製品安全

Vol.282  2月28日号 「ガス機器の接続にかかわる事故」

旅立ちの季節。新天地で暮らしを始める人は、慌ただしい日々を過ごされていることでしょう。忙しい中の転居作業ですが、ぜひとも注意していただきたいのがガス機器の接続です。今回は、「ガス機器の接続にかかわる事故」を紹介します。

項目一覧

  1. 1.ガス機器の接続にかかわる事故
  2. 2.製品事故収集情報(2月8日~2月21日 受付 96件)
  3. 3.リコール情報( 2件)
  4. 4.その他の製品安全情報
    ・「日本信頼性学会2016年度信頼性フォーラム」のご案内
    ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について

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1.ガス機器の接続にかかわる事故

【事例1】
ガスこんろを使用中、ガスの元栓付近から火が出た。

→設置されていたのはホースエンド型のガスの元栓でしたが、誤って 口径が合わないゴム管用ソケット(迅速継手)を差し込んで使用し たため、接続部からガスがもれ、こんろの火が引火したものと考えられます。
※迅速継手とは着脱が容易で、接続の確実性を向上させる接続具のこと。

【事例2】
ガスこんろを使用中、ガスこんろとゴム管との接続部付近から火が出て、ゴム管が焼けた。

→ガス用ゴム管のガスこんろへの差し込みが不十分であったため、もれたガスにこんろの火が引火したものと考えられます。

【事例3】
ガスこんろに点火したところ、ガス用ゴム管付近から火が出た。

→ガス用ゴム管が長かったため、こんろの下に入り込んでいました。 使用しているうちに熱の影響でゴム管が劣化・破損し、ガスがもれ、こんろの火が引火したものと考えられます。


【事例1の注意事項】
ガス栓の形には、「ホースエンド型」と「コンセント型」の2種類があります。ホースエンド型は必ず赤い線が示されており、コンセント型には赤い線がありません。ホースエンド型にはゴム管を直接接続します。一方、コンセント型にゴム管をつなぐ際は、ゴム管用ソケットが必要です。ゴム管を直接接続しないでください。

【事例2の注意事項】
ホースエンド型の接続口にガス用ゴム管を接続する際は、赤い線までしっかり挿し込んでから、ゴム管止めで固定してください。また、コンセント型の接続口にソケットをはめ込む際は、「カチッ」と音がするまで差し込み、確実に接続できていることを確認しましょう。 掃除などの際にゴム管が接続口からはずれてしまい、ガスがもれて火が付いた事故もあり、接続部付近を触った場合には、接続の再確認が必要です。

【事例3の注意事項】
ガス用ゴム管やガスコードが長過ぎて、ガス機器の下を通ったり、ガス機器に触れたりする場合は、適切な長さのものに取り替えてください。高温によって劣化する、突起部に引っかかる等は、ガスもれの原因となります。
※ガスコードとは
両端の迅速継手とホースが一体になったもの。

【事例1~3の注意事項】
接続具は、利用者が用意するものです。ガス栓とガス機器の接続は、適正な接続具を使用してください。   

■ガスの接続に関する資料も併せてご参照ください。
(注意喚起ミニポスター(動画等)「2-7ガス栓や接続具」)
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/nenshou/index.html
(製品事故から身を守るために<身・守りハンドブック2016>p21)
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mimamori/index.html

■その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「ガス栓」や「迅速継手」などをキーワードに検索していただけます。
http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/search/index.html

使用しないガスの元栓には、付属の「ガス栓キャップ」を確実にはめ、また誤って開栓することを防止する「ガス栓カバー」を取り付けてください。

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2.製品事故収集情報

消費生活用製品の事故情報収集状況

(2月8日~2月21日  受付 96件)
NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

製品名(事故状況と件数)

  1. 1.携帯電灯(充電式、LED)(破損等 14件)
  2. 2.ガス給湯器(軽傷等 7件)
  3. 3.電気ストーブ(死亡等 5件)
  4. 4.ノートパソコン(軽傷等 4件)

携帯電灯(充電式、LED)は携帯電灯の差込みプラグが外れたという14件の同種事故です。

最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html

事故情報の提供をお願いいたします。
事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html

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3.リコール情報

◆ノヴァデックジャポン株式会社(法人番号 1120001067372)
「キックスケーター」2/15(HP)
【詳細】 http://store.decathlon.co.jp/jp_ja/recall_townscooter

◆トレック・ジャパン株式会社(法人番号 3140001074704)
「自転車用ホイール」 1/20(HP)
【詳細】 http://trek.scene7.com/is/content/TrekBicycleProducts/Asset%20Library/editorial-assets/safet-and-recalls/TK17_720Disc_Recall_Consumer_Notice_JA.pdf

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4.その他の製品安全情報

日本信頼性学会2016年度信頼性フォーラム

「製品事故を繰り返さないために  ~電子部品・電子機器の品質リスクを考える~」のご案内 

日本信頼性学会

信頼性・安全性に係わる技術者の育成のため、故障解析技術と故障・信頼 性に関連する重要な問題を取り上げ、講演および議論を行います。

【開催日】2017年3月9日(木) 1部 10:30~12:00  2部 13:00~17:00
【会 場】日本科学技術連盟 東高円寺ビル講堂  
【参加費】会員・協賛学会員7,000円/ 非会員11,000円/ 学生4,000円
     (2部のみ参加:各2,000円引)
     懇親会:2,000円(17:10~19:00)
【詳 細】http://www.reaj.jp/modules/eguide/event.php?eid=76

消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について

消費者庁

消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

2/28 12件  
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170228kouhyou_1.pdf
2/24 14件
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170224kouhyou_2.pdf
2/21 18件
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170221kouhyou_1.pdf
2/17 9件
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170217kouhyou_1.pdf

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編集後記

引っ越しで荷物の移動を業者に委託した際、引っ越し日までに自分で箱詰めするのがたいへんでした。その引っ越し以来、日常で使うものは、まとめて移動させやすいようなるべく箱に入れて整理整頓するようになりました。年に数回しか使用しないショップカードのような、「衣服・調理器具・本など、どの分類にも属さないもの」をまとめて入れる箱が存外活躍しています。


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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図