バイオテクノロジー

第12回アジア・コンソーシアム会合の開催

全体概要


第12回アジア・コンソーシアム参加者

第12回アジア・コンソーシアム(ACM)は、ACMメンバーであるインドネシア科学院(LIPI の主催で2015年10月8-9日にジャカルタ・ボゴールにて開催されました。

参加機関(アルファベット順)

メンバー:
Bangkok MIRCEN-TISTR(タイ)、BIOTEC(タイ)、BIOTECH-University of the Philippines Los Baños(フィリピン)、IMBT-VNUH(ベトナム)、IMCAS(中国)、JCM(日本)、KACC(韓国)、KCTC(韓国)、KNRRC(韓国)、LIPI(インドネシア)、MARDI(マレーシア)、NBRC (日本)、USTCMS(フィリピン)計13機関
 
オブザーバー:
BCRC(台湾)、Biodiversity Research and Innovation Center-MIPR(ブルネイ)
 
特別講演:
辨野義己氏(理化学研究所)、Prihardi Kahar氏(神戸大学大学院工学研究科)、Jorg Overmann氏(ドイツDSMZ)、Philippe Desmeth氏(ベルギーWFCC)

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会合の概要

1.ACMシンポジウムI: Microorganisms for Energy, Health and Environment

ホスト機関であるLIPIのProf. Enny Sudarmonowatiライフサイエンス副長官が開会の挨拶を行い、ACM事務局長として福島参事官よりWelcome Remarksが述べられACM12が開幕しました。シンポジウムIでは、エネルギー、健康、環境に関連する微生物をテーマに講演者より下記の講演が行われました。

  • 「Microbial screening for bio-refinery research from Asian countries bio-resources」神戸大学大学院工学研究科 Prihardi Kahar特命助教
  • 「Current topics of relationships between gut microbiota and host」理化学研究所 辨野義己氏
  • 「Strategic rule of mBRC in enhancing the accessibility & utilization of microbial  diversity」DSMZ Jorg Overmann所長

2.ACMシンポジウムII: (BRC in Indonesia and CBD/NP)

シンポジウムIIでは、昨年9月に開所したIndonesian Culture Collectionの紹介と、インドネシアの生物多様性条約及び名古屋議定書対応に関するトピックスで、下記の講演が行われました。

  • 「The implementation of Nagoya Protocol and control of genetic resources of species in trade under CITES mechanism」
    Deputy Director for Genetic Resources Conservation of the Ministry of Environment and Forestry Indra Exploitasia Semiawan氏
  • 「Establishment of Indonesian Culture Collection (InaCC)」InaCCマネージャー  Achmad Dinoto氏
  • 「Microbial Diversity of Indonesia」LIPIバイオテクノロジーセンター研究員  Puspita Lisdiyanti氏
  • 「General Remarks on Future Biological Research Centre (BRC)」WFCC代表 Philippe Desmeth氏

3.Indonesian Culture Collection (InaCC) 見学

NITEとインドネシアLIPIは平成23年度より、独立行政法人科学技術振興機構(JST)と独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施している国際科学技術共同研究推進事業 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の中の、研究課題「生命科学研究及びバイオテクノロジー促進のための国際標準の微生物資源センターの構築」を共同で実施してきました。その成果として、平成26年9月にインドネシア初の微生物資源センターであるIndonesian Culture Collection (InaCC)が設立され、平成26年9月に開所しました。今回ACMメンバーがInaCCを訪れ、内部の様子や機器など興味深く見学しているようでした。各国の微生物資源センター整備の参考になることを期待します。

4.ACMシンポジウムIII: メンバーレポート

メンバー13機関とオブザーバーの台湾BCRC及びブルネイBiodiversity Research and Innovation Center-MIPRより1年間の活動・実績等のレポートが発表されました。インドネシアでInaCCが新設され、IMCAS(中国)も新たな微生物保存施設を建設中であること、BIOTEC(タイ)のThailand Bioresource Research Center (TBRC)が本格的に稼働し始めたことの報告などが行われ、アジア各国における微生物分野の進歩と、それに伴い生物遺伝資源センターの担う役割が大きくなっていることが示唆されました。

5.タスクフォース委員報告

 Asian Biological Resource Center Network(ABRCN)タスクフォース

TF議長の鈴木技監からACMメンバーに対して下記の要請が行われました。

  • ACMメンバー機関に対し、アジアの微生物資源のAccessibilityを向上するよう要請。
  • ACMメンバー機関の4機関(インドIMTECH、韓国KACC、モンゴルIB-MAS、ミャンマーパテイン大学)に対し、グローバルカタログへの加入を勧めた。

 Human Resource Development(HRD)タスクフォース

Rosario HRD-TF議長より今年度の活動報告が行われました。ベトナムIMBT、SEARCAがオーガナイザーとなり開催された「3rd ACM International Training- Workshop on Quality Control of Microbial-Based Fertilizers」が2015年3月11-13日にかけてベトナムIMBT-VNUHで開催されたとの報告がありました。参加者は講義セッション50名、ラボセッション30名。カンボジア、ラオス、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナムから参加。終了後の参加者の評価はかなり良いものであったとのことです。PNCMで行われたトレーニングは3件 ①Microbiological Analysis of Coconut Water Concentrate (CWC) Products (2015年6月25-26日開催)、②Maintenance and preservation of Microbial Cultures (2015年7月9日開催)、③Mirobiological Analysis of Refined Sugar (2015年8月4-7日開催)。その他PNCMの第13回シンポジウムに約250名が参加し、続いて行われたトレーニングワークショップ「Basic Techniques in Microbiology」には14名が参加したとの報告がありました。 最後にRosario議長より、第4回ACM International Training Workshopのホストを募集すると共にACMメンバーからのサポートを求めるアナウンスメントがありました。ホストを務めてもいい機関はRisario議長にメールで連絡してほしいとのことです。

 Management of Material Transfer of Biological Resources(MMT)タスクフォース

MMT-TF議長である安藤技監より、今年の活動が報告されました。NIEMAシステムについての論文が2014年に日本微生物資源学会誌 (12月号)に掲載されたこと、今年9月にアムステルダムで開催されたMIRRI WP9 (Legal operational framework for access)でNIEMAを発表したことが報告されました。

6.総会

総会では、(1)ACM11の議事録採択、(2)ACM Administrative Rules改正、(3)新規加盟希望機関のアナウンスメントについて報告及び議論が行われました。

議題1:ACM11の議事録採択

韓国Korea National Research Resource Center (KNRRC) が主催して開催した2014年のACM第11回年次会合(ACM11)について、KNRRCのProf. Yeonhee Leeから報告が行われました。参加者全員で内容を確認し、議事録が採択されました。

議題2:ACM Administrative Rules改正

ACM事務局よりACM運営ルール修正案が提案され、活発な議論が行われました。 今回の改正では、新規メンバー加盟手続きや総会の意思決定プロセスなどより明確化されることになりました。

議題3:新規加盟希望機関のアナウンスメント

新たなメンバー加盟について今回の総会で諮られることはありませんでしたが、数機関が加盟を希望している旨は報告されました。

ACM13(2016)の開催について

ACM13はInstitute of Microbial Technology (IMTECH)(インド)の主催で開催されます。

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