製品安全

調理家電は正しく使いましょう
~電子レンジ・オーブントースターの庫内の汚れは NO!!~

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本件の概要

発表日:
令和3年5月27日(木)
発表資料:
調理家電は正しく使いましょう~電子レンジ・オーブントースターの庫内の汚れは NO!!~
映像資料:
オーブントースター「1.食品が過加熱で発火」
オーブントースター「2.庫内の汚れが発火」
資料の概要:
2021年5月挿絵001   新型コロナウイルス感染症の影響から、家にいる時間が長くなったことで、家庭内で料理や飲食を行う機会が増えています。調理家電の売り上げは増加しており、電子レンジやオーブントースターなどが人気です。一方で、使用機会が増えることで製品事故も増えており、2020年は調理家電の火災事故(焼損事故を含む)が2019年に比べて14%増加しています。2016年から2020年の5年間にNITE(ナイト)に通知のあった製品事故情報※1では、調理家電の事故が490件ありました。調理家電の事故の中では、電子レンジの事故が最も多く、誤った使い方による事故がたびたび発生しています。
 身近にある電子レンジやオーブントースターの扱いには改めて注意を払い、事故を未然に防ぎましょう。
 

■事故事例

  • ○電子レンジの庫内に食品かすが付着した状態で使用したため、食品かすが加熱され、炭化してスパークして発火した。
  • ○電子レンジで肉まんを必要以上に長い時間加熱したため、炭化し発火に至った。
  • ○ゆで卵を電子レンジで加熱したため、破裂し、電子レンジのプレートが割れた。
  • ○コーヒーをオート調理機能で加熱したところ、コーヒーが過加熱状態となり、庫内から取り出す際の振動などにより突然沸騰して飛び散り、顔にやけどを負った。

■事故を防ぐポイント

  • ○庫内が汚れていると、その汚れである付着した食品かすが燃えるおそれがあるので、こまめに掃除し、汚れを残さないようにしてください。
  • ○食品を加熱し過ぎると炭化して燃えるおそれがあるので、加熱時間をあらかじめ確認してください。
  • ○卵など殻のある食品やウインナーなどの膜のある食品は破裂するおそれがあります。加熱する前に対象をよく確認してください※2
  • ○加熱していたものが突然沸騰する現象(突沸現象)※3に注意してください。特にカレーやシチュー、みそ汁などは起こりやすく、事前によく混ぜる・少しずつ加熱するなどの対策が必要です。
  • ○加熱途中で不意に止まる、ターンテーブルが回らないなど、製品の動きがおかしいと思われる場合は、使用を中止してください。
  • (※1) 消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含む。
  • (※2) 本文資料P.7「電子レンジで加熱してはいけない食品と注意すべき食品の例」及び本文資料P.8「電子レンジに使用できるものとできないものの例」参照。
  • (※3) かくはんや振動が少ない状態で加熱されると、液体がその沸点を超えても沸騰しないことがある。この状態の液体は衝撃などをきっかけに突然激しい沸騰をしたりします。

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独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
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