製品安全

Vol.327  2月26日号 「電子レンジの事故」

電子レンジは火を使わずに食品を温められる画期的な製品です。しかし、火を使わないこの製品でも、火災事故は発生しています。思わぬ事故を防ぐため、今回は電子レンジの事故を紹介いたします

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項目一覧

  • 1. 電子レンジの事故
  • 2. 製品事故収集情報(1月13日~1月26日 受付 90件)
  • 3. リコール情報(4件)
  • 4. その他の製品安全情報
    ・iNARTE PS(製品安全)受験講習会・資格認定試験のご案内
    ・iPod nanoの製品事故に係る定期報告
    ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について

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1.電子レンジの事故

【事例1】
電子レンジを使用中、庫内から発火した。

→庫内に食品カス等の汚れが付着した状態で、少量の食品の加熱調理を行っていたため、マイクロ波が食品カスに集中し、発火したものと考えられる。なお、取扱説明書には、「食品等で汚れたままにしない。電波が集中して火花の発生や発煙、発火の恐れがある。」旨、記載されていた。

【事例2】
電子レンジを使用中、庫内を焼損する火災が発生した。

→電子レンジの電気部品に異常は認められず、調理物が炭化していることから、使用者が食品を手動レンジモードで長時間加熱したため、過加熱となり発煙に至ったものと考えられる。なお、取扱説明書には、「手動レンジで加熱する場合は、設定時間を控えめにし、様子を見ながら加熱する。」旨、記載されていた。

【事例3】
電子レンジを使用中、異音がして調理具材がはじけ、テーブルプレートに亀裂が入った。

→電子レンジを用いて、ゆで卵を含む具材を加熱したため、卵白によって抑圧された卵黄部分の圧力が、卵白の破壊とともに一気に解放されて、ゆで卵が破裂した。その衝撃で陶製容器とテーブルプレートが衝突し、テーブルプレートに亀裂が入ったものと考えられる。なお、取扱説明書には、「生卵やゆで卵(殻付き・殻なしどちらも)及び目玉焼きは加熱しない」旨が、警告表示されていた。

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【事例1の注意事項】
電子レンジの庫内はこまめに掃除を行ってください。庫内やドアに食品かすが付着したまま使用すると、炭化してスパークが発生し発煙・発火するおそれがあります。

【事例2の注意事項】
食品などを電子レンジで加熱しすぎると炭化し、発火に至る場合があります。食品の様子を見ながら少しずつ加熱することでこれらの事故を防ぐことができます。

【事例3の注意事項】
ゆで卵などの使用を禁止されている食品は加熱した場合、内部の蒸気が抜けられず圧力が上昇し、破裂に至り、やけどを負うことがあります。電子レンジに使用可能なものを事前に確認しましょう。
 

電子レンジに関する資料も併せてご参照ください。
(注意喚起ミニポスター(動画等))

  • https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/01100101.html
  • https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/01100102.html
  • https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/01240101.html
  • https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/17042701.html   
  • https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/18032301.html
  • https://www.nite.go.jp/data/000004824.pdf
  • https://www.nite.go.jp/data/000085156.pdf

その他電子レンジの事故事例は、「リコール情報の検索」で製品名等をキーワードに検索していただけます。

  • http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/search/index.html

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2.製品事故収集情報

消費生活用製品の事故情報収集状況
(1月13日~1月26日 受付90件)
NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

製品名       ( 事故状況と件数 )

  • 1.エアコン  (火災等 7件)
  • 1.ガス給湯器  (拡大被害等 7件)
  • 3.電気ストーブ  (火災等 6件)
  • 4.石油ストーブ  (軽傷等 4件)
  • 4.ガスふろがま (軽傷等 4件)
  •  
最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html

事故情報の提供をお願いいたします。
事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html
 

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3.リコール情報

①ビーズ株式会社(法人番号:6122001008822)
「自転車」2/8(HP)
【詳細】
https://www.be-s.co.jp/notice/2865

➁株式会社ヤマダ電機(法人番号:4070001011201)
「電気掃除機」2/13(HP)
【詳細】
http://www.yamada-denki.jp/topics/download.t.pdf/1578

③株式会社mhエンタープライズ (法人番号 5010601033806)
「ミキサー」2/8(HP)
【詳細】
https://input-form.jp/modules/blender/index.php

④株式会社エルックス (法人番号 7010001129896)
「LEDデスクライト用ACアダプター」1/31(HP)
【詳細】
http://www.elux.co.jp/pdf/190131_ledock.pdf

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4.その他の製品安全情報

・iNARTE PS(製品安全)受験講習会・資格認定試験のご案内

iNARTE PSエンジニア・テクニシャンの認定資格は、製品安全対策技術や製品安全規格の知見を有している事を認定する技術資格です。下記要領で受験講習会・資格認定試験を実施します。

1.iNARTE PS(製品安全)エンジニア・テクニシャン受験講習会
  ・開催日時:2019年4月12日(金)9:00~17:00
  ・会場  :CIVI研修センター新大阪東 E503(大阪市淀川区)
  ・受講料 :会員15,000円/非会員20,000円(税込み)
  ・募集人員:40名
  ・募集期間:2019年2月1日~4月5日
       (定員に達し次第、締切りとさせていただきます)
 
 2.iNARTE PS(製品安全)エンジニア・テクニシャン資格認定試験
  ・開催日時:2019年6月14日(金)9:00 ~17:45
  ・大阪会場:CIVI研修センター新大阪東 E604(大阪市淀川区)
   東京会場:日本教育会館 8階 第三会議室(東京都千代田区)
  ・受験料 :16,000円(税込み)
      なお、合格された方は、別途認定料13,000円が必要です。
  ・募集人員:60名
  ・募集期間:2019年2月1日~5月31日
       (定員に達し次第、締切りとさせていただきます)

  お申し込みは、以下のウエブサイト
  http://www.kec.jp/seminar/narte_ps19/
  からお申し込みください。

  お問い合わせ
  一般社団法人KEC関西電子工業振興センター
  iNARTE Japan PS 分科会 事務局 石住 隆司
  〒619-0237 京都府相楽郡精華町光台3丁目2番地2
  TEL:0774-29-9041/E-mail:narte-safty01@kec.jp

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・iPod nanoの製品事故に係る定期報告  経済産業省

平成31年2月13日付、Apple Japan合同会社(旧 アップル ジャパン株式会社)の経済産業省へのiPod nano(第一世代)の製品事故に係わる定期報告がありました。平成30年12月1日から31日までの本体・バッテリー交換件数は、535件となっています。同社が対策を開始した平成22年8月11日以降の本体・バッテリー交換件数の累計は295,881件となっています。

    http://www.meti.go.jp/product_safety/download/kouhyou190214_1.pdf

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・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について  消費者庁

消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。
  • 2/13 20件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2018/pdf/consumer_safety_release_190213_0001.pdf
  • 2/15 9件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2018/pdf/consumer_safety_release_190215_0004.pdf
  • 2/19 6件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2018/pdf/consumer_safety_release_190219_0001.pdf
  • 2/22 8件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2018/pdf/consumer_safety_release_190222_0001.pdf
  • 2/26 13件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2018/pdf/consumer_safety_release_190226_0001.pdf

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編集後記

電子レンジについて、使い方と共に是非とも覚えていただきたいことがあります。それは「かき混ぜる」ということです。液体や粘性のあるものを電子レンジで加熱する際、静かに温度が上昇することで、取り出した際に突然沸騰する突沸という現象があり、それを防ぐ為に有効な対策が、加熱前にかき混ぜるという行動です。その他にも、冷凍のチャーハンなどを温める際にも、一度短い時間で加熱し、かき混ぜた後再度加熱を行うことで加熱のムラを軽減することができます。是非とも電子レンジを使用する際は「かき混ぜ」てください。

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独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図