適合性認定

【ニュースリリース】NITEは地球環境や動物福祉に配慮したアパレル製品の普及の推進を認定の仕組みで応援します

 NITE(ナイト)[独立行政法人 製品評価技術基盤機構 理事長:辰巳 敬、本所:東京都渋谷区西原]は、テキスタイル・エクスチェンジ※1認証制度(TE認証制度)における認定機関として、本日、令和2年7月31日から同制度の認証機関の認定サービスを開始しました。
 TE認証制度は、地球環境に優しいオーガニックコットンやリサイクル繊維、動物福祉に配慮されたウールやダウンを使用したアパレル製品などを対象とした国際的な認証制度で、SDGs (持続可能な開発目標)※2達成にも貢献できるアパレル製品の普及を推進しています。既に、大手アパレル企業が同認証制度を調達要件として活用し始めるなど、この認証制度は、今後、大きく普及していくことが期待されています。
 この度、NITEがTE認証制度の認定機関としてサービスを開始することによって、今後、国内で同認証制度の認証機関が活動を開始し、TE認証を取得しやすい環境が構築されます。これにより、日本のアパレル製品がTE認証製品となれば、地球環境や動物福祉に配慮した製品であることが証明され、アパレル企業は高い倫理観をもつ消費者に対しても自社製品の適切性を強く訴えることができます。また、TE認証の取得によって、日本のアパレル企業の競争力を強化することが期待されます。




    ※1 テキスタイル・エクスチェンジ
      2002年“Organic Exchange”としてその活動をスタートさせたアメリカ・テキサス州に本部を置く
     NPO/NGO。25以上の国から260以上の企業や団体が加盟している。
     テキスタイル・エクスチェンジはブランド、小売業者、工場、原料のサプライヤーや農家などの主要
     な利害関係者を一同に集め、サステナブル繊維の社会的/環境的利点を学ぶことで、サステナブルな
     素材がより浸透することを目的とした新しいビジネスモデルやツールを開拓している。
     主な活動内容は、①利害関係者の情報交換の場を提供、②グローバルなデータの収集と提供、③国際
     認証基準の策定と運用、の3点がある。
     2020年7月時点で欧米アジアの6認定機関が及び欧米・アジア・南米の18認証機関がTextile Exchange
     に登録しており(日本の認定機関や認証機関は登録されていない)、
     Textile Exchange制度でこれまでに13,824件の認証件数が発行されている(このうち日本企業の認証
     取得件数は81件)。
      人気ファストファッションブランドのZARA、H&M、UNIQLO、GU、GAPなどがメンバーとなって
     いるほか、日本でも人気のハイブランドのLouis Vuitton、Dior、Fendiなどが属するLVMHやBurberry
     やGucci(Kering)などもメンバーに名前を連ねるなど、多くのアパレル企業から注目されている。
        外部リンク: テキスタイル・エクスチェンジ メンバー一覧

    ※2 SDGs (持続可能な開発目標)
      2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載され
     た2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のこと。17のゴール・169のターゲット
     から構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っている。
        外部リンク: SDGsとは? [外務省のページ]

公表日

令和2年7月31日

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発表資料

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独立行政法人製品評価技術基盤機構 認定センター
TEL:03-3481-1946  FAX:03-3481-1937
住所:〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-10 地図
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