製品安全

Vol.169  5月22日号「電池による事故」

 ■■■◆                          2012. 5.22 Vol.169
 ■    ◆========= PSマガジン(製品安全情報マガジン)========== 
 ■■■◆             製品安全についての情報をお届けします。
 ■   ■■■                         (第2・4火曜日発行)
 ■    ■               <等幅フォントでご覧ください>
        ■■  ・・・‥‥…………………………………‥‥・・・
         ■ 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
      ■■■  製品安全センター
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 家電製品のリモコンや子ども用の玩具などに電池が数多く使用されています。
今回は、電池による事故をご紹介します。NITEからのお知らせでは、「リ
コールなど注意を呼びかけています」の注意喚起ちらしの追加、「身・守りハ
ンドブック2012」について、「事故情報収集制度における事故情報の調査
結果について」を掲載します。
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               項目一覧 
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1.製品事故収集情報
  ・電池による事故
  ・消費生活用製品の事故情報収集状況(4月25日~5月15日受付121件)

2.社告・リコール情報(0件)

3.NITEからのお知らせ
  ・「リコールなど注意を呼びかけています」の注意喚起ちらし
  ・身・守りハンドブック2012
  ・事故情報収集制度における事故情報の調査結果
   (H23年度第4四半期調査終了分)(2/2) 
  ・PSマガジンに関するアンケートのお礼

4.その他の製品安全情報
  ・平成24年度「製品安全対策優良企業表彰」応募企業の募集
  ・「株式会社コンポジット」電気ストーブのリコール
  ・「マイフレックス」高圧スクーバダイビングホースのリコール
  ・消費生活用製品の重大事故製品に係る公表    
    ・R-MAPセミナー参加者の募集
              
5.編集後記

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            1.製品事故収集情報
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        ◆◆◇   電池による事故   ◇◆◆

  ◇今回は、注意していただきたい電池による事故事例をご紹介します。
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  (事例1)【逆装填による破裂】 

     懐中電灯の購入後、ボタン電池を装填したが点灯せず、その後、
     電池が破裂し、飛び出した。
  
   → ボタン電池を4個直列に装填する構造でしたが、1個を逆装填し
          たため、電池が充電されて内圧が上昇し、破裂したものと推定さ
          れます。    
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   
  (事例2) 【新旧電池を混ぜた使用による液漏れ】

     ラジコンのコントローラーに使用していたアルカリ乾電池から液
     が漏れ、顔に付着した液でやけどを負った。
  
   → 新旧のアルカリ乾電池を併用したため、古い乾電池が過放電状態
     となり内部のガス発生に伴い内圧が上昇し、安全弁が作動して漏
     液したものと推定されます。    
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  (事例3) 【長期間保存による液漏れ】

     たんすの中に入れていた未使用のアルカリ乾電池が液漏れし、衣
     類等を汚した。その後、漏れた液(粉末)が付いた衣類を着用し、
     化学やけどを負い、かぶれた。
  
   → たんすにアルカリ乾電池を長期間保管していたため、液漏れが生
     じ、漏れた液が付着した衣類を着用したことにより、化学やけど
     を負い、かぶれたものと推定されます。   
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
  ◇事例1、2のように、電池の逆装填や新旧電池の混同は破裂や液漏れ
   の原因になります。極性を逆に(プラスマイナスを逆に)したり、新
   旧の電池を混ぜて装填しないでください。
   
  ◇事例3のように、保存期間や保存状態によって電池は液漏れすること
   があります。電池には品種ごとに使用推奨期限が設定されているので
   参考にしてください。
   
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     ◆◆◇ 消費生活用製品の事故情報収集状況 ◇◆◆ 
         (4月25日~5月15日受付121件)

  NITEに通知のあった事故情報から、収集件数の多い5製品を掲載し
  ます。

       製品名         (事故状況と件数)
      ===================================================== 
      1.ガスふろがま     (破損等9件)
      2.いす         (重傷等7件)
      3.靴          (重傷等5件)
        テレビ        (火災等5件)
        ガスこんろ      (火災等5件)
                    
  ガスふろがまはケーシング(製品の外装部分)の一部が変形した事故等
  で、いすは使用中、脚部が折れた事故等です。

  ◇過去の受付事故情報
   http://www.nite.go.jp/jiko/sokuho/index20.html

  ◇調査が終了した事故情報の事故原因や再発防止措置などの検索 
   http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html

  ◇事業者、消費生活センター、地方自治体、病院等の皆さま、事故情報
   をご提供ください。
   http://www.nite.go.jp/jiko/index10.html (Word版・PDF版)

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            2.社告・リコール情報
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  4月25日~5月15日の期間に関係する社告・リコール情報はありま
  せんでした。
  
  ◇過去1年間の社告・リコール情報
   http://www.nite.go.jp/jiko/index4.html 
  ◇社告・リコール情報の検索
   http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php

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           3.NITEからのお知らせ
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         ◆◆◇   注意喚起ちらしについて    ◇◆◆

  NITEで収集した事故情報を基に作成した注意喚起ちらしをホームペ
  ージに掲載しております。地域や社内回覧にご利用ください。

  注意喚起ちらしの追加
   内容:冷凍冷蔵庫、室内用手すり金具等

   リコールなど注意を呼びかけています(No.33)
    http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/data/pdf/71_recall33.pdf
   
  ◇過去の注意喚起ちらしの情報
   http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/chirashi.html

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  ◆◆◇    身・守りハンドブック2012について      ◇◆◆

  誤った使用方法や不注意による製品事故事例を紹介し、製品と安全につ
  きあうための心構えをまとめた「製品事故から身を守るために<身・守
  りハンドブック2012>」を作成しました。
  下記URLからダウンロードできます。

   http://www.nite.go.jp/jiko/handbook/goshiyou_handbook.html

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  ◆◆◇事故情報収集制度における事故情報の調査結果について ◇◆◆
    (H23年度第4四半期調査終了分)    

  NITEがこれまでに収集した事故情報に関し、調査、確認、評価を行
  った上で、平成23年度第4四半期中に結論を得たものについて、品目
  別に整理したものです。

   http://www.nite.go.jp/jiko/reports/H23/H23_04_2.html

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  ◆◆◇    PSマガジンに関するアンケートのお礼    ◇◆◆

  前回PSマガジンでお願いいたしましたアンケートにつきまして、多く
  のご回答をいただき、まことにありがとうございます。5月22日時点
  での、アンケートを集計いたしましたのでご報告します。今後もよりよ
  いPSマガジンにしていくために、皆様のご意見を対応できるところか
  ら順次、反映していきたく存じますので、どうぞよろしくお願いいたし
  ます。
 
  以下、集計結果です。
  
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  ①PSマガジンの情報はどのくらい役に立っていますか。
     (全有効回答中の各回答の割合を掲載いたします。)

  A 製品事故情報
  ・役に立っている :98%
  ・どちらでもない : 2%
  ・役に立っていない: 0%

  B 社告・リコール情報
  ・役に立っている :95%
  ・どちらでもない : 5%
  ・役に立っていない: 0人

  C NITEからのお知らせ
  ・役に立っている :94%
  ・どちらでもない : 6% 
  ・役に立っていない: 0%

  D その他の製品安全情報
  ・役に立っている :92%
  ・どちらでもない : 6%
  ・役に立っていない: 2%

  ②PSマガジン全体や各情報について、忌憚のないご意見、ご感想をお
   聞かせください。(多かったご意見、ご感想を掲載いたします。)

  ・レイアウト、文字数を減らすなどしてもっと読みやすくしてほしい。
  ・PSマガジンをもっと普及させるために広報活動をしてほしい。
   など
  
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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           4.その他の製品安全情報
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  ◆◆◇  「製品安全対策優良企業表彰」応募企業募集開始  ◇◆◆
                   経済産業省(2012.5.10)

  本表彰は、民間企業の製品安全に対する積極的な取組を促進し、社会全
  体として製品安全の価値を定着させることを目的とし大企業、中小企業
  を問わず、消費生活用製品を取り扱う製造事業者・輸入事業者、小売販
  売事業者の方々にご応募いただけます。


 【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/2012/05/20120510001/20120510001.html
 
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  ◆◆◇  株式会社コンポジットが輸入した電気ストーブ   ◇◆◆
      (オイルヒーター)のリコール(無償点検・修理)
                      経済産業省(2012.5.9)

  当該事故の原因は調査中ではありますが、本体側コードと電源コードを
  接続する端子台の圧着端子部分のカシメ不良により接触不良が生じて火
  花が発生し、焼損に至ったものと考えられます。

 【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/2012/05/20120509002/20120509002.html

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  ◆◆◇ 「マイフレックス」高圧スクーバダイビングホースの ◇◆◆
      破裂に関する注意喚起
                      消費者庁(2012.4.27)

  一部の製品について、ホースと金具の接続部に製造不良があり、使用中
  に破裂、空気漏れを起こす可能性があります。

 【詳細】 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120427kouhyou_2.pdf
 
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  ◆◆◇  消費生活用製品の重大事故製品に係る公表について ◇◆◆

  消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告
  のあった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

     5/15  http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120515kouhyou_1.pdf
     5/11 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120511kouhyou_3.pdf
   5/8  http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120508kouhyou_1.pdf
   4/27 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120427kouhyou_1.pdf

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  ◆◆◇     R-Mapセミナー参加者募集        ◇◆◆
                    一般財団法人日本科学技術連盟

  日科技連は、設計段階から出荷後に至るまでの「全ライフサイクルに対
  応した製品安全リスクマネジメント手法」であるR-Map関連講座を
  体系化して、開催しています。
 
  会場:(東京)日科技連東高円寺ビル(東京メトロ・丸ノ内線東高円寺駅)
     (大阪)中央電気倶楽部 (JR大阪駅)

   ◆ R-Map入門コース(無料)~~~~~~~~~~~~~~~
                   
  【対 象】R-Map手法に興味のある方、これから学びたいと考えて
       いる方。R-Map関連セミナーに参加を検討している方・
       参加検討している方。
  【開催日】第2回2012年7月2日(月)13:30~16:30(大阪)
         第3回2012年9月6日(木)13:30~16:30(東京)
  【参加費】無料
  【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17129/?120522ps

    ◆ 流通段階・販売後のR-Map活用コース ~~~~~~~~~ 
 
  【開催日】第2回2012年9月27日(木)13:30~17:00(大阪)
       第3回2012年11月20日(火)13:30~17:00(東京)
  【参加費】有料(16,800円(一般)/ 12,600円(会員))
  【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17065/?120522ps

   ◆ 開発段階のR-Map活用コース ~~~~~~~~~~~~~

  【開催日】第2回2012年9月28日(金)9:20~17:00(大阪)
              第3回2012年11月21日(水)9:20~17:00(東京)
  【参加費】有料(23,100円(一般)/ 18,900円(会員))
  【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17066/?120522ps

   ◆ 製品安全(PS)技術コース ~~~~~~~~~~~~~~~~ 

  【開催日】第1回2012年9月19日(水)~20日(木)(東京)
       第2回2013年1月30日(水)~31日(木)(東京)
  【参加費】有料(44,100円(一般)/ 38,850円(会員))
  【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17067/?120522ps
        
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              5.編集後記
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 健康診断の採血で看護師さんに3回失敗され、4回目に手の甲からようや
 く採血が成功しました。看護師さんは失敗する度に注射針を取り換えてい
 ましたが、同じ採血者であっても1回1回注射針を廃棄するのは使い回し
 のリスクを低減するためなのでしょうか。それにしても、痛かったです。

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          【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構 
                  製品安全センター 製品安全調査課
                                    http://www.jiko.nite.go.jp/

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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図