製品安全

Vol.329  3月26日号 「自転車の事故」

桜の開花情報も各地で聞かれるようになり、徐々に春が近づいてきました。暖かくなってくると、自転車で外出をする機会も出てくるかと思われますが、自転車で思わぬ事故が発生しているため、今回は自転車の事故を紹介いたします。

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項目一覧

  • 1. 自転車の事故
  • 2. 製品事故収集情報(2月10日~2月23日 受付 81件)
  • 3. リコール情報(1件)
  • 4. その他の製品安全情報
    ・iPod nanoの製品事故に係る定期報告
    ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について

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1.自転車の事故

【事例1】
自転車で走行中、前輪がロックして転倒し、打撲を負った。

→前ホーク及びスポークに傷があり、前ホークは後方へ変形していることから、前輪に異物が巻き込まれて前輪がロックしたため、バランスを崩し転倒したものと考えられる。

【事例2】
自転車で走行中、前輪が外れて転倒、軽傷を負った。

→被害者が前輪固定時に最終的な締め付けとして使用するクイックレリーズのカムレバーを使用せず、調整ナットの締め付けのみで前輪を固定した状態で乗車していたことから、固定が緩んで前輪が脱落して転倒したものと考えられる。なお、本体前ホーク部には「車輪が確実に固定されているか確認する」旨の警告シールが貼付されていた。

【事例3】
自転車で走行中、チェーンが外れて転倒し、左手指を負傷した。

→使用者がメンテナンスなどを行わず、チェーンがたるんだ状態で使用を続けていたことによって、走行中の振動でチェーンが外れ、バランスを崩して事故に至ったものと考えられる。取扱説明書には、「チェーンがたるみすぎていないか、錆びていないか」、「チェーン中央で約1.5cmの遊びがあること。たるみすぎがあれば、販売店で調整を受ける。」と記載されていた。

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【事例1の注意事項】
ハンドルに買い物袋、かばん、傘などをぶら下げていると、車輪に巻き込まれてロックし、そのまま滑走するうちにバランスを崩して転倒するため危険です。荷物はハンドルにぶら下げたりせず、かごに入れてください。

【事例2の注意事項】
乗車前には必ず車輪やペダルに緩みやがたつきがないか確認してください。締め付けが不十分だと、走行中に緩んでくることがあります。また通信販売で自転車を購入すると、ペダルや車輪などが取り付けられていない状態で購入者の元に届くこともあり、その場合乗車前の最後の組み立ては購入者が行うことになります。特にスポーツ車の車輪の取り付けには、クイックレリーズ方式が多く採用されており、事例にも挙げたように、最後にクイックレリーズカムレバーを使用せず、調整ナットの締め付けのみで車輪を固定して事故に至ったものがあるため、注意が必要です。必ず、正しい方法で車輪を固定してください。組み立てに自信のない方は、自転車整備士(自転車技士、自転車安全整備士)のいる店舗に組み立てを依頼してください。

【事例3の注意事項】
自転車のチェーンは、走行するにつれ徐々に伸びて、たるみが
発生します。走行中にチェーンから異音(金属がこすれるような
音など)がする場合は、たるんだチェーンがチェーンケースなど
に接触しているおそれがあります。乗車前の点検でチェーンが伸
びすぎていないか確認しましょう。また、チェーンが伸びた際に
は、販売店などに相談してください。

自転車に関する資料も併せてご参照ください。
(注意喚起ミニポスター(動画等))

  • https://www.nite.go.jp/data/000004248.pdf
  • https://www.nite.go.jp/data/000004819.pd
  • https://www.nite.go.jp/data/000004850.pdf
  • https://www.nite.go.jp/data/000004870.pdf  
  • https://www.nite.go.jp/data/000065627.pdf
  • https://www.nite.go.jp/data/000084769.pdf
  • https://www.nite.go.jp/data/000090849.pdf

その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「自転車」をキーワードに検索していただけます。

  • http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/search/index.html

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2.製品事故収集情報

消費生活用製品の事故情報収集状況
(2月10日~2月23日 受付81件)
NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

製品名       ( 事故状況と件数 )

  • 1.ガスふろがま  (火災等 7件)
  • 1.電気ストーブ  (死亡等 7件)
  • 3.バッテリー  (火災等 4件)
  • 3.石油ストーブ  (死亡等 4件)
  • 5.ガス給湯器 (拡大被害等 3件)
  • 5.ガス温風暖房機 (火災等 3件)
  • 5.電気やかん (重傷等 3件)
  • 5.除雪機 (重傷等 3件)
  •  
最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html

事故情報の提供をお願いいたします。
事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html
 

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3.リコール情報

①ビーズ株式会社(法人番号 6122001008822)
「自転車用ハンドル」3/7(HP)
【詳細】
https://www.be-s.co.jp/notice/2880

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4.その他の製品安全情報

・iPod nanoの製品事故に係る定期報告  経済産業省

平成31年3月25日付、Apple Japan合同会社(旧 アップル ジャパン株式会社)の経済産業省へのiPod nano(第一世代)の製品事故に係わる定期報告がありました。平成31年1月1日から31日まで、及び平成31年2月1日から28日までの本体・バッテリー交換件数は、それぞれ920件及び608件となっています。同社が対策を開始した平成22年8月11日以降の本体・バッテリー交換件数の累計は297,409件となっています。

https://www.meti.go.jp/product_safety/download/kouhyou190325_1.pdf

・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について  消費者庁

消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

  • 3/15 14件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2018/pdf/consumer_safety_release_190315_0001.pdf
  • 3/19 7件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2018/pdf/consumer_safety_release_190319_0001.pdf
  • 3/26 12件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2018/pdf/consumer_safety_release_190326_0001.pdf

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編集後記

今の住居に引っ越してきて、そろそろ1年が経過しますが未だに自動車も自転車も持っていないという状況です。タイミングを見て自転車を購入しようと思っていたのですが、なんだかんだで買わずに1年が経過してしまいました。現状、生活圏が徒歩圏内で済んでいるため、自転車がなくても何とかなっているのですが、日常生活の範囲が狭いと、新しい発見も少なく人生をつまらなくしているように思えるので、今更ながら自転車を買おうかなと、近頃考えています。

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独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
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