製品安全

Vol.225  9月22日号「電動車いすと介護ベッドによる高齢者の事故」

 ■■■◆              2014.9.22 VOL.225
==■    ◆===========PSマガジン(製品安全情報マガジン)===========
 ■■■◆  ■■■        製品安全についての情報をお届けします。
 ■    ■                   (第2・4火曜日発行)
 ■     ■■ >>>‥‥‥‥………………………………‥‥‥‥‥>
          ■ NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構]
      ■■■                  製品安全センター
======================================================================
  超高齢社会に向けて、介護にかかわる製品の開発や機能の充実などに期
  待が寄せられています。今回は、身体能力の衰えを補うための電動車い
  すや介護ベッドの事故をご紹介します。
======================================================================
               項目一覧 
======================================================================
1.電動車いすと介護ベッドによる高齢者の事故

2.製品事故収集情報(9月3日~9月16日 受付 100件)

3.社告・リコール情報(1件)
  
4.NITEからのお知らせ
  ・プレスリリース
   *電動車いす及び介護ベッド等による高齢者の事故の防止について
   (注意喚起)

5.その他の製品安全情報   
  ・「ミプロ製品安全セミナー」のご案内
  ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について

6.編集後記
===================================
       1.電動車いすと介護ベッドによる高齢者の事故
===================================
  (事例1)【電動車いす】
    電動車いすで走行中、農道から転落して死亡した。

   →電動車いすの機能には問題はなかったことから、運転操作を誤って
    水田近くの農道の荒れた路肩に寄り過ぎたため、農道から転落した
    ものと考えられます。

  (事例2)【電動車いす】
    電動車いすで走行中、踏切内で停止したために列車と衝突して重傷
    を負った。

   →バッテリー不足による電圧低下があったことから、バッテリー残量
    が少ない状態で走行していたため、踏切に進入した時にバッテリー
    が切れて踏切内で停止したもの考えられます。

  (事例3)【介護ベッド】
    介護ベッドのヘッドボードと手すりのすき間に首を挟んだ状態で死
    亡しているのが発見された。

   →利用者が何らかの要因でヘッドボードと手すりのすき間に首を挟ん
    でしまい動きが取れず窒息したものと考えられます。事故品は現行
    JIS改正前の製品で、ヘッドボードと手すりのすき間は6cmでした。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ◇(事例1)走行中に運転操作を誤る事故が多く発生しています。また、
   電動車いすの事故は、使用から1年未満の事故が最も多く、事故に遭
   うと重傷や死亡など被害が重篤になる傾向がみられます。操作や速度
   に慣れるまで十分練習してから運転してください。

  ◇(事例2)遠出をする場合には必ずバッテリーの残量を確認し、満充
   電(電荷が十分に蓄えられた状態)になっていることを確認してくだ
   さい。また、踏切の横断はできる限り避けてください。

  ◇(事例3)頭や首、手足などがベッドや手すり、サイドレール(柵)
   のすき間に挟まれないよう、すき間をふさぐ部品を装着してくださ
   い。現在販売されている手すりやサイドレールは、改正されたJISに
   よって安全性が強化されています。取扱説明書をよく読んで正しく
   使ってください。

  ■電動車いすと介護ベッドによる高齢者の事故の詳細は、NITEの9月12
   日のプレスリリース「電動車いす及び介護ベッド等による高齢者の事
   故の防止について(注意喚起)」をご参照ください。
   *電動車いす及び介護ベッド等による高齢者の事故の防止について
   (注意喚起)
   http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs140912.html

  ■その他の事故事例は以下「事故情報の検索」をご活用ください。 
   http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html
★確認中
===================================
            2.製品事故収集情報            
===================================
  ◆◆◇     消費生活用製品の事故情報収集状況     ◇◆◆
            (9月3日~9月16日 受付 100件) 
  NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

        製品名           (事故状況と件数)
    ===================================================== 
       1.ACアダプター         (軽傷等 8件)
       2.ガスこんろ          (軽傷等 5件)
       3.自転車            (重傷等 4件)
       3. ガス給湯器          (破損等 4件)
    ===================================================== 
    ACアダプターの事故は、DCプラグ付近が溶融したというケーブルモ
    デム用のもの7件の同種事故がありました。

  ◇最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
   http://www.nite.go.jp/jiko/sokuho/index20.html

  ■事故情報の提供をお願いいたします。事故の再発防止のため、有効に
   活用させていただきます。
   http://www.nite.go.jp/jiko/index10.html  (Word版・PDF版)


===================================
           3.社告・リコール情報
===================================
  ◆イケア・ジャパン株式会社「ブランコ」(HP)       9/17   
   【詳細】 http://www.ikea.com/jp/ja/about_ikea/newsitem/recall_20140917_gunggung 
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ◇最近の社告・リコール情報
   http://www.nite.go.jp/jiko/index4.html
  ◇社告・リコール情報の検索
   http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php


===================================
           4.NITEからのお知らせ
===================================
  ◆◆◇       プレスリリースについて        ◇◆◆       

  NITEでは、9月12日に「電動車いす及び介護ベッド等による高齢者の事
  故の防止について(注意喚起)」の注意喚起を行いました。
  *電動車いす及び介護ベッド等による高齢者の事故の防止について
  (注意喚起)
  http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs140912.html

===================================
           5.その他の製品安全情報
===================================
  ◆◆◇      「ミプロ製品安全セミナー」のご案内      ◆◆◇     
    「輸入家庭用品の品質表示 ~適正表示のポイントを学ぶ~」

                一般財団法人対日貿易投資交流促進協会

  家庭用品品質表示法に基づく表示は、品質識別や消費者が製品を適切に
  取り扱うためにも重要です。消費者庁表示対策課から講師を招き、同法
  の概要と輸入品の表示における留意点等について具体的に解説します。

  【開催日】2014年10月20日(月) 14:00~16:00
  【会 場】池袋サンシャインシティ ワールドインポートマートビル
  【参加費】無料
  【詳 細】 http://www.mipro.or.jp/Event/touroku/id/431
 
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について  ◇◆◆

                              消費者庁
  
  消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告の
    あった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。	

  9/19 4件 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/140919kouhyou_3.pdf
  9/17 7件 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/140917kouhyou_1.pdf 
  9/12 11件 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/140912kouhyou_1.pdf

===================================
              6.編集後記
  10年ほど前、母に車いすが必要になったとき、少しでも体の負担が軽
  くなるようにいわゆる介護先進国の車いすを購入しました。価格は高
  めでしたが、微調整することができてさすがの座り心地でした。しか
  し、残念なことに取扱説明書が原語だったのです。施設の職員さんた
  ちと頭をひねりながら格闘しましたが、せっかくの機能を使い切れず
  に、取扱説明書の重要さを痛感したしだいです。今はどなたかが使っ
  てくださっていると思いますが、職員さんたちはチャレンジを続けて
  いるのかな…と少しセンチな秋を感じています。

===================================

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
  製品安全広報誌「生活安全ジャーナル」のリンク
   http://www.nite.go.jp/jiko/journal/ 
   
  PSマガジン配信先の紹介等PSマガジンの普及にご協力をお願い致
  します。また、社内報、広報誌、回覧板等への掲載も歓迎致します。
   
  PSマガジンに関するお問い合わせ、「その他の製品安全情報」欄へ
  掲載のご希望などがありましたら、以下のメールアドレスまでご連絡
  ください。( mailto:ps@nite.go.jp ) 
  
  配信登録や解除、配信メールアドレスの変更は、下記HPからお願い
  致します。(PSマガジンのバックナンバーも掲載しています) 
   http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html 
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
          【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構 
                  製品安全センター 製品安全調査課
http://www.jiko.nite.go.jp/

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図