製品安全

Vol.350  2月10日号 「非純正バッテリーの事故」

リチウムイオンバッテリー搭載製品のうちバッテリーパックが交換可能な製品では、非純正バッテリー(正規ブランド事業者の指定する純正バッテリー以外の他社製の互換品)を使用中に事故が発生しています。
非純正製品は安価で、インターネットでも販売されているため、購入しやすく、販売台数も増えています。
今回は非純正バッテリーの事故をご紹介しましょう。

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項目一覧

  • 1.非純正バッテリーの事故
  • 2.製品事故収集情報(12月8日~12月21日 受付 115件)
  • 3.リコール情報(5件)
  • 4.その他の製品安全情報
    ・iPod nanoの製品事故に係る定期報告
    ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について
    ・「製品安全」技術講座および共通技術セミナーのご案内
    ・iNARTE PS(製品安全)受験講習会・資格試験のご案内
    ・ミプロ製品安全セミナーのご案内
    ・リコール対策セミナーのお知らせ

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1.非純正バッテリーの事故

【事例1】
インターネットで購入した充電中の電動工具用バッテリーパック付近から出火して、床を焼損し、足にやけどを負った。

→非純正バッテリーのバッテリーパックに、安全装置(バッテリー間の電圧のアンバランスを検知したり、バッテリーの異常を検出する機能)がない構造であったため、過充電により異常発熱し、焼損したものと考えられる。

【事例2】
充電中の掃除機付近から出火し、周辺を焼損した。

→非純正バッテリーのバッテリーパック内部でショートして異常発熱し、焼損したもと考えられる。

【事例3】
ネットオークションで購入した中古品のノートパソコンを充電中、バッテリーパックから出火し、周辺を焼損した。

→非純正バッテリーのバッテリーパック内のバッテリー6本のうち1本が内部ショートして異常発熱し、焼損したものと考えられる。

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【注意事項】
リチウムイオンバッテリー搭載製品の正規ブランド事業者が指定する純正バッテリーは、製品本体及びバッテリー双方の制御機能で安全に動作するよう設計されています。一方で非純正バッテリーは制御機能が正常に働かず事故に至るおそれがあるものもあり、購入する際はバッテリーの販売事業者に安全性について確認を行ってください。また、非純正バッテリーのなかには品質の悪いバッテリーが使用されていた製品が確認されています。
非純正バッテリーの使用について、使用中止等の注意喚起を行っている正規ブランド事業者等もあります。非純正バッテリーをお持ちの場合、正規ブランド事業者等のホームページを確認するなどして、事故が発生している製品でないことを確認してください。
インターネットで購入した製品で、事故発生後に事業者に問い合わせようとしても連絡先が不明であったり、海外の連絡先しか表示されていなかったりするものがあります。製品を選ぶ際には、販売事業者の連絡先が確かなことを一つの基準としてください。
また、中古品を購入した場合には、非純正バッテリーに交換されていないか確認してください。
   

【経済産業省による注意喚起】
コードレス掃除機の非純正バッテリーのバッテリーパックで火災事故が発生しているため、対象製品の使用中止を呼び掛けています。
      https://www.meti.go.jp/press/2019/08/20190809005/20190809005.html

■NITEでは2020年1月23日に非純正リチウムイオンバッテリーの製品事故をプレスリリースしています。
      https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2019fy/prs200123.html

■非純正バッテリーの製品事故に関する資料も併せてご参照ください。
  (再現実験映像:リンク先で動画が視聴できますので是非ご覧下さい)
  (1)バッテリーパック「1.電動工具用非純正バッテリーパックから発火」
    https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/20012301.html
 
  (注意喚起ミニポスター)
  (1)非純正バッテリーパックの事故
      https://www.nite.go.jp/data/000106071.pdf
   
■その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「非純正」などをキーワードに検索していただけます。
   https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/accident/search/

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2.製品事故収集情報

消費生活用製品の事故情報収集状況
(12月8日~12月21日 受付115件)
NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

製品名       ( 事故状況と件数 )

  • 1.自転車 (重傷等 30件)
  • 2.ガスこんろ (死亡等 6件)
  • 3.電子レンジ (火災等 5件)
  • 4.ガス給湯器 (拡大被害等 4件)
  • 4.電気ストーブ (軽傷等 4件)
  • 4.照明器具 (火災等 4件)
  • 4.エアコン (火災等 4件)
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最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html

事故情報の提供をお願いいたします。
事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html
 

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3.リコール情報

  • ・サイクルヨーロッパジャパン株式会社 (法人番号 7010001017944)
    「自転車」2020/01/16(HP)
    製品名及び型式:Bianchi(ビアンキ)「Roma」(ローマ)シリーズ 2020年モデル 1/2/3
    【詳細】http://www.japan.bianchi.com/news/index.cgi
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  • ・サイクルヨーロッパジャパン株式会社 (法人番号 7010001017944)
    「自転車」2020/01/16(HP)
    製品名及び型式:Bianchi(ビアンキ)「Via Nirone7」(ヴィアニローネ7)シリーズ 2020年モデル 105/Sora
    【詳細】http://www.japan.bianchi.com/news/index.cgi
  •  
  • ・クレアーズ日本株式会社 (法人番号 4010001092016)
    「子供用ドレス」2020/01/30(HP)
    【詳細】https://clairesn.co.jp/news/20200206/
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  • ・ヤマハ発動機株式会社 (法人番号 2080401016040)
    「電動アシスト自転車」2020/02/03(HP)
    【詳細】https://www.yamaha-motor.co.jp/recall/pas/2020-02-03/
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  • ・双日マシナリー株式会社 (法人番号 8010001089058)
    「電気冷蔵庫(ワイン用)」2020/02/03(HP)
    【詳細】https://www.forster.jp/support/info/
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4.その他の製品安全情報

・iPod nanoの製品事故に係る定期報告  経済産業省

令和2年2月3日付、Apple Japan合同会社(旧 アップル ジャパン株式会社)の経済産業省へのiPod nano(第一世代)の製品事故に係わる定期報告がありました。令和元年12月1日から31日までの本体・バッテリー交換件数は444件となっています。同社が対策を開始した平成22年8月11日以降の本体・バッテリー交換件数の累計は303,305件となっています。

  https://www.meti.go.jp/product_safety/download/kouhyou200203_1.pdf


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・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について  消費者庁

消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

  • 1/31 17件 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_200131_01.pdf
  • 2/4 14件 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_200204_01.pdf
  • 2/7 17件 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_200207_01.pdf

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・「製品安全」技術講座および共通技術セミナーのご案内  一般社団法人KEC関西電子工業振興センター

    1. 製品安全技術講座
     「安全安心な商品開発のための信頼性の考え」
  
        信頼性の切り口から科学的に取り組んできた講師から製品安全を実現するために商品開発に必要な信頼性の知識とその活かし方について学ぶ。
 
      【開催日】 2020年 2月26日(水) 13:00-17:00
      【会 場】 DKビル(旧電子会館) (大阪市 北区西天満 6-8-7)
      【参加費】 KEC会員5,000円(非会員7,000円)(税込み)

      【詳 細】 https://www.kec.jp/seminar/rsspd2019/

      2. 製品安全共通技術セミナー
  
         電気用品安全法・国際規格のベースとなる電気安全の共通技術を習得し製品安全設計に活かす。

   【開催日】 2020年 3月13日(金) 10:30-17:00
   【会 場】 CIVI研修センター 新大阪東 E703
   【参加費】 KEC会員5,000円(非会員7,000円)(税込み)

   【詳 細】 https://www.kec.jp/seminar/pshs2019/


      問合せ先: 一般社団法人KEC関西電子工業振興センター
            専門委員会推進部  事務局 藤田 泰男
            TEL:0774-29-9041 E-mail:publication01@kec.jp

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・iNARTE PS(製品安全)受験講習会・資格試験のご案内  一般社団法人KEC関西電子工業振興センター

    iNARTE PSエンジニア・テクニシャン資格は、製品安全対策技術や製品安全規格の知見を有する事を認証する技術者資格です。
    下記要領で受験講習会・資格試験を実施します。

    1.iNARTE PS(製品安全)受験講習会 (2日間セット)
     ・開催日時:2020年4月 9日(木)13:00~17:00
          4月10日(金)10:20~16:30
     ・会場  :CIVI研修センター新大阪東 E703(大阪市東淀川区)
     ・受講料 :会員18,000円/非会員24,000円(消費税込)
     ・募集人員:50名
     ・募集期間:2020年2月1日~3月27日
          (定員に達し次第、締切りとさせていただきます)

    2.iNARTE PS(製品安全)資格試験
     ・開催日時:2020年6月12日(金)9:00~17:45
     ・大阪会場:CIVI研修センター新大阪東 E705(大阪市東淀川区)
      東京会場:日本教育会館 7階 707号室(東京都千代田区)
     ・受験料 :16,000円(消費税込)
         なお、合格された方は、別途認証料13,000円が必要です。
     ・募集人員:80名
     ・募集期間:2020年2月1日~5月29日
          (定員に達し次第、締切りとさせていただきます)

    お申し込みは、
    https://www.kec.jp/seminar/narte_ps20/
    からお申し込みください。

    お問い合わせ
    一般社団法人KEC関西電子工業振興センター
    iNARTE Japan PS 分科会 事務局 石住 隆司
    〒619-0237 京都府相楽郡精華町光台3丁目2番地2
    TEL:0774-29-9041/E-mail:narte-safty01@kec.jp

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・ミプロ製品安全セミナーのご案内

    ~知っておきたいキッチングッズの輸入通関と検査~
    主催: 一般財団法人対日貿易投資交流促進協会(ミプロ)

    食品衛生法の対象である「器具」(食器、調理器具や調理家電等)を
    輸入通関する際の輸入届出と自主検査についてセミナーを開催します。
    現場を知る登録検査機関の講師が、輸入通関をスムーズに進めるための
    基本知識と留意点を解説します。

    【日時】2020年3月6日(金)14:00~16:00
    【会場】池袋サンシャインシティ・ワールドインポートマート6F 
            コンファレンスルームRoom9
    【詳細・申込】
    https://krs.bz/mipro/m/config-id-anzenweb200306?e_2837=6&e_2825=1

    【問合せ先】(一財)対日貿易投資交流促進協会(ミプロ)
    TEL:03-3971-6571 担当:日戸、是枝

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・リコール対策セミナーのお知らせ  一般社団法人PL対策推進協議会 https://pl-taisaku.org/

    ・開催日時 令和2年3月2日(月)13時受付開始 13:30~15:30
          ※2月10日(月)開催に引き続き開催いたします。

    ・開催場所 板橋グリーンホール 504会議室 東京都板橋区栄町36-1
    ・費用 一般 3,000円 会員 1,000円 お支払い等詳細は当協議会サイトにてご確認ください。

    ・内容
     1. 国、世界のリコールに関する動向(経産省リコールハンドブック2019との対比)
     2. リコール・自主回収とはなにか
     3. 品質保証とPL対策について
     4. 具体的なプロセスと重要事項
     5. 製品安全のスマート化について

    ・講師プロフィール
     渡辺吉明(当団体 代表理事)
     一般社団法人PL研究学会副会長(製品リコール研究部会長)
     リコール検討委員会副委員長

    ・詳細、参加お申込みは以下のサイトからお願いいたします。
     https://pl-taisaku.org/?p=1202

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編集後記

大阪では、偽物のことを「パチもん」といいます。盗むことを「パチる」、と言うことから、デザインや機能を盗んだものを「パチもん」というようになったとの説があるようです。反して正規品のことは「ほんまもん」といいます。「ばったもん」、こちらは投げ売り商品、B級品を表現するようです。
今で言うと、アウトレットでしょうか。言い方によっては印象が変わりますね。
私の家族は「ばったもん」が大好きです。スーパーの食材半額セールも大好きで、半額だとみさかいなくカートに投げ込みます。お会計時に「半額製品です」「半額製品です」と連呼されるとき、私はなぜか、少し悲しい気持ちになります。

PSマガジン配信先の紹介等PSマガジンの普及にご協力をお願い致します。また、社内報や広報誌、回覧板などへの掲載も歓迎致します。
                                                             
PSマガジンに関するお問い合わせ、「その他の製品安全情報」欄へ掲載のご希望などがありましたら、以下のメールアドレスまでご連絡ください。
 Eメール:ps【アットマーク】nite.go.jp
(メールを送る際は【アットマーク】を@に変えてください)

配信停止、パスワード変更等は以下URLよりお願いいたします。
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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
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