製品安全

Vol.331  4月23日号 「ボタン電池の破裂・発火事故」

まだ記憶にも新しいと思いますが、大阪でボタン電池によるものと思われる火災事故がありました。正しく使用すれば防ぐことができる誤使用や不注意による事故が起こっていますので注意が必要です。様々な製品で使われているボタン電池が起こす火災や、破裂、液漏れなどの事故について紹介します。

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項目一覧

  • 1. ボタン電池の破裂・発火事故
  • 2. 製品事故収集情報(3月10日~3月23日 受付 103件)
  • 3. リコール情報(1件)
  • 4. その他の製品安全情報
    ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について

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1.ボタン電池の破裂・発火事故

【事例1】
使用済みのボタン電池を樹脂製のかごに入れて、台の上に置いていたところ、その付近から炎が出た。

→使用済みの電池を絶縁処理せず、多数(約80個)保管していたため、電池同士が電極間で短絡して発煙・発火したものと推定される。

【事例2】
押さえると犬の鳴き声を発するクリップ型紙ばさみを使用していたところ音が小さくなったので、ボタン電池交換を行おうとしてプラスドライバーで電池をつついて取り出し、手に取ったところ破裂し、眼に異物が入り、指先にもけがをした。

→劣化などによって内部に水素ガスが発生し、内圧が上昇していた状態でドライバーを使って電池を取り出す際、電池の一部を損傷させたため、破裂したものと推定される。

【事例3】
玩具から取りはずした使用済みのボタン電池が破裂した。

→玩具にボタン電池3個を直列で装填する際、新旧の電池を混用したため、古い電池が過放電状態となり、内部でガスが発生して破裂したものと推定される。なお、電池の梱包パッケージには、「新旧の電池を混ぜて使わない。破裂の危険がある」旨、記載がなかった。

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【事例1の注意事項】
ボタン電池の廃棄の際は、電極にテープを貼ってください。セロハンテープやビニールテープなどには絶縁性があり、事故を防ぐのに有効です。

【事例2の注意事項】
電池や電池パックを傷をつけたりしないでください。変形してショートし、発熱、破裂、発火するおそれがあります。電池の中の液が皮膚や衣服についたらきれいな水で洗い流してください。万一、目に入った場合は、すぐにきれいな水で洗い流して、医師の診察を受けてください 。

【事例3の注意事項】
電池の取替えは全部まとめて行い、新しい電池と古い電池は混ぜないでください。一緒に使うと、古い電池のために電池全体でのパワーが弱くなってしまいます。また、古い電池が液もれを起こすこともあるので取り替える際は必ず全ての電池を新しいものに交換してください。

ボタン電池による事故に関する資料も併せてご参照ください。
(注意喚起ミニポスター「1-25」、再現実験映像等)

  • https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/
  • https://www.nite.go.jp/data/000004830.pdf

その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「ボタン電池」などをキーワードに検索していただけます。

  • https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/accident/search/

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2.製品事故収集情報

消費生活用製品の事故情報収集状況
(3月10日~3月23日 受付103件)
NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

製品名       ( 事故状況と件数 )

  • 1.照明器具  (火災等 12件)
  • 2.石油ストーブ  (死亡等 10件)
  • 3.ガス給湯器  (火災等 6件)
  • 4.ガスこんろ (軽傷等 5件)
  • 4.電気ストーブ (死亡等 5件)
  • 6.リチウムイオン蓄電池 (火災等 5件)
  •  
最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html

事故情報の提供をお願いいたします。
事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html
 

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3.リコール情報

①フジホーム株式会社(法人番号 3010001139206)
「杖」4/19(HP)※修理対応は5/7より開始
【詳細】
http://www.fujihome.co.jp/pdf/190417.pdf

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4.その他の製品安全情報

・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について  消費者庁

消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

  • 4/12 14件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2019/pdfconsumer_safety_release_190412_0001.pdf
  • 4/16 5件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2019/pdf/consumer_safety_release_190416_0001.pdf
  • 4/19 11件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2019/pdf/consumer_safety_release_190419_0001.pdf
  • 4/23 8件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2019/pdf/consumer_safety_release_190423_0001.pdf

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編集後記

製品がどんどん小さくなって、持ち運びが便利になってきています。ゆえに、私は毎日何かを探し、そして紛失しています。携帯電話は、なぜか冷蔵庫で見つかりました。先日はワイヤレスのイヤホンをポケットに入れたまま洗濯してしまい、洗濯機の中から無残な形で発見されました。名前を呼べば返事をする製品を心待ちにするこの頃です。

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https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/index.html

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図