製品安全

ついうっかりでガス漏れ・引火の事故が!
~ガス栓の接続を点検しましょう~

本件の概要

発表日:
令和2年3月26日(木)
発表資料:
ついうっかりでガス漏れ・引火の事故が!~ガス栓の接続を点検しましょう~
映像資料:
ガス栓・接続具「3.未使用のガス栓を誤開放しガスが漏れ引火」 
ガス栓・接続具「4.差込不足のソケットからガスが漏れ引火」
資料の概要:
  ガス栓、ソケット及びゴム管・ガスコード(以下、「ガス供給器具」という。)※1の誤使用や不注意による事故が毎年発生しています。ガス供給器具の接続不良や、何も接続されていないガス栓の開放でガスが漏れ、こんろの火などが引火する事故が発生しています。これらは爆発などを伴う重大な事故に至るおそれがあります。NITEでは、誤使用や不注意によるガス漏れ事故を防ぐため、使用上の注意点や点検方法を解説し注意喚起します。

 2009年度から2018年度の10年間にNITE(ナイト)に通知のあった製品事故情報※2では、ガス供給器具の事故は合計474件※3ありました。そのうち、誤使用や不注意による事故が261件(55%)を占めています。
 使用しているガスの種類(LPガス、都市ガス)を確認し、ソケットやゴム管・ガスコードを正しく接続する、使用していないガス栓にはガス栓カバー※4などを取付けるなどして、事故を未然に防ぎましょう。

2020年3月プレス本文挿絵 ■ガス供給器具の事故事例
  • ・ソケットがガス栓に適切に接続されておらず、隙間からガスが漏れ、こんろの火が引火する事故が発生した。使用者はソケットがガス栓に引っかかっていたため、適切に接続されていると誤解していた。
  • ・未使用栓(ガス機器と接続されていないガス栓)を誤って開放したため、漏れたガスに引火し、軽傷を負う事故が発生した。
  • ・ガスこんろの下を通した状態でゴム管が接続されていたため、ガスこんろ使用時の熱でゴム管が炭化し、漏れたガスに引火する事故が発生した。

■ガス供給器具の事故を防ぐポイント
  • ○ソケットは、ゴミなどが付着していないことを確認し、カチッという音がするまでしっかりと差し込んだ上で容易に外れないことを確認してください。
  • ○ゴム管が湾曲しないよう、ゴム管の長さとソケットの形状を適切なものを選んでください。
  • ○ガス栓を開けるときは、ガス栓からガス機器まで接続されていることを確認してください。
  • ○使用していないガス栓にはガス栓カバーなどを取付けてください。
  • ○ゴム管・ガスコードは、ガス機器など燃焼機器の下や排気口の前や上を通さない。

■ガス臭がしたりガス漏れの音が聞こえたりした場合の対処
  • ○すみやかに火気を全部消し、ガス栓を閉めてください。その後、窓や戸を開けて室内の空気を入れ替え、ガス事業者へ連絡してください。

  • (※1) 本資料で対象とする製品は、本文資料2ページを参照。
  • (※2) 消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含める。
  • (※3) 重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
  • (※4) ガス栓カバーとは、誤開放防止のための安全機器。詳細は、本文資料12ページを参照。

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