製品安全

Vol.382  6月8日号 「オーブントースターの事故」

昨年はおうち時間を充実させるため、趣味として手作りパンが注目されました。それに伴い、オーブントースターの出荷台数が昨年増えています。オーブントースターは使い方を間違えると火災に至ってしまうおそれがあります。今回は、オーブントースターの事故を紹介します。

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項目一覧

  • 1.オーブントースターの事故
  • 2.製品事故収集情報(5月16日~5月29日 受付99件)
  • 3.リコール情報(4件)
  • 4.その他の製品安全情報
    ・Webでの非重大製品事故の報告・通知が可能になりました
    ・SAFE-Liteのご案内
    ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について
    ・「2021年度 製品安全基本教育講座」のご案内

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1.オーブントースターの事故

【事例1】
使用中のオーブントースターから出火し、床を焼損した。

→手入れ不足でくず受けトレイに食品かすなどが堆積していたため、使用時にヒーターの熱で食品かすなどが焦げて発火したものと考えられる。なお、取扱説明書には、「くず受けトレイはよごれたままにしない。油分や食品かすが残っていると燃えることがある。」旨、記載されている。
   
【事例2】
オーブントースターでぎょうざの皮を焼いていたところ、オーブントースターと周辺を焼損する火災が発生した。

→使用者がぎょうざの皮を長時間加熱したため、ヒーターの熱で焦げて出火に至ったものと考えられる。なお、取扱説明書には、「調理物の様子を見ながら調理する。」、「必要以上に加熱しない。加熱しすぎると調理物がこげたり、発火したりする恐れがある。」旨、記載されている。


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【事例1の注意事項】
庫内はくず受けトレイを含めこまめに掃除を行ってください。庫内やくず受けトレイに食品かすや油分などの汚れがある状態で使用すると、ヒーターの熱でそれらの汚れが予期せぬ過加熱となり、発煙や発火のおそれがあります。特に油分を含む食品を使用した後は油分がくず受けトレイに落ちている可能性があるので必ずチェックしてください。(やけどをしないために、冷めてから行ってください。)生の魚や肉、揚げ物など、油分がヒーターに落ちるような食材は網に直接載せず、必ずアルミホイルを敷くか受け皿を使用してください。


【事例2の注意事項】
食品をオーブントースターで加熱し過ぎると発火する場合があります。油分を含む食品は、加熱し過ぎた際に爆発的に燃えるおそれがあるため、注意が必要です。また、チーズや餅など加熱により形状が変わる食品は、加熱により変形して気づかないうちにヒーターに接触して発火するおそれがあります。これらの事故は、食品の様子を見ながら少しずつ加熱することで防ぐことができます。取扱説明書に使用上の注意事項がある場合は必ず順守してください。

■その他のオーブントースターの事故情報も併せてご参照ください。
  (再現実験映像)
   (1)オーブントースター「1.食品が過加熱で発火」
    https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/2021052701.html
   (2)オーブントースター「2.庫内の汚れが発火」
    https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/2021052702.html
 
  (注意喚起ミニポスター)
   (1)オーブントースター「オーブントースターでの過熱に注意」
        https://www.nite.go.jp/data/000125328.pdf

■その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「トースター」、「パン」等をキーワードに検索していただけます。
   https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/accident/search/

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2.製品事故収集情報

消費生活用製品の事故情報収集状況
(5月16日~5月29日 受付 99件)
NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

製品名       ( 事故状況と件数 )

  • 1.蛍光ランプ                 (火災事故等  26件)
  • 2.ベビーカー                (軽傷事故等 14件)
  • 3.テレビ                    (火災事故等 3件)
  • 4.石油ストーブ              (火災事故等 2件)
  • 4.衣類                      (重傷事故等 2件)
  • 4.自転車                    (重傷事故等 2件)
  •  

最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html

事故情報の提供をお願いいたします。
事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html
 

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3.リコール情報

  • ・株式会社スチール (法人番号 4060001005435)
         「エンジンカッター」 05/26(HP)
         【詳細】 https://www.stihl.co.jp/TS420recall.aspx
  • ・株式会社ユニクロ (法人番号 9250001001451)
         「下着(ブラタンクトップ、ボディシェイパーショーツ)」 05/28(HP)
         【詳細】 https://faq.uniqlo.com/articles/FAQ/100006914/
  • ・株式会社ヤザワコーポレーション (法人番号 7010501014235)
         「LED照明器具」 05/28(HP)
         【詳細】 https://www.yazawa.bz/recall_info/
  • ・CASARICH株式会社 (法人番号 8010501030198)
         「ベビーカー」 05/31(HP)
         【詳細】 https://casarich.co.jp/news/34684

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4.その他の製品安全情報

Webでの非重大製品事故の報告・通知が可能となりました

NITEが運用する事故情報収集制度で定めている様式-1(報告書)及び様式-2(通知書)について、フォーム入力によるWEBからの送信が可能となりました。各項目の入力が簡便となり、NITEへの提出まで一連の操作で行って頂けます。
また、作成途中でCSVファイルを保存することで、後日入力を再開することもできます。
 
 https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/jikohokoku.html
 
 お問合せ先:NITE製品安全センター事故調査統括課
 電話   :06-6612-2068
 e-mail  :jiko【アットマーク】nite.go.jp
      (メールを送る際は【アットマーク】を@に変えてください)
 
  引き続き、事故情報収集制度への御理解、
  御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。


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SAFE-Lite
 
NITEは、より安心・安全な社会になることを目指して、製品安全に関する
情報を発信してきました。NITEのウェブサイトでは、事故情報データベース、
リコール情報や誤使用に関する注意喚起などを発信しています。

NITEのホームページでは事故情報をどなたでも簡単にウェブ検索できる
「SAFE-Lite」をサービス提供しております。

「SAFE-Lite」は、製品の危険性を評価するリスクアセスメント・ツール
「製品事故予測システムSAFE(※)」の「あいまい」機能をWeb化した
システムです。NITEのホームページから「SAFE-Lite」へアクセスできます。

※SAFE(System for Accident Forecasting Events)は、2019年11月から製造
事業者を中心にインストール用DVDで提供しています(利用者申請が必要)。

お使いの製品で異常を感じた際に、「SAFE-Lite」で事故となる危険性を調べる
ことで、必要な対策の参考情報を得ることができます。

ご利用の際は、製品の利用者が普段お使いの言葉で、製品事故が発生する前に
みられる「予兆(現象)」情報を「SAFE-Lite」に入力すると、同じ現象の事故だけ
ではなく、よく似た事故情報も表示されます。これにより、様々な視点から事故
となる危険性やその場合の被害状況などを調べられることで、事故の未然防止に
つなげます。

SAFE-Lite サイト
https://safe-lite.nite.go.jp/

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消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 消費者庁

消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告の
あった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

  •     5/28   16件 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_210528_01.pdf
  •     6/1    6件 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_210601_01.pdf
  •     6/4    7件 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_210604_01.pdf
  •     6/8    6件 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_210608_01.pdf


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「2021年度 製品安全基本教育講座」のご案内 一般社団法人KEC関西電子工業振興センター

 本講座は製品安全の基本から個別の製品についてのIEC安全規格の具体的な
 要求事項に加えて、IEC62368-1や電気用品安全法の技術基準の性能規定化等
 の最新情報や製品リスクアセスメントの方法を網羅しています。
 (通年全6回/選択受講可)
 なお、オンライン開催の手続きのため、募集締切が開催前1か月前と従来より
 早く設定されているため、受講ご希望の方はお早めに申込をお願いします。
  
  【開催期間】  2021年 8月27日(金)~ 2022年 1月28日(金) 全6回
 【会 場】  Zoomによるオンライン  
 【参加費】  KEC会員 7,000円 非会員 10,000円 (1講座当たり)
 【詳 細】  https://www.kec.jp/seminar/anzen21/
 
  問合せ先: 一般社団法人KEC関西電子工業振興センター
        専門委員会推進部  事務局 藤田 泰男
        TEL:0774-29-9041 E-mail:publication01@kec.jp

 

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編集後記

朝パンを焼いていて、時間の設定を間違えて黒焦げになってしまうことは何度かあったのですが、自分の中ではその状態がパンの最終段階だと思っていました。今回、オーブントースターの注意喚起のためにパンを黒焦げになっても加熱し続けたところ、発火しました。当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、「パンって燃えるのか」ということに、今更ながら衝撃を受けています。

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 Eメール:ps【アットマーク】nite.go.jp
(メールを送る際は【アットマーク】を@に変えてください)

配信停止、パスワード変更等は以下URLよりお願いいたします。
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/index.html

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図