製品安全

事故情報特記ニュースNo.43

2001.9.25

「ほっとく鍋」に関する事故について(注意喚起)

家庭用の「ほっとく鍋」に関する事故情報が、独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下「機構」という。)に報告されています。
現在当機構においては、当該事故の原因究明を行うことを検討中ですが、事業者に対する調査の結果、同様の事故の再発防止のため、事故の発生状況を紹介して使用者に注意を呼びかけることとしました。

  • ※当該製品は、輸入品のステンレス製二重構造(内なべと外なべをなべの底と縁部で結合)のなべで、なべに保温性を持たせるため、なべ側面に空気層を設けた構造を有している。

1.「ほっとく鍋」に関する事故事例

  1. (1)当該製品に6割程度の油を入れ2~3分加熱したところ、内なべと外なべが剥がれ、内なべが天井まで飛び、天井2カ所に穴があいた。
    また、当該製品の中の油が周囲に飛散し使用者に油がかかったが、油の温度が低かったため怪我はなかった。
  2. (2)当該製品に油をひき、空で温めていたところ、数分後バーンという大きい音と共に当該製品がガスこんろから床に落ちた。当該製品を見ると内なべの底が変形し、盛り上がっていた。
  3. (3)中火より少し弱い火力で当該製品を温めていたところ、内なべが剥離して飛び、換気扇に当たってはね返ったものが使用者の顔にあたったため、むち打ち症となった。
  4. (4)揚げ物を調理するため、油をなべの3分の1入れて強火で加熱していたところ、2~3分後に内なべが剥離し、1m上方の換気扇にあたった。油が天井一面に飛び散り、使用者の背中と手にはねたが、油の温度がそれほど高くなかったため火傷にはいたらなかった。
  5. (5)当該製品で材料を炒めていたところ、なべの内側が飛び出した。使用者は飛び出した内なべで右手の親指と小指を切り、手首に火傷を負った。

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2.当該製品に関する対応

当該製品の輸入事業者から、事故は、使用中に①なべの空気層に水が入った②強火で使用された③なべの空気層に水が入った後に内なべと外なべの縁が閉じて完全密閉の状態になった、の3条件が重なったことが原因で発生した可能性が高いとの報告を受けております。
このため、事業者においては、当該製品を改良品と交換する等の対応を実施しているところです。

対象製品は下表のとおりです。当該製品をお持ちの方やご不明な点がある方は、事業者に連絡されるようにお願いいたします。

当該製品
製品名 対象製品 事業者名等 連絡先
ほっとく鍋
サイズ(直径):
14、18、20、22、24㎝
販売時期:
2000年9月~
アーネスト
株式会社
0256-64-2525
(問い合わせ先)
独立行政法人製品評価技術基盤機構
生活・福祉技術センター製品安全技術課
菅沼、岡野、山田
電話03-3481-1921(代表)

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図