バイオテクノロジー

平成19年度 お客様アンケート調査

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調査の目的

本調査は、平成18年度に実施したお客様アンケート調査の分析結果から得られた課題について深堀し、お客様の要望を具体的に把握し、可能な範囲で改善することを目的としました。

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調査方法

本調査は、平成18年度に生物遺伝資源を分譲した国内のお客様に、メールにてアンケート調査を依頼し、ウェブ上にてご回答をいただきました。

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アンケート内容

アンケートは、次の3項目についてお尋ねしました。

  1. (1)不手際への対応について
  2. (2)お問い合わせへの対応について
  3. (3)NBRCに保有して欲しい生物遺伝資源について

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調査結果

アンケート調査票をメールにて621件送付し、146件(24%)の回答が得られました。

(1)不手際への対応について(図1及び表1の(1)参照)

不手際はなかったと回答された方が殆どであり、不手際への対応についてはわずかにご不満をお持ちの方がいらっしゃいました。

図1 不手際への対応

(2)お問い合わせの対応について(図2及び表1の(2)参照)

約60%の方にお問い合わせをいただきました。その中に対応にご不満をお持ちの方が約3%いらっしゃいました。(図2)

図2 お問い合わせへの対応

(3)NBRCに保有して欲しい生物遺伝資源について

  • 44名の方から61件のご要望をいただきました。
  • 具体的には、マラセチア属菌の酵母、醸造用酵母、乳酸菌、腸内細菌、難培養性菌類、微生物全般に渡ってタイプやタイプ由来株、論文等で使用された分離株、外国産微生物などを保有して欲しいとのご意見がありました。

平成20年度の生物遺伝資源の収集株数は、酵母菌、糸状菌、放線菌、乳酸菌、細菌、古細菌及び微細藻類について、1,200株を目標としています。
これらの生物遺伝資源は、研究開発や産業上有用なもの、分類学基準株及びタイプ標本由来株について、多種多様の収集に努めてまいります。また、海外の生物遺伝資源につ いては、東南アジアを中心に収集に努めてまいります。

(平成15年度の回答数は876件であり、平成18年度の回答数は61件でした。)

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ご意見・ご要望等

ご意見・ご要望等への対応は表1の(3)のとおりです。

なお、平成18年度のお客様アンケート調査にて、ご要望をいただきました『オンラインカタログにおける輸入検疫有害菌の表記』につきましては、今年度より対応を開始し『オンラインカタログの詳細情報で表示される「Plant Quarantine No.」 に記載の略号の色分け』を行っております。

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おわりに

不手際への対応及び問い合わせへの対応につきましては、不適切な対応があり、誠に申し訳ございませんでした。今後は、お客様の目線で誠意をもって丁寧に対応してく所存でございます。また、生物遺伝資源の収集については、毎年、計画を立て戦略的に収集していく所存でございます。

NBRCへのご意見・要望等について、多くの指摘をいただきましたので、可能な限り随時改善していく所存でございます。
最後になりましたが、アンケートにご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

表1 ご意見・ご要望等への対応について

(1)不手際への対応について
ご意見・ご要望等 対応内容
特に不満はないが、注文した菌株が土曜日など休日に届き、土・日と郵便受けに入ったままにならないように菌株の到着日に配慮した発送をお願いしたい。これまではこのようなことにならないように、こちらで考慮して発注しておりました。 L-乾燥標品の菌株は、数日間であれば常温でも死滅することはございませんのでご安心下さい。
なお、不安なため発送日を指定したいときは、collection@nbrc.nite.go.jpまでご連絡をお願いします。
不満ではないのですが、代金の債権者登録を行う際に、少々戸惑ってしまいました。必要書類等の不備などありまして、何度か郵送を繰り返したことがありました。利用者にもわかりやすい手続きのマニュアルなどがあれば助かります。 お手数ですが、個別に対応させていただきますので、collection@nbrc.nite.go.jpまでお問い合わせをお願い致します。
(2)お問い合わせの対応について
ご意見・ご要望等 対応内容
あるバクテリア菌株の種の特性が実験によって確かめられなかった。問い合わせたところ、それに関する確認はしていないとのことであり、それ以上の提案やアドバイスなどが一切なかった。 細菌株については、16S rRNA塩基配列に基づく学名の確認を行っております。性状の調査も特定の菌株は行っておりますが、すべてについては行えないのが現況です。誠に恐れ入りますが、ご理解とご了承の程をよろしくお願い致します。
菌株を当社で培養を行ったがなかなか旨くいかなかった。電話等には丁寧に対応いただいたのだが、解決できず断念してしまった。貴機関で実地で培養実験などの指導をしていただければ(有料でも)有り難い。 ご希望をいただきましたら、当施設にて培養が難しい株に関する培養方法等をお教えすることが可能です。詳細はcollection@nbrc.nite.go.jpまでお問い合わせをお願い致します。
私自身未熟ですので、何かと相談したい事があったりするのですが、少々恥ずかしく相談しにくい雰囲気があります。メールetcで何でも相談できる環境にしていただけるとありがたいです。 ご相談案件はメールでも受け付けておりますので、collection@nbrc.nite.go.jpまでお問い合わせ下さい。知りうる範囲で菌株担当者がお答えいたします。
一度だけ、メールでの問い合わせに対し、お返事をいただけなかったことがあります。至急の内容ではなくその後解決したので、私の方から電話等での催促はしませんでした。 この度は回答漏れがありまして、ご迷惑をお掛け致しましたことを深くお詫び申し上げます。ご指摘を踏まえまして、お問い合わせに対する回答が必ず行われているかを確認する体制を構築いたしました。
(3)その他、NBRCに対するご意見・ご要望
ご意見・ご要望等 対応内容
以前、お客様からNBRC株を購入したのでそれを使って試験をしたいという技術相談を受けました。相談された方は化学系の方で、オートクレーブ・クリーンベンチ等微生物を扱う施設を全く持っておらず試薬感覚で購入したようでした(アンプルを開けて液体に溶かせばすぐ菌液として使えるという認識でした)。そういう人でも微生物菌株が買えてしまうんだとかなり驚きました。 微生物の分譲に際しては、依頼者が「生物遺伝資源の分譲と使用に関する同意書」を確認し、同意した上で分譲を依頼してもらうこととしております。この同意書の第2項に「当該生物遺伝資源等の取扱いに熟練した者が、適切な設備及び管理の下において使用することを保証します。」という記述があり、これにご署名あるいは捺印いただいた方に菌株を分譲しています。したがって、菌株分譲をご依頼される方は、上記の条件を満たされていると認識しております。なお、疑いがもたれる場合には、同意書に基づきNBRCから電話などで確認することもございます。
NBRCは海外、特にアジアの陸産微生物を重点的に探索・収集し、分子系統解析や諸特性の調査を行った後、一般に提供していると聞いている。海外での収集も必要であろうが、海に囲まれた日本にとっては海洋微生物を集めて利用出来るようにすることも重要である。海は依然として未知の微生物の宝庫であり、培養の容易なものから困難なものまであると予想されることから、海洋微生物の遺伝資源開発はNBRCクラスの大規模な機関が手がけるべきと考える。 NBRCでは、海生菌類や海洋性の微細藻類についても積極的に収集しておりますが、今後もさらなる拡充に努めてまいります。
不満という程ではありませんが、生物遺伝資源提供同意書(食品用)を送って頂くのに、やや時間がかかったように思います。 NBRCには、「生物遺伝資源提供同意書(食品用)」という書類はございません。様式・手引きの一覧をご確認頂き、該当する書類がございましたら、ご指摘を頂ければ幸いです。
教材として使用する際の参考になるので、例えば子のう菌では子のう胞子形成の良否、子のう形成培地、培養温度、培養時間などの情報を菌株情報として付け加えて欲しい。あるいは、胞子形成が良い、教科書に書かれているような典型的な培養性状を示す、など教材として使用するのに優れている菌株リストを提供して欲しい。 ご意見有り難うございます。菌株の特性(性状)データの収集及びそれらのデータベース収載について検討させていただきます。
微生物の復元方法の他に長期保存方法も添付してほしいです。実際にはスキムミルクで-80℃保存しているが、最新の簡単な方法があればそのアドバイスが欲しい。 誠に恐れ入りますが、菌株ごとに対応が異なりますので、collection@nbrc.nite.go.jpまでお問い合わせ下さい。知りうる範囲で菌株担当者がお答えいたします。
微生物の保存や管理維持に関する情報を公表していただけると、参考になります。
NBRCのポリシーなのだとは思いますが、保存微生物株の担当者が少しは分かるようにした方が、信頼性の面など、ユーザーにとって都合が良いのではないでしょうか? ご指摘ありがとうございます。信頼性等の向上のためにも、検討させていただきます。
ドイツの保存機関から購入している培養が難しい菌株の培養をお願いしたい。 誠に申し訳ございませんが、他機関から入手された菌株の培養をお受けすることは致しかねます。NBRCより入手された菌株につきましては、ご希望をいただきましたら、当施設にて培養が難しい株に関する培養方法等をお教えすることが可能です。
購入アンプルのガラスがアンプルカッターを使ってもなかなか割れない。厚みがあるのは丈夫で結構だが、くびれを設けるなどして割りやすくならないものか。 輸送中の破損を防ぐため、アンプルには硬質ガラスを使用しています。事故防止のため、ご理解いただければ幸いです。
また、アンプルカッターにつきましては、使いやすいものの開発を行い、販売又は提供することを検討しています。
アンプルに傷がつけ易いように凹部分などがあると良い。
簡易的なアンプルカッターが同封されているとありがたいです。いまだにアンプルカッター購入できず、アンプルも固いので困窮しています。
試験菌として購入する利用をさせていただいてます。菌の周辺情報として人体への影響(病原性)または生息場所、菌の特性などの情報が得られないかと常々思っています。本来の業務内容からは外れる要求になるかと思いますが、ご検討願えないでしょうか。 菌株の周辺情報といたしまして、分離源については情報がある限り、バイオセーフティレベル(BSL)についてはレベル2に該当する場合にその旨を添付書類やオンラインカタログ等に掲載しておりますが、今後も利便性向上のために、情報収集に努めてまいります。
入手するまでの時間が最も早いので、NBRCにある菌株の場合には実験計画が組みやすく、非常に助かっています。放線菌以外の多彩な菌群(特に乳酸菌など)をより充実していただけるともっと助かります。 ありがとうございます。現在も多様な菌の収集を図っておりますが、さらなる拡充に努めてまいります。
菌の分譲方法の指導が適切であり、大変助かった事があります。また、こちらの質問について丁寧にお答え頂いたので特に不満はありません。ただ、保有されている菌の機能性について、その機能を生かす方法などの指導をして頂けるとありがたいと思います。 ありがとうございます。菌株の機能性につきましては、collection@nbrc.nite.go.jpまでお問い合わせいただけましたら、知りうる範囲でお答えいたします。しかしながら、NBRCでは応用研究は行っておりませんので、分からない場合もございますことを予めご了承下さい。
ホームページのカタログの使い勝手が悪い。1)アクセスに時間がかかり、時にはタイムアウトする。2)菌株検索をする際、性質などの情報がほとんどないため、希望する菌株の存在さえ容易に調べられない。改善を要望します。 オンラインカタログについてのご指摘、誠に申し訳ございません。菌株の情報については、知りうる限りの情報を掲載していますが、多くの菌株は寄託時に性質等に関する詳細な情報をお願いしていないため記載しておりません。今後、より多くの情報を掲載できるよう努めてまいります。
カタログが分かりにくい(ホームページ上)。菌株の特徴などについても記入してほしい。利用の可能性についても備考に書き加えてほしい。
菌を購入する際に安全な菌株かどうかわかりにくい感がありました。 「間違って危険な菌を購入してしまったら」と不安になりました。カタログに安全マークなどあればありがたいです。 NBRCでは、バイオセーフティレベル(BSL)がレベル2以下の菌株のみを保有しております。菌株がレベル2に該当する場合には、その旨を添付書類やオンラインカタログ等に掲載しておりますので、そちらをご参照ください。
なお、植物病原菌など何らかの法規制がかかる株は、オンラインカタログの詳細画面の該当する箇所を赤色とし、注意喚起をしています。
購入した菌株の特徴を記載したA4版くらいのものが添付されているとありがたいです。例えばこの菌株は○○を高生産する菌とか、この菌株は△△に使用される菌、この菌株は□□を高生産する菌、など特徴がわかるものや、初発の培養時にかなりの日数を要するなど性質がわかるものが記載されているとありがたいです。 培養に特殊な条件が必要な菌株については、そのご案内を菌株発送時の添付資料に記載しております。菌株の応用につきましては知りうる限りの情報をオンラインカタログ等に掲載していますが、多くの菌株は寄託時に性質等に関する詳細な情報をお願いしていないため、情報を記載しておりません。今後、より多くの情報を掲載できるよう努めてまいります。
アンプルに保存されているものは、求めに応じてスラントに開封したものをお送りいただけると大変ありがたく存じます。 誠に申し訳ございませんが、分譲のご依頼を多く頂いているため、菌株を復元しての送付には対応することができません。誠に恐れ入りますが、ご理解とご了承の程をよろしくお願い致します。
依託研究等では菌株の発注者と請求書の宛先が異なる場合があります。このような場合も臨機応変に対応頂けると助かります。 菌株発注者と請求者が異なる場合にも対応いたします。「生物遺伝資源分譲依頼書及び誓約書」に従い、両方の宛先住所をご記入ください。
対応に不満はございません。分かりやすく丁寧だと思います。 ありがとうございます。今後も利便性が向上するよう努力いたします。
他機関に比べて利用の際の煩雑さが少なく、助かっています。
請求の仕方は簡単であり、敏速に対応して頂けたのでとても満足しております。
いつも早急なご対応ありがとうございます。
国内の分譲機関は数が減る一方ですが、これからも頑張っていただきたいと思います。 ありがとうございます。今後も努力いたします。
分与いただいた菌で、十分な成果が得られました。 ありがとうございます。今後ともNBRCをご愛顧頂きますようよろしくお願い申し上げます。
(注)ご意見・ご要望につきましては、文中の一部が伏せ字となっている場合がございます。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター  生物資源利用促進課
TEL:0438-20-5763  FAX:0438-52-2329
住所:〒292-0818 千葉県木更津市かずさ鎌足2-5-8 地図
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