自転車用4軸振動試験機
実際の路上走行時に自転車フレームの各部にうける振動を再現させるロードシミュレーターです。フロント及びリヤ(2部位)の車軸部にそれぞれ水平&垂直方向(2方向)に独立して加振することができ、路上に存在する様々な段差の衝撃等を再現し、数年単位で受ける振動を短時間で試験できます。
仕様等
- ・メーカー:カヤバシステムマシナリー株式会社
- ・試験手順
- (1)実走行する自転車の前後車輪軸に加速度センサーを取付け、走行時の前後方向及び上下方向の振動加速度を測定。同時に破損部など測定したい部位のひずみデータを事前取得する。
- (2)振動加速度データを試験機に入力する(自動制御により制御ソフトが制御データを計算し、振動試験機に連動した油圧シリンダーの動きを制御する仕組み)。
- (3)試験機に取り付けた自転車フレームの測定したい部位に貼った加振中のひずみデータを測定し、実走行のひずみが再現できるようにおもりの積載方法を変えるなどの手法を用いて制御データを調整する。
- (4)事故品の使用期間相当の疲労試験を実施(例:3年間分の段差を乗り上げ時の衝撃を繰り返し再現させるためには、約1ヶ月の試験期間が必要)。
- ・性能:
- (1)試験可能な自転車の車軸間距離:750~1400mm
- (2)最大振動加速度:150m/s2
- (3)周波数範囲:1~50Hz
自転車用4軸振動試験機
ひずみデータの再現性の例
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