データタイトル | 他機関での菌株情報 | 遺伝子型 | 復元液 | データID | 菌株番号 | カタログURL | 生物種名 | 生物種名(著者名含) | 基準株 | 来歴 | 分離源 | 分類 | 培養温度 | 培養培地 | 親株(変異株の場合) | 付加情報 |
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データID | EXPE0000200000004 |
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データタイトル | 実験(水生不完全菌:抗菌スクリーニング試験・生産物の単離精製) |
実施機関名 | 味の素株式会社 |
実験に関するURL | |
【サンプル調製プロトコル】 | |
概要 |
○使用培地
スクリーニング用固体培地は、シラ21S培地を用いた。 100mL容三角フラスコに固層として、押麦3gと精白米3gを入れ、フラスコを手で振り押麦と精白米を混合した後、固体培地用添加液を8mL入れ、信越ポリマー製中空シリコ栓で蓋をした後、121℃20分滅菌した。培養器は、必要に応じ日電理化目盛付100mLガラス瓶4)に変更した。スケールアップ時は、固層と添加液の比率を同一の条件とし、必要に応じ500mL容の三角フラスコまたはルー型培養を用いて作成した。 ○植菌方法 滅菌した外径6mmストローを用い、コロニーの外周部から少し内側を菌糸ごと打抜きアガーピースを得た。アガーピース6個を1.5mLの滅菌水を張込んだ14mLファルコン製ラウンドチューブに入れ、滅菌した割箸を用いアガピースを砕いた後、100mL三角フラスコに作成した固体培地に全量を植菌した。培養スケールアップ時の菌体破砕時には、チューブドライブやエクセルオートホモジナイザーを適時使用した。 ○培養方法 20℃で14日間培養を行う。生育の確認は、固層上面と下面から目視で行う。固層上面と下面の両方で生育が悪かった株は、さらに追加で1-14日間、培養を継続した。 ○ブロスアウト方法 100mL三角フラスコ使用培養物を-20℃で一晩以上保管後、100mL三角フラスコ1本当たり20mLのアセトンを入れ4時間以上、室温で抽出した後、15mLファルコンチューブに入れた。抽出液は、-20℃で保管した。なお、抽出液を長期間保管する際はドラフト内で窒素ガス発生装置にて作成した窒素ガスを用いた試験管濃縮器により乾燥した。乾燥した場合は4℃で保管した。 |
培養温度 | 20℃ |
酸素要求性 | 好気性 |
培養時間 | 14日 |
【測定プロトコル】 | |
測定方法 |
○抗菌アッセイ方法
St:Staphylococcus aureus ATCC6538株に対する生育阻害 ペーパーディスクにサンプル液50μLをしみ込ませ室温で風乾した後、試験プレート上に置き、37℃で一晩培養した後、ディスク周辺の阻止円を観察し、その直径(mm)をデジタルノギスで測定した。試験プレートはMuller Hinton broth(Difco製)で約16時間培養した菌液1mLを、45℃で保管したMuller Hinton寒天培地45mLに混釈して作成した。作成したプレートは必要に応じ4℃で保存し、作成後7日以内に使用した。ペーパーディスクは、アドバンテック東洋製ペーパーディスク抗生物質検定用厚手8mmを用いた。 Cr:Candida rugosa AJ4513(自社株)に対する生育阻害 ペーパーディスクにサンプル液50μLをしみ込ませ室温で風乾した後、試験プレート上に置き、25℃で一晩培養した後、ディスク周辺の阻止円を観察し、その直径(mm)をデジタルノギスで測定した。試験プレートはPotato dexstrose broth(Difco製)で約16時間培養した菌液1mLを、45℃で保管したPDA(Potato Dextrose Agar(Difco製))培地45mLに混釈して作成した。作成したプレートは必要に応じ4℃で保存し、作成後7日以内に使用した。 An:Aspergillus niger ATCC10864に対する生育阻害 ペーパーディスクにサンプル液50μLをしみ込ませ室温で風乾した後、試験プレート上に置き、25℃で一晩培養した後、ディスク周辺の阻止円を観察し、その直径(mm)をデジタルノギスで測定した。試験プレートは胞子液1mLを、45℃で保管したPDA培地45mLに混釈して作成した。胞子液は、予めPDA培地上で作らせた分生子を0.02%液で洗いだし、菌糸片を除き(濾過)、胞子数を調整(1×105/mL)し、胞子液とした。胞子液は小分けにし、-80℃で保存し、用事融解して使用した。作成したプレートは必要に応じ4℃で保存し、作成後7日以内に使用した。 Phy:Phytophythora capsici NBRC8386に対する生育阻害 Phytophythora capsiciの生育したコロニーを滅菌した外径6mmストローで打ち抜き1/20 PDA寒天プレート9)の中央に植えつけ25℃、4日間培養した。ペーパーディスクにサンプル液50μLをしみ込ませ室温で風乾した後、同心円状に生育したNBRC8386の先端から2mm離れた位置におき、さらに25℃、2日間培養して生育の阻害強度を目視により判定した。 阻害強度は、+:弱 ++:強 +++:非常に強 の3段階で判定した。 ○生産物の単離精製 基本的には図1に示したフローによって行った(その他資料参照)。 ○抗菌スペクトル 取得物質を少量のメタノ-ルで溶解した後、検定培地(グリセロール2%、ペプトン(Difco製)0.5%、酵母エキス(Difco製)0.5%、燐酸カリウムpH 6.5緩衝液終濃度25mM 精製水使用)で等倍希釈系列を作製した。その溶液に各々の被検菌を接種(約104個胞子/mL)し、96穴プレートを用い、25℃で2日間培養して、生育阻害の認められない最小濃度(MIC)を求めた。 |
測定ツール | |
【データ解析プロトコル】 | |
解析方法 |
生産物の構造解析
以下の機器を用いて解析を行った。 |
解析ツール | IR spectra : JASCO FT/IR-7000S spectrometer |
UV spectra : JAFCOUbest-50 UV/VIS spectrophotometer | |
NMR spectra : Burker ARX 400 (400MHz) or Burker ARX 600 (600MHz) spectrometer | |
Mass spectra : Applied Biosystems Mariner Biospectrometry Workstation in positive ESI mode. Polyproplene glycol(PPG) was used an intenal standerd for high-resolution analysis. | |
関連情報 |
このデータにリンクしている情報 |
1.微生物株情報
2.微生物種情報
6.解析データ情報
6-1.ゲノム
Not found
6-2.画像
Not found
6-3.その他データ
6-4.MALDI
Not found
10.プロジェクト情報