製品安全

Vol.340  9月10日号 「自然災害をきっかけに発生する製品事故」

9月1日は防災の日でした。1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんだもので、関東大震災の教訓を忘れないという意味と、この時期に多い台風への心構えという意味を含め、1960年に制定されました。
家庭ではもしもの時に備えて防災グッズの準備や避難場所の確認などを行っておきましょう。
今回は自然災害をきっかけに発生する製品事故をご紹介します。
 

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項目一覧

  • 1.自然災害をきっかけに発生する製品事故
  • 2.製品事故収集情報(7月21日~8月3日 受付 87件)
  • 3.リコール情報(5件)
  • 4.その他の製品安全情報
  • ・令和元年度PCB廃棄物の適正な処理促進に関する説明会について

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1.自然災害をきっかけに発生する製品事故

【事例1】
火災報知器が鳴動したため確認すると、電気ストーブ及び周辺が焼損する火災が発生していた。

→地震の際、電気ストーブの上から物が落下したことでスイッチに触れ、電源が入り、周辺可燃物が接炎もしくは放射熱より発火し、火災に至ったものと考えられる。

【事例2】
使用中のセンサーライトから出火して、周辺を焼損した。

→センサーライトの上方で干していた洗濯物が落ちて当該製品に覆い被さり、洗濯物が風にあおられることで検知センサーが反応し続け、電球が過熱されたことで覆い被さった洗濯物が発火したものと考えられる。

【事例3】
テレビ受信用部品付近から異音がし、火が出て、周辺が焦げた。

→落雷により変圧器内で高圧と低圧の線同士が接触し、事故品の電源部分に高電圧が入り込んだため、機器内部の電子部品が焼損したものと考えられる。

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【事例1の注意事項】
地震発生時の製品火災に備える。
棚などから物が落下したり、棚そのものが倒れたりするおそれがあります。家具はできるだけ壁に固定してください。また、地震時に物が飛散し、そばに火元があると可燃物が接触して火災につながる場合があります。ストーブなどを使用する際は、棚などから離して設置してください。

【事例2の注意事項】
台風に備える。
強風により屋外に設置しているものが動き、事故に至る場合があります。照明器具は発熱しているものがあるため、近くに布製品を配置しないでください。また、風雨により屋外に設置している製品内部に雨水が浸入するおそれがあります。使用再開に当たっては、しばらく異常がないか確認しながら使用するようにしてください。異音・異臭などがする場合は使用を中止し、製造事業者に連絡してください。

【事例3の注意事項】
普段から雷に備える。
近くで落雷が起きた場合は、雷が建物内の電線に侵入し、テレビやパソコンなどの電気機器を故障させることがあります。洗濯機やエアコンなどはアースを取り付けることで雷の被害を低減できます。また、雷の影響を軽減する対策が施されたテーブルタップなどに買い替えることも対策の一つです。

NITEでは2019年8月22日に自然災害をきっかけに発生する製品事故をプレスリリースしています。

  • https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2019fy/prs190822.html 

自然災害をきっかけに発生する製品事故に関する資料も併せてご参照ください。
(再現実験映像:動画が視聴できますので是非ご覧下さい)
  (1)照明器具「4.風の影響でセンサーライト近傍の布が発火」 
        https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/20190822.html  
  (2)カートリッジガスこんろ「1.直結型カートリッジガスこんろの破裂」
        https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/1263.html
  (3)電気ストーブ「5.地震による電気ストーブの火災」
        https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/1051.html
  (4)電源コード「7.地震で転倒したロッカーによる電源コードのショート」
         https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/1052.html

(注意喚起ミニポスター)
  (1)自然災害をきっかけに発生する製品事故
         https://www.nite.go.jp/data/000100009.pdf
  (2)非常用グッズの事故
         https://www.nite.go.jp/data/000100010.pdf
   
その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「天災」「落雷」「台風」などをキーワードに検索していただけます。
   https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/accident/search/

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2.製品事故収集情報

消費生活用製品の事故情報収集状況
(7月21日~8月3日 受付87件)
NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

製品名       ( 事故状況と件数 )

  • 1.自転車 (重傷等 16件)
  • 2.電気掃除機 (火災等 6件)
  • 2.照明器具 (火災等 6件)
  • 2.ノートパソコン (火災等 6件)
  • 5.パソコン (製品破損等 5件)
  • 6.エアコン (火災等 4件)
  • 6.バッテリーパック  (火災等 4件)
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最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html

事故情報の提供をお願いいたします。
事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html
 

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3.リコール情報

  • 株式会社ローズバッド (法人番号 8011001025457)
    「サンダル」2019/07/04(HP)
    【詳細】https://www.rosebud-web.com/news_20190704.html
  • 「サンダル」2019/07/18(HP)
    【詳細】https://www.rosebud-web.com/news_20190718.html
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  • コーリュウ株式会社 (法人番号 6140001032997)
    「ハンディファン」2019/08/01(HP)
    【詳細】https://koryultd.com/support/recall/
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  • アキレス株式会社 (法人番号 7011101000682)
    「ゴムボート」2019/08/28(HP)
    【詳細】https://www.achilles.jp/info/detail/boat_pv/
  •  
  • 株式会社カインズ (法人番号 3070001006474)
    「折りたたみ自転車」2019/08/30(HP)
    【詳細】http://www.cainz.co.jp/images/information/pdf/20190830_caprice_info.pdf

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4.その他の製品安全情報

・iPod nanoの製品事故に係る定期報告  経済産業省

令和元年9月4日付、Apple Japan合同会社(旧 アップル ジャパン株式会社)の経済産業省へのiPod nano(第一世代)の製品事故に係わる定期報告がありました。令和元年7月1日から31日までの本体・バッテリー交換件数は540件となっています。同社が対策を開始した平成22年8月11日以降の本体・バッテリー交換件数の累計は300,671件となっています。

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・令和元年度PCB廃棄物の適正な処理促進に関する説明会について  環境省、経済産業省

平成31年3月末を以て、北九州事業エリアの高濃度PCB含有変圧器・コンデンサー等の計画的処理完了期限が終了し、変圧器やコンデンサー等においては、適正処理についての認識も広まってきているところですが、他エリアや安定器・その他の汚染物についても早急な処理・周知が必要なことから、今年度も、環境省と経済産業省の共催で、標記説明会を全国8か所にて、計10回開催いたします。
 今年度は、事業者の方々の関心が高い、安定器の適正処理(仕分け方法等)について演題を新たに設け、昨年に引き続き発見・処分事例等を充実させてご説明いたします。

講演内容
・PCB廃棄物の処理(PCB特別措置法)について:環境省 廃棄物規制課
・PCB含有電気工作物(電気事業法)について:経済産業省 電力安全課           ※高松・広島・福岡会場は除く
・安定器の適正処理について:公益財団法人 産業廃棄物処理事業振興財団
・高濃度PCB廃棄物の処理手続きについて:中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)
 ※高松・広島・福岡会場においては高濃度PCB含有の変圧器・コンデンサーに関する講演はいたしません(処分期間終了のため)

    【開催期間】令和元年11月1日~令和2年1月24日
    【開催地】札幌、仙台、名古屋、高松、広島、福岡、大阪、東京(全国8都市10会場)
    【時 間】時間:13:30~ 約4時間程度 (受付開始 13:00)
    【参加費】無料
    【詳細・申込み】https://www.omc.co.jp/pcb2019/index.html

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・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について  消費者庁

消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

  • 8/30   8件  https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_190830_1.pdf
  • 9/3   16件  https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_190903_01.pdf
  • 9/6   18件  https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_190906_01.pdf
  • 9/10   15件  https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_190910_01.pdf
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編集後記

地震、雷、火事、親父。あなたの怖い物は何でしょうか。
私の最近の怖い物は「老いる」です。ここ数年、本当に坂道を転がるように老いていく自分。
もちろん見た目はひどいですが、これはあまり鏡を直視しないようにすれば回避できます。問題は視力と聴力です。商品の裏に書いてある成分や、説明などは、点にしか見えません。テレビのボリュームは年々大きくなります。
最近昔の同僚と食事に行きましたが、メニューを見て、「何て書いてる?」「わからん」、「見えない」。お店の人に聞くも「え?」「何?」「聞こえない」本当にコントのようです。あれから30年。時は残酷です。

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(メールを送る際は【アットマーク】を@に変えてください)

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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図