製品安全

Vol.336  7月9日号 「エアコンの事故」

エアコンがフル活動するこの季節。
まだまだ使えるからと、買い換えのタイミングが難しいものですが、久々に使い始めるこの時期、冷え方なども合わせてチェックしましょう。今回は、エアコンの事故をご紹介します。
 

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項目一覧

  • 1.エアコンの事故
  • 2. 製品事故収集情報(5月26日~6月8日 受付 104件)
  • 3.リコール情報(2件)
  • 4. その他の製品安全情報

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エアコンの事故

【事例1】
エアコン室内機及びその周辺を焼損する火災が発生した。

→使用者がエアコンを設置する際に、エアコン室内機の電源プラグを延長コードに接続し、さらに接続部が宙に浮いた状態で使用していたため、接続部が緩むなどにより接触不良が生じて異常発熱し、焼損したものと推定される。なお、取扱説明書には、「据え付けは販売店又は専門業者に依頼する。延長コードは使用しない。感電や火災の原因になる。」旨、記載されている。

【事例2】
エアコンの室外機及びその周辺を焼損する火災が発生した。

→エアコン内部に小動物が侵入したことにより、基板表面に異物が付着し、当該製品が一時的に動作した際に基板上の銅箔パターン間でトラッキング現象が生じて出火したものと考えられる。

【事例3】
エアコン室内機及びその周辺を焼損する火災が発生した。

→エアコンのファンモーターの製造工程上の不具合により、ファンモーターに内蔵されたコンデンサーがショートし、発熱・発火し、出火に至ったものと考えられる。なお、製造事業者は2014年10月17日よりリコールに基づく製品の点検・修理を実施していたが、使用者がリコールを把握していたかは不明である。

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【事例1の注意事項】
電源コードを加工、修理しない。
電源コードの修理や他のコードとねじり接続(配線同士をねじって繋げる)など、コードを途中で接続するような加工は行わないでください。接続不良により、発煙・発火するおそれがあります。このような不適切な修理や加工は、「電源コードが短い」「長すぎる」「電源プラグの形状が異なる」といった理由で行われることがあります。電気工事には専門の知識が必要です。電源コードや電源プラグに不具合が生じた際は、必ず、電気工事業の資格を有した業者に相談するとともに、コンセントの移設などの電気工事は、電気工事士の資格を有した者が行ってください。
また、既に設置されている製品がこのような加工を施されていないか、使用開始前に点検してください。

【事例2の注意事項】
エアコン室外機のまわりに小動物(ゴキブリ、ナメクジ、ムカデ、ネズミなど)のすみかとなる段ボールやゴミ、植木鉢などを置かないでください。小動物が室外機内部に侵入し、電源基板に接触することによってトラッキング現象を起こし、発煙・発火するおそれがあります。

【事例3の注意事項】
リコール製品による事故を防ぐため、お持ちの製品がリコール対象かどうかを確認してください。リコール事例は、「リコール情報の検索」で製品名等をキーワードに検索
していただけます。
 https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/recall/search/

NITEでは2019年6月27日にエアコン・扇風機の事故をプレスリリースしています。
   https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2019fy/prs190627.html

エアコンによる事故に関する資料も併せてご参照ください。

(再現実験映像:リンク先で動画が視聴できますので是非ご覧下さい)

  • (1)エアコン「1.電源コードの継ぎ足し接続で発火」
      https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/01220101.html
  • (2)エアコン「2.ねじり接続で発火」
      https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/1251.html
  • (3)エアコン「3.途中接続で発火」
      https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/18062801.html
  • (4)エアコン「4.内部に洗浄液がかかりトラッキング現象で発火」
      https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/1252.html
  • (5)エアコン「5.害虫が侵入し、内部ショート」
      https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/170824.html

(注意喚起ミニポスター)
  • (1)エアコンの火災事故に注意
      https://www.nite.go.jp/data/000004295.pdf
  • (2)エアコン内部洗浄の事故
      https://www.nite.go.jp/data/000081051.pdf
  • (3)エアコンの途中接続部で発火
      https://www.nite.go.jp/data/000091505.pdf
  • (4)小動物や害虫による事故
      https://www.nite.go.jp/data/000086345.pdf

その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「エアコン」をキーワードに検索していただけます。

  • https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/accident/search/

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2.製品事故収集情報

消費生活用製品の事故情報収集状況
(5月26日~6月8日 受付104件)
NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

製品名       ( 事故状況と件数 )

  • 1.電気ストーブ (火災等 16件)
  • 2.ガスこんろ ( 軽傷等 9件)
  • 3.照明器具 ( 軽傷等 7件)
  • 4.パソコン ( 火災等 4件)
  • 4.電気冷蔵庫 ( 火災等 4件)
  • 4.石油ファンヒーター ( 火災等 4件)

最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html

事故情報の提供をお願いいたします。
事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html
 

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3.リコール情報

  • 東京サンエス株式会社(法人番号 7010501012536)
    「自転車(クランク)」 6/25(HP)
    【詳細】http://tsss.co.jp/web/?page_id=7360
  •  
  • 株式会社サードウェーブ (法人番号 4010001018053)
    「キーボード(リチウムイオン電池内蔵)」 6/27(HP)
    【詳細】https://www.dospara.co.jp/5press/share_info.php?id=1584
  •  

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4.その他の製品安全情報

・iPod nanoの製品事故に係る定期報告  経済産業省

令和元年7月1日付、Apple Japan合同会社(旧 アップル ジャパン株式会社)の経済産業省へのiPod nano(第一世代)の製品事故に係わる定期報告がありました。令和元年5月1日から31日までの本体・バッテリー交換件数は682件となっています。同社が対策を開始した平成22年8月11日以降の本体・バッテリー交換件数の累計は299,458件となっています。

    https://www.meti.go.jp/product_safety/download/kouhyou190702_2.pdf

 

・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について  消費者庁


消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。
  • 6/28   12件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2019/pdf/consumer_safety_release_190628_0001.pdf
  • 7/2   15件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2019/pdf/consumer_safety_release_190702_0001.pdf
  • 7/5   3件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2019/pdf/consumer_safety_release_190705_0001.pdf
  • 7/9   9件  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2019/pdf/consumer_safety_release_190709_0001.pdf

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編集後記

エアコンが手放せない季節となりました。
地球温暖化でしょうか、年々暑くなっている気がします。今はどこのオフィスも空調設備が整い、一年を通じて快適な温度を保っていると思います。
私が昔アルバイトをしていた会社は、夏のエアコンは、部屋の温度が28度を超えたら入れるという規則がありました。係の人が定期的に温度をチェックして回り、温度が28度を超えたと判断されたら、館内放送が流れます。「今から冷房を開始いたしますので、窓を閉めましょう。」うだる真夏の日、この放送が流れると、社内が歓声と拍手につつまれました。

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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図