製品安全

Vol.410  8月9日号 「レジャー用品による事故」

夏真っ盛りですね。この季節はアウトドアでのレジャーを楽しまれる方々も
多いと思います。ですが、アウトドアで使用されるレジャー用品は毎年事故
が発生しており、製品の取扱いを誤ると重大な事故に至る恐れもあります。
安心して楽しむために、レジャー用品の注意事項を確認しましょう。

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項目一覧

  • 1.レジャー用品による事故
  • 2.製品事故収集情報(7月17日~7月30日 受付 158件)
  • 3.リコール情報(2件)
  • 4.その他の製品安全情報
    ・「2022年度 製品安全基本教育講座 第2講」のご案内
    ・2022年度NITE講座(認定センター)参加者募集のご案内
    ・「SAFE-Pro」のご案内(石油給湯機の事故データ286件追加)
    ・「SAFE-Lite」のご案内
    ・iPod nanoの製品事故に係る定期報告
    ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について

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1.レジャー用品による事故

【事例1】
   2口直結型のカートリッジガスこんろに鉄板を乗せて使用中、片方のガス
   カートリッジを取り外したところ、漏れたガスに引火する火災が発生し、
   こんろ及び周辺を焼損、1名がやけどを負った。 

 →2口直結型のカートリッジガスこんろを使用中、鉄板でガスカートリッ
      ジ上面全体を覆って使用したために、強い放射熱によって片方のガス
      カートリッジのプラスチック製バルブが溶け、もう一方のこんろの火
      を消さずにガスカートリッジを取り外したことによって、バルブから
      漏れ出たガスにバーナーの火が引火し、火災に至ったものと考えられる。
     
【事例2】
   ガストーチを点火したところ、破裂し、1名がやけどを負った。              

 →ガストーチのガス流路が虫の巣で塞がっており、逆流したガスが空気
    を取り込む穴から漏れ出たため、点火時の火花がガスに引火してカセ
    ットボンベが過熱されて破裂したものと考えられる。

【事例3】
 レジャー用折り畳みいすに腰掛けたところ、座面生地が破れ、転倒し、
   腰を負傷した。

 →日常的に日の当たる場所にレジャー用折り畳みいすを放置していたた
      め、日光などの影響により化学繊維の座面生地が劣化し、着座時に座
      面へ力が加わったことにより座面生地が破断し事故に至ったものと考
      えられる。

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【事例1の注意事項】
   カートリッジガスこんろの使用の際に大きな鍋や鉄板など、こんろ全体
 を覆う大きさの調理器具は使用しないでください。鉄板からの放射熱で
 ガスカートリッジが加熱され、プラスチック製バルブが溶けた場合、ガス
 漏れや内圧上昇によりガスカートリッジが破裂するおそれがあります。

【事例2の注意事項】
 ガストーチの使用の際には、ゴミや泥などが付着した状態で使用しない
 でください。ガスの流れを阻害し、異常燃焼に繋がる危険性があります。
 また、ガストーチとガスカートリッジの接続についてもご注意ください。
 接続が不十分だったために、接続部からガスが漏れて引火した事故が発生
 しています。取扱説明書の指示に従い、ガストーチの取付は確実に行って
 ください。

【事例3の注意事項】
 レジャー用折り畳みいす・ベッドなどは、使用前に変色や破れ、プラス
 チック部分のひび割れなどが無いか確認してください。また、取扱説明書の
 指示に従って、適切な場所で保管してください。レジャー用折り畳みいす・
 ベッドなどは、屋外など直射日光や風雨が当たることで、紫外線や水分、
 湿気などによって製品のプラスチック部分や繊維部分の強度が低下するため、
 使用時に破損するおそれがあります。

■その他のレジャー用品の事故情報も併せてご参照ください。
(映像資料:リンク先で動画が視聴できますので是非ご覧下さい)
 (1)カートリッジガスこんろ「1.直結型カートリッジガスこんろの破裂」
   https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/1263.html
 (2)カセットこんろ「7.2台並べたカセットこんろの破裂2」
   https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/nenshou/17122102.html
 (3)ガストーチ「3.漏れたガスに引火」
       https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/nenshou/2022042801.html
 (4)ガストーチ「4.傾けて点火し異常燃焼」
       https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/nenshou/2022042802.html
 (5)折り畳み式いす・ベッド「1.レジャー用折り畳み式いすの破損」
      https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/1261.html
 (6)折り畳み式いす・ベッド「2.レジャー用折り畳み式ベッドで指を挟まれる」
      https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/1262.html

(注意喚起ミニポスター)   
 (1)放射熱によるカセットこんろの爆発事故
      https://www.nite.go.jp/data/000086396.pdf
   (2)夏に気をつけたい事故
      https://www.nite.go.jp/data/000004856.pdf
 (3)レジャー用折りたたみいす等の事故
      https://www.nite.go.jp/data/000081411.pdf
 (4)ガストーチの事故
      https://www.nite.go.jp/data/000114305.pdf
 (5)ガストーチの使用前に点検を
      https://www.nite.go.jp/data/000136773.pdf

■その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「ガスこんろ」等をキーワード
 に検索していただけます。
   https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/accident/search/

 

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2.製品事故収集情報

消費生活用製品の事故情報収集状況
(7月17日~7月30日 受付 158件)
NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

製品名    ( 事故状況と件数 )

1.ベッドフレーム       ( 軽傷等  92件 )
2.バッテリーパック    ( 重傷等    6件 )
2.洗面化粧台           ( 破損等    6件 )
4.自転車                   ( 重傷等    4件 )
4.ガストーチ           ( 火災等    4件 )

最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html

事故情報の提供をお願いいたします。
事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html
 

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3.リコール情報

  • 株式会社NFブロッサムテクノロジーズ(法人番号:1020001133903)
          「リチウム蓄電池」2022/07/12(HP)
        【詳細】事業所リコール情報URLについては事業者にて準備中(製品の
          所有者に対しては事業者より連絡してお知らせしています)
  • フェローズジャパン株式会社(法人番号:3010701008643)
          「ラミネーター」2022/07/15(HP)
        【詳細】https://fellowes.co.jp/blogs/news/mercury_rcl

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4.その他の製品安全情報

・「2022年度 製品安全基本教育講座 第2講」のご案内

              一般社団法人KEC関西電子工業振興センター
 
本講座は製品安全の基本から個別の製品についてのIEC安全規格の具体的な
要求事項に加えて、IEC60950-1, IEC62368-1, IEC60335-1や電気用品安全
法の技術基準の性能規定化等の最新情報や製品リスクアセスメントの方法
を網羅しています。まもなく、第2講座の受講受付を8月29日で締切りますの
でご希望の方はお急ぎください。

第2講座の内容

【日時】2022年9月29日(木)
【講義内容】事故事例とリスクアセスメント
1) リスクアセスメントとは
2) リスクアセスメント手法
3) 事故事例とリスクアセスメント
4) リスク低減の方法と事例
5) 事故データベースの活用
6) リスクアセスメント実習

【講師】酒井 健一氏 NITE 独立行政法人 製品評価技術基盤機構
【参加費】KEC会員 7,000円 非会員 10,000円
【詳 細】 https://www.kec.jp/wp/img/committee/2022/anzen22.pdf
【申し込み先】 https://www.kec.jp/seminar/anzen22/

全講座共通の内容
【開催期間】2022年8月31日(水)~ 2023年2月1日(水)(通年全6回/選択受講可)
【会 場】Zoomによるオンライン
【参加費】KEC会員 7,000円 非会員 10,000円(1講座当たり)
【詳 細】 https://www.kec.jp/wp/img/committee/2022/anzen22.pdf
【申し込み先】 https://www.kec.jp/seminar/anzen22/

問合せ先:一般社団法人KEC関西電子工業振興センター
専門委員会推進部 事務局 藤田 泰男
TEL:0774-29-9041 E-mail:publication01@kec.jp

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・2022年度NITE講座(認定センター)参加者募集のご案内

NITEでは、例年、製品や化学物質の安全に関する知識、製品・サービスの品質
や安全性、信頼性に貢献する認証や認定制度に関する知識、微生物やバイオテ
クノロジーに関する知識、蓄電池や電力安全に関する知識などについての一般
向けセミナー「NITE講座」を開催しています。

今年度第一回目は、以下の通り「認定・認証」について、基礎的な内容から
国際規格の概要、その活用例などについて紹介します。
現在受講者受付中です、皆様のご参加をお待ちしております。


 【日時】2022年9月7日(水)13:30~15:30(予定)
 【実施形態】オンラインによるライブ配信(Zoomウェビナーを使用予定)
 【定員】1000名
 【受講料】無料
 【対象者】企業の新入社員の方や新たに品質管理を担当される方、認定・認証
              制度について興味のある方詳しくは募集ページをご覧ください。

 https://www.nite.go.jp/iajapan/information/iajapan-kouza_20220727.html

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・「SAFE-Pro」のご案内(石油給湯機の事故データ286件追加) 

NITEでは、主に製造事業者やその関係者の皆様に対してSAFE-Proという
サービスを提供しております。
SAFE-Proは、製品のリスクアセスメントに有効な信頼性解析手法である
FMEA・FTAの考え方を利用して、NITEが保有する製品事故情報を事故発生
シナリオとして参照・検索できる無料のツールです。
製造事業者やその関係者の皆様が安全性の高い製品を製造・提供するため
に実施するリスクアセスメントに活用できます。

この度、既存の石油給湯機の事故データ286件を追加しました。
今回の追加により、SAFE-Proの提供データは、24製品、3,381件になりました。
対象製品やデータの更新履歴は、SAFE-ProのWebページでご確認ください。
なお、この機会にSAFE-Proをご利用希望の場合は、SAFE-ProのWebページ
から利用申請をお願いいたします。

【SAFE-Pro】
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/safe-pro.html

製造事業者やその関係者の皆様がSAFE-Proを活用し、安全な製品が市場に
流通することで、皆様の安全で豊かな暮らしが創出されることを期待して
おります。

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・「SAFE-Lite」のご案内      

NITEは、より安心・安全な社会になることを目指して、製品安全に関する
情報を発信してきました。NITEのウェブサイトでは、事故情報データベー
ス、リコール情報や誤使用に関する注意喚起などを発信しています。その
中で、製品事故情報をどなたでも簡単にウェブ検索できるシステムとして、
「SAFE-Lite」というサービスを提供しております。

「SAFE-Lite」は、サービス開始以来、多くの方にご活用いただいています。
スマートフォンの小さな画面とタッチ操作に配慮したシンプルな操作性で、
6万件にも及ぶ製品事故情報を専門用語(例えば「異音」)でなく普段お使
いの言葉(例えば「ガラガラ」)で検索できます。

「SAFE-Lite」で製品事故を検索すると、同じ現象の事故だけではなく、
よく似た事故情報も表示されます。これにより、様々な視点から事故となる
危険性やその場合の被害状況などを調べられることで、事故の未然防止に
つながることを期待しています。

【SAFE-Lite】
  https://safe-lite.nite.go.jp/

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・ iPod nanoの製品事故に係る定期報告   

                           経済産業省

令和4年7月25日付、Apple Japan合同会社(旧 アップル ジャパン株式
会社)の経済産業省へのiPod nano(第一世代)の製品事故に係わる定
期報告がありました。令和4年6月1日から30日までの本体・バッテリー
交換件数は57件となっています。同社が対策を開始した平成22年8月11
日以降の本体・バッテリー交換件数の累計は307,673件となっています。

https://www.meti.go.jp/product_safety/download/kouhyou220726_2.pdf

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・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について  

                            消費者庁

 消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告の
 あった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

         7/26    11件
 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_220726_01.pdf

   7/29    11件
 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_220729_01.pdf

   8/2      7件
 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_220802_01.pdf

   8/5      8件
 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_220805_1.pdf

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編集後記

コロナが流行して以来、夏の帰省は控えていたのですが今年は地元の花火大会
に合わせて帰省できたらいいなと思っています。実家では花火の日はバーベキ
ューをするのが決まりなのですが、そのときに製品の使い方について家族に伝
えようと思います。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図