました。事故品は、電子
 レンジ下面側の金属製の回転軸防護カバーに炭化した樹脂が付着しており、
 カバーを取りはずしたところ、回転軸部分にプラスチック部品が確認できず、
 炭化した状態でカバーの内側に付着していました。

◇以上のことから、電子レンジ内のターンテーブルの回転軸受部分を組み立て
 た際に微小の異物が軸受内に混入し、使用中、特に軽い食品を加熱した場合、
 軸受部のマイクロ波の電界が強くなり、この異物と回転軸の間にスパークが
 発生したと考えられました。さらに長年の使用でスパークが繰り返されたこ
 とも影響して過熱され、回転軸に取り付けられているプラスチック部品が軟
 化・発煙し、発火したものと推定されます。

◇製造事業者は、新聞社告を掲載し修理・点検を実施しています。当該製品の
 生産は既に完了し、現在、当該構造のものは生産されていません。その後の
 製品は、軽負荷で使用した場合でも軸受部内へのマイクロ波の入り込みを防
 止する構造にし、回転軸はモーターで直接駆動するなど、構造を変更されて
 います。

===================================
              5.編集後記
===================================

 今回の事故100選は、リコールされている製品で起きた事故をご紹介いた
しました。ご自宅の製品がリコール対象となっていないか、ぜひご確認いただ
きますようお願いいたします。

・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・

 ◇事故情報の検索 
  NITEのHPでは、調査が終了した事故情報を検索できます。
  http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html

 ◇製品の事故情報をお寄せください
  NITEでは、暮らしの中で起こった製品の事故情報を集めて調査し、
 その結果を公表して製品事故の未然・再発防止に役立てています。
 
 【事故情報収集制度概要】 http://www.nite.go.jp/jiko/index2.html
 【通知様式】 http://www.nite.go.jp/jiko/index10.html (Word版・PDF版)
 【送付先】 mailto:jiko@nite.go.jp Fax 06-6946-7280
  【問い合わせ先】 mailto:jiko@nite.go.jp

・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・
※このメールマガジは配信登録いただいたメールアドレスに配信しています。
間違えて配信されていましたら、お手数ですが、以下のメールアドレスまでご
連絡ください。( mailto:ps@nite.go.jp )

 このメールマガジンに関するお問い合わせ、転載のご要望等は、以下のメー
ルアドレスまでお願いいたします。( mailto:ps@nite.go.jp )

 「関係機関の製品安全情報」欄へ掲載のご希望がありましたら、以下のメー
ルアドレスあてにご相談ください。対象は製品安全に関連する情報です。
( mailto:ps@nite.go.jp )

配信の登録解除・配信メールアドレスの変更はこちらから
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html
・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・
          【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構
                  製品安全センター 製品安全調査課

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図