化学物質管理

OECD QSAR Toolbox

 QSAR Toolboxは、カテゴリーアプローチによる評価を支援するためのシステムでOECDのホームページから無料で公開されています。QSAR Toolboxには、各国から提供された種々の有害性試験データや、化学物質をグループ化するツールなどが集積されています。これらにより、カテゴリーアプローチに使用するデータや評価手法の国際共有化が図られ、国際整合性を持った評価が行える仕組みとなっています。
 QSAR Toolboxは2008年3月に最初のバージョンが公開され、その後、継続的にデータ更新や機能の改良が行われています。QSAR Toolboxの管理・運営は、OECDのQSAR Toolboxマネージメントグループにより行われています。

(参考)
・QSAR Toolboxの概要についてはこちらをご覧ください。
・カテゴリーアプローチを含むグルーピングの概要についてはこちらをご覧ください。
 

QSAR ToolboxへのNITEの貢献

 NITEは、QSAR Toolboxマネージメントグループにおける議論に参画すると共に、QSAR Toolboxに化審法の既存化学物質の分解性・蓄積性の試験データを提供するなどの貢献を行ってきました。
METI/NEDOプロジェクトで開発したHESSシステムは、QSAR Toolboxと互換性のあるシステムとして、QSAR Toolboxマネージメントグループと連携しつつ開発を行い、QSAR Toolboxには、HESSの反復投与毒性試験データや反復投与毒性を対象に化学物質をグループ化するツールが搭載されています。
 NITEでは、QSAR Toolboxマニュアル類の和訳、使い方に関する和訳、使い方に関する事業者への説明会を実施しています。

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QSAR Toolboxマニュアル類

<NITEの仮訳>
OECDのQSAR Toolboxページに公開されている一部のマニュアルをNITEで仮訳いたしました。ぜひご活用ください。


 <NITEのマニュアル>
QSAR Toolboxの使用方法について、NITE独自でマニュアルを作成しております。こちらもご覧ください。

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化審法における分解性、蓄積性データ一覧

 化審法既存化学物質の安全性点検結果(分解性・蓄積性)及び判定済み化審法新規化学物質並びにその変化物である既存化学物質の蓄積性に関するデータを解析用データとして公開しています。
 OECD QSAR Toolbox version 3.2を利用して、これらの公開データをデータベースとして活用する方法については、上記「OECD QSAR Toolbox version 3.2を用いた公開データの活用方法に関するマニュアル」をご覧ください。 類推による届出や構造活性相関の解析などにご活用下さい。

既存化学物質

判定済み化審法新規化学物質

 

 下記の判定済み物質のうち、蓄積性に関するデータがあるものを掲載しております。

・昭和49~61年度に判定された新規化学物質の変化物である既存化学物質

・昭和62~平成29年度に判定された新規化学物質及びその変化物である既存化学物質

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NITEの一特/監視物質プロファイラー

『少量新規化学物質における分解性・蓄積性の評価フロー』で使用している『第一種特定化学物質・監視化学物質との構造類似性物質を検出するOECD QSAR Toolbox用のツール(一特/監視類似物質検出ツール)』を公開しています。
詳細はこちらからご覧ください。

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最終更新日

2024年3月29日

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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター  安全審査課  QSAR担当
TEL:03-3481-1812  FAX:03-3481-1950
住所:〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-10 地図
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