化学物質管理

動物実験代替法(QSAR、Read-across、IATA)

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化学物質の安全性評価の効率化や動物愛護の観点から、動物実験代替法の活用が世界的に推進されています。当機構は、動物実験代替法の手法としてQSAR1)、Read-across2)、IATA3)を中心に、化学物質の安全性評価への活用を推進する取組を行っています。
 

  1. 1) 定量的構造活性相関(Quantitative Structure-Activity Relationship: QSAR):数理モデルを用いて化学構造を基に化学物質の有害性を推計する手法。
  2. 2) Read-across:化学物質の有害性を試験データのある類似物質からエキスパートジャッジにより推計する手法。   カテゴリーアプローチや類推の類義語。
  3. 3) 試験と評価に関する統合的アプローチ(Integrated Approached and Testing Assessment:IATA):様々なタイプの情報を統合して化学物質の有害性の評価や試験戦略の立案を行うアプローチ。

 OECD Integrated Approach to Testing and Assessment(IATA)の開発における有害性発現経路(Adverse Outcome Pathway(AOP))の利用に関するガイダンス文書の和訳文書(OECD承諾済)

 

IATA(試験と評価に関する統合的アプローチ)の概念図です。NITEでは、IATAで用いられる動物実験代替法として、分解性・蓄積性試験に関するQSARやリードアクロス、人健康影響に関する有害性評価に関するQSARやリードアクロス、PBKモデルなどに取り組んでおります。

最終更新日

2023年9月8日

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  • 少量新規化学物質における分解性・蓄積性の評価フロー
  • 化審法の少量新規化学物質の申出における分解性・蓄積性の評価フローの解説、関連ツールの公開を行っています。
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  • 未点検既存化学物質の実測試験優先度の検討、化学物質in silico評価検討会、カテゴリーアプローチによる化学物質の生物濃縮性予測に関する検討結果について紹介しています。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター  安全審査課  QSAR担当
TEL:03-3481-1812  FAX:03-3481-1950
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